タカラ塗料のブログ

DIYで壁紙を塗ることは何が失敗になる?・・・色ムラ編

タカラ塗料の大野です。

壁紙を塗ってみたいけれど、失敗したらどうしよう、ぐちゃぐちゃになったらどうしよう、と考えて一歩踏み出せない方もいらっしゃると思います。

そんな方に起こりうる失敗とその対策や対処について書いていきたいと思います。

今回は「塗装の何が失敗?色ムラ編」です。

お客様とお話していると「失敗したら大変」という声が多いです。

とはいえお客様は塗装の何が失敗か、ということにあまり気づいていない模様。今回はそのあたりについて書いていきます。

まずよく言われる塗装の膜(塗膜)の失敗は下記になります。

・はがれ

・硬化不良

・色ムラ

・塗料のたれ

・凸凹のス

などです。

この中で「硬化不良」は前回書いた壁紙用の塗料を使うことで間違いなく回避できます。
「はがれ」についても前回書いたコーティング壁紙に気を付ければ大丈夫です。

この中でもおそらく塗料を塗ったことのがないほとんどの方が気になる「色ムラ」について書いていきたいと思います。

京都店の店頭で実演塗装をしているときによくお客様がおっしゃるのが
「ムラにならないんですね」
ということです。
それだけムラを気にされているのがわかります。

おそらくですが学校の授業などで水性の絵具を画用紙に塗って行くとなかなか均一な色にならなかった、という記憶からだと思います。
しかし画用紙に絵具を塗るのとでは結構な違いがあります。

絵具が色ムラになる理由

・絵具によっては色のつきが悪い

絵を描く、という特性もあると思いますが、同じ色を使っても濃淡がつくように、下地を覆いかぶせる力(隠ぺい力)があまり強くありません。
まずはこの経験から色ムラを気にされるのだと思います。塗料は下地を見せるような塗り方を想定していないので隠ぺい力は強めに設定されます。

・絵具によっては重ね塗りで溶ける

よく「水性塗料って乾いてから水がかかったら溶けないの?」と聞かれますが、こちらもこの絵具での経験からだと思います。
水性絵具は乾いてからも水がかかると溶けます。ですので色ムラなく塗ろうと思うともう一度重ねたいところなのですが、その時に新たに塗る絵具が乾いた絵具を溶かしてしまいます。

ですので色ムラがなくなるどころか、またムラになってしまうのです。

・絵具を画用紙にたくさんつけるとふやけてしまう

これも絵具を学生時代に塗ったことがあると気になるポイントのひとつかもしれません。
画用紙に絵具で空を書こうとした場合、たくさんの面積を塗るので塗りやすいように水で薄めると思います。水をたくさんいれた状態で空を塗っていくと水を吸った画用紙がどんどんふやけてしわになり、少しいやな気持ちになっていくと思います。

そんな経験から大丈夫かな?という気持ちになるのかもしれません。

塗料が色ムラにならない理由

・隠ぺい力が強くなるように設計されている

塗料は下地を覆い隠しきれいにな均一な色になることを目的にしています。そのためしっかりと色がつきます。

・塗料は一度乾くと溶けない

基本的には壁紙を塗るような塗料は一度乾くと水では溶けません。ですので、塗って色ムラが出ていても、乾いてからもう一度塗ればどんどん隠ぺいして色ムラはなくなっていきます。

・壁紙はたくさん塗料をつけてもふやけない

たくさん塗料をつけるよりも2度塗りするほうが乾燥も早くきれいに仕上がるのですが、もしたくさんつけてしまっても壁紙はふやけることはありません。

上記の理由から壁紙を塗るような水性塗料、そして艶消し塗料の場合にはしっかりと塗れば色ムラは起こらない、ということになります。

気になる方は京都店の店頭にて塗装体験ができますので、そちらで試していただければ不安を解消できるかと思います。

その他壁紙塗装の失敗のリカバリー方法などについてはこちら>>

家の階段の手すりを黒皮アイアン風に塗り替えたい!【タカラ塗料店頭相談事例】


先日女性のお客様が家の階段の手すりを塗り替えたいとのことでタカラ塗料大阪本社店頭にご来店くださいました。
「黒皮アイアン風に出来るブラックスケールメタリックの塗料で塗り替えたいけど、塗装方法が分からないので相談しにきました!」とのこと。
手すりの素材をお伺いすると、塗料との密着が悪いステンレス素材とのことでしたので、塗装方法と併せて密着を良くする下塗りも選定させていただきました✨


☝ブラックスケールメタリック

また、手すりのように手で沢山触るような場所は、皮脂の影響によってべたつきが起こるので、
べたつきを防ぐ効果のあるクリアをご案内しました🙌
お客様は「塗装方法や必要な下塗り、クリアのことはよく分かったのですが、
塗装初心者なので、どういう道具が必要なのかも分からない。」と不安そうなご様子でした。

そのため、用意する道具の選び方や、塗装のコツもお伝えさせていただいたところ、
「分からないことを全て相談できたので不安が解消されました。店頭で相談しにきてよかったです!」とおっしゃってくださいました。

塗装方法や必要な道具が分からないとお悩みのお客様は是非一度お気軽に相談くださいね♪
タカラ塗料大阪本社では幅広い知識を持ったスタッフがお待ちしております。

▼大阪本社ーアクセスー
住所 〒557-0063
大阪府大阪市西成区南津守4-3-17
TEL 06-6659-2321/FAX 06-6659-2323

営業時間 9:00~17:00
定休日 土日祝
店舗情報の詳細はこちら>>

DIYで壁紙を塗ることは何が失敗になる?・・・たまに塗料が引っ付かない壁紙がある編

タカラ塗料の大野です。

壁紙を塗ってみたいけれど、失敗したらどうしよう、ぐちゃぐちゃになったらどうしよう、と考えて一歩踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そんな方に起こりうる失敗とその対策や対処について書いていきたいと思います。

今回は「たまに塗料が引っ付かない壁紙がある編」です。

前回壁紙、といってもたくさんのタイプがあるとお話しましたが、ビニールクロスタイプの壁紙の中にも汚れ防止のコーティングがされていたり、光触媒なんとかのタイプもあるそうです。
そういうタイプの壁紙の場合は「壁紙用」という塗料を使っても塗料がひっつかない場合があります。

壁紙の上に塗る塗料が汚れとみなされてはじかれたりしてしまい、爪で掻いたり、テープを貼るとはがれてくる場合があります。

そこで、コーティングされている壁紙を塗装する場合について、対処法を考えてみました。

すでにコーティング壁紙だとわかっていて、その壁紙を塗りたい場合

・年数がたっている壁紙はそのコーティングがとれていて塗料が引っ付く場合がある

コーティング層というのは塗料の膜よりもだいぶん薄い層で、数年で経年劣化でなくなってしまう場合が多いです。一度目立たないところに壁紙用の塗料を塗って確かめてみましょう。

・そもそも塗ってみたら引っ付く場合もある

一度目立たないところに塗ってみて、乾燥後テープを貼ってはがしたりしてみましょう。テープに塗料がつかない、またはついてもそんなに多くない場合は、そのまま塗っても大丈夫でしょう。そもそも壁にテープを貼る機会は少ないですし、ちょっとはがれたぐらいでしたらそこだけ塗りましょう。

・壁紙を400番程度のペーパーでやすりがけして塗ってみる

コーティング層はずいぶんと薄いため、軽いペーパー掛けで落とすことができます。目立たないところで試してみましょう。

・上記を試して全然引っ付かなければその壁紙をはがしましょう(笑)

おそらくその壁紙が気に入らないので塗りたいのだと思うのですが、そうであれば、そもそもその壁紙をはがしてしまってはどうでしょうか?はがせば塗ることができます。

塗ってからよく塗料が剥がれることに気づき、コーティング壁紙だと気づいた場合

・壁紙をはがしてしまうしか対処はないです

塗ったあと、壁紙から塗料がよく剥がれると思った場合は、塗料のみを完璧に壁紙から落とす方法は考えにくいですし、その上から新たに塗料を塗ったとしても下の塗料が壁紙と引っ付いていていないのでよりはがれてくる場合があります。
そんな場合は壁紙ごとはがして塗りなおすしか対処方法はないでしょう。。

いかがだったでしょうか?

おそらくもともと少し高いコーティング系の壁紙を選ばれるということは、それだけ内装にこだわられていて、それでも気になるから壁を塗り替えたい、と思われている方はその壁紙をはがしてしまうという選択肢もあります。

タカラ塗料のスタッフでは壁紙を塗って、気に入らないからさらにはがして塗り替える、ということもよくやります。塗装ならでは風合いを出すことができるからです。

ぜひチャレンジしてみてください。

その他壁紙塗装の失敗のリカバリー方法などについてはこちら>>

ニュアンスのあるムラ感を表現できる塗料で店舗の壁を塗り替えたい!【タカラ塗料店頭相談事例】

「店舗の壁紙を剥がし、石膏ボードの壁の上から塗装を行いたいと考えている。
仕上がりイメージとしては、1色で仕上げるのではなく何色かを使ってニュアンスのあるムラ感がある仕上がりにしたいんです!」
と店舗設計のお仕事をされているお客様がが大阪本社店頭にご来店くださいました。

お客様の仕上がりイメージに沿って、タカラ塗料のエイジング塗料や、
オリジナルカラーでニュアンスのあるムラ感を表現できる方法をご案内させていただきました✨

ご案内させていただいた中から、3色の塗料を塗り重ねていくだけで、
簡単にコンクリート風の表現ができるエイジング塗料の「コンクリートエフェクトペイント」が気になるとのこと。

実際に店舗の壁と色を合わせて確認してみたいとのことでしたので、
塗ってみたい場所に当てて、完成をイメージを想像することができる、
A4サイズのコンクリートエフェクト色見本板を販売していることをお伝えさせていただくと、
「これで店舗の壁に実際に合わせて確認してみます!」と色見本板をお買い求めくださいました。

「なかなかイメージ通りの商品が見つからなかったけど、色んな提案をしてもらって、
イメージに合いそうな塗料を見つけることがよかった~」とお話しされていました💕

今回のお客様のように、仕上がりイメージに合った塗料の選定のお問い合わせ以外にも、
どうやって塗るの?この場所には塗れるの?何が必要になる?
こんな色が欲しいんだけど作ってもらえるの?など、
どんなことでも大丈夫ですので、是非、ご気軽にご相談くださいませ🌻
当店の接客スタッフは全員幅広い知識を持っております!

▼大阪本社ーアクセスー
住所 〒557-0063
大阪府大阪市西成区南津守4-3-17
TEL 06-6659-2321/FAX 06-6659-2323

営業時間 9:00~17:00
定休日 土日祝
店舗情報の詳細はこちら>>

DIYで壁紙を塗ることは何が失敗になる?・・・塗料の選定編

タカラ塗料の大野です。

壁紙を塗ってみたいけれど、失敗したらどうしよう、ぐちゃぐちゃになったらどうしよう、と考えて一歩踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そんな方に起こりうる失敗とその対策や対処について書いていきたいと思います。
今回は塗料の選定編です。

壁紙といっても、紙のタイプの壁紙やビニールクロスの壁紙、布、珪藻土が塗られているタイプ、塗装されている壁紙など様々なタイプがあります。
特にこの中で注意が必要なのは、ビニールクロスの壁紙です。

ほとんどのご家庭に採用されているビニールクロスがなぜ難しいのかというと、壁紙用の塗料を塗らないと「べたついてくる」からなのです。
原因は、壁紙に入っている「可塑剤」(かそざい)というビニールを柔らかくするための添加剤があるのですが、塗料を塗ると塗料がその可塑剤を吸い上げて表面に出てくることがあります。
可塑剤が表面に出てくると、塗料の膜(塗膜)はいつまでも乾かないように感じるようなべたつきが起こります。せっかくきれいにしようと思って塗料を塗ったのにべたついてしまうと、余計にホコリを吸着してしまいます。

まず失敗しないためには「壁紙用」と書かれた塗料を購入すること。

壁紙に対応した塗料は可塑剤が上がってくることを抑えてべたつきが起こりません。
タカラ塗料店頭では「壁紙に塗る」と伝えていただければ壁紙用の塗料でおつくりします。

もし壁紙用ではない塗料で塗ってしまい、べたつきが起こってしまったらどうすればいいか?
その場合はさらにその上に壁紙用の塗料を塗れば、べたつきを抑えてきれいにすることができます。

塗るにあたって心配であればぜひご相談ください。

その他壁紙塗装の失敗のリカバリー方法などについてはこちら>>

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タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」「こんな色で塗ってみたい」「あんな商品があったら便利なのに」
という声を日々いただきます。
その声にお応えすべく、既製品にないものは自分たちで開発。そんな思いから生まれた、タカラ塗料ならではのオリジナリティ豊かな商品をご紹介します。

  • タカラ塗料オリジナルカラー

    142色の美しいマットな TAKARATORYOオリジナルカラー

  • 水性ステイン

    珍しいホワイトや古材風色の 水性ステイン

  • ペインタブルテープ

    貼って塗って剥がせば原状回復 ペインタブルテープ

  • ラストブロック

    サビを完全に落す必要なしの下塗り剤 ラストブロック