タカラ塗料のブログ

DIYで壁紙を塗ることは何が失敗になる?・・・塗装のス編

タカラ塗料の大野です。

壁紙を塗ってみたいけれど、失敗したらどうしよう、ぐちゃぐちゃになったらどうしよう、と考えて一歩踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そんな方に起こりうる失敗とその対策や対処について書いていきたいと思います。

今回は「塗装のス編」です。

前回タレについて書きましたが、それは塗料を塗るときに分厚く塗ると起きるトラブルでした。
今回の塗装のスは塗料がどちらかというと少ないときにおこるトラブルです。まあトラブルというよりは「まだ塗れてない」だけなんですが。。

塗装のスは見つけにくい

塗装のスとはこういう状態のときのことです。
よくわからないですよね。拡大しますと・・・

さらにコントラストをつけると・・・

中のほうに塗れていない白い部分があるのが見えると思います。これがスです。
「塗れた!」と思っていても乾いてみたらこのようにスがあった、ということが多いです。

白から白へ塗り替える場合は目立ちにくいですが、色をつけると結構目立ったりします。
なぜこのようなことになるのでしょうか?

スができるメカニズム

なぜこのようにスが入ってしまうのでしょうか?
へたくそな絵で紹介します。

■毛の短いローラーで塗ったときに壁紙の凹凸に入り込まず、そもそも塗れていない場合

短毛(4ミリほどの毛の長さ)のローラーで塗ると壁紙の奥に入り込まずに塗れていない、ということがあります。

■塗料の膜ができて塗れてると思っても乾いたら塗れていない場合

塗料のスができないように気を付けて押し込みながら塗っても乾いたらスができてる場合があります。
その場合はこのように膜状になっていて塗れていないことに気づかず、乾いたときに膜がとれて前出のような状態になっていることもあります。

スができたらどうしたらいい?

スができたらどうしたらいいか?
答えは簡単でもう一度そこの部分を塗ってください!

まあ気を付けることとしては、乾く前に塗料やローラーを片付けずに待ち、乾いてスが見えなかったら片づける、とすれば大丈夫です。

壁紙塗装の際は「スを探す」を心がければ大丈夫です。

その他壁紙塗装の失敗のリカバリー方法などについてはこちら>>

約20年塗り替えていない実家の塀の塗り替えリポート・・・塗装仕上げ編

タカラ塗料大野です。
実家の塀塗り、今回は塗装仕上げ編です。

塗る色はアーモンドラテっていう色に決定。
当初は日塗工の色からえらぼうかなと思っていたのですが、タカラ塗料のオリジナル色の中で外壁の色を合いそうな色「アーモンドラテ」を発見。
メーカーに通湿性のあるヨウヘキコートでアーモンドラテを作ってもらいました。

まず含浸シーラーで下地を固め、乾かしてからヨウヘキコートを塗っていきます。

ちなみに今回の塗装のコンセプトはプロが塗るっていうよりも、「実家の壁を子供らが親孝行で塗る」っていうイメージで塗っています。ですので養生も簡単にして、近所の人が通ったらおしゃべりをします。
養生も全部するわけではなく、キワだけ行い、床は見ての通り段ボールを突き付けて塗っています。

普通にざーっと塗っていくとこのような塗料が塗れていない「ス」ができます。
こういうところに塗料を押し込むように塗っていきます。

あっという間1回目塗りは終了。

雨のよく当たる上部分には防水性のあるライトプルーフウレタンのグレーを塗ります。
余ってたやつなんでたっぷり塗ります。

一回目が終了。2時間ぐらい乾かします。

乾いたら2回目を塗って完了!

アフターの写真がまだ乾いてないですが、見違えるようになりました!

この日の塗装にかかった実際の時間です。
8時45分頃 含浸シーラー塗装開始
9時10分頃 含浸シーラー終了
10時00分頃 ヨウヘキコート1回目塗装開始
10時55分頃 ヨウヘキコート塗装終了
11時05分頃 上部にライトプルーフウレタン塗装開始
11時20分頃 ライトプルーフウレタン塗装終了
12時30分頃 ヨウヘキコート塗装開始
13時30分頃 すべての塗装終了

この日は寒かったのですが風があったので乾燥がはやかったです。

オリジナル色のヨウヘキコートがご入用の際はメーカー調色になりますので少々お時間がかかりますが対応できますので、お問い合わせください。

約20年塗り替えていない実家の塀の塗り替えリポート・・・下地処理編

タカラ塗料の大野です。
約20年塗り替えていない実家の塀の塗り替えリポート、下地処理編です。

はがれかけている塗料に新しい塗料を塗るのは砂漠の上に家を建てるようなもの

手で触る程度で剥がれてしまうような古い塗料の膜はできるだけはがす必要があります。全部はがすのは物理的に難しいのでとりあえずヘラではがせるような塗膜をできるだけはがしました。

今回の日程は古い塗膜はがしと高圧洗浄で半日、1週間後に塗装で半日ちょいの予定を組んでいます。
半日+半日ちょいなら一日で終わらせたらいいやん、って思われるかと思いますが、洗浄すると乾燥させないといけないので日にちを開ける必要があるのです。

はがしていくと何層かの色味と、下地のモルタル?が劣化したような砂っぽい層が見えてきます。
ヘラとこの後の高圧洗浄で落とせないようなものは落とさない方向でいきます。

高圧洗浄中。今回の作業は僕と妹で行っています。親父はちょっとだけ触ってるだけ。

高圧洗浄後のお肌。いろんな色が見えています。
おそらく先代が塗った色や別の色やらモルタルの色ですね。

とりあえず強力に汚れを落として完了。

ちなみに今回の塗装はDIYで40代兄妹が実家の塀を塗るって感じなので、皆様でも行っていただけるメニューとなっております。

つづく

約20年塗り替えていない実家の塀の塗り替えリポート・・・現場調査編

タカラ塗料の大野です。

正月の話、父親から
「実家の塀を塗ってくれ。おじいちゃん(タカラ塗料先代)が死んでから誰も塗ってくれない。」
といわれました。

父親はタカラ塗料を継いでいないため、塗料に関しては全くよくわからず、おじいちゃんが元気な時はよく塗ってくれたがもうボロボロだ、とのことです。

先代が亡くなってから約20年。ということはそれ以上塗り替えされていない塀はこちら。

あえてこの状態をさらします。めっちゃボロボロ。。

この塀の良くないところ

こちらの塀は見た感じこんな問題点があります。

旧塗膜(前の塗料)がはがれまくってる

手で触るとボロボロ落ちるほど、古い塗膜はぼろぼろになっています。

■何を塗ったか定かではない

おそらく先代は適当に余った塗料をグレーにして、上から上から塗っていったと思われます。

■下から水が上がってきて剥がれたり、上から水が回ってはがれたり。。

今回の塗装メニュー

今回の塗装はこんな感じで行こうと決定。

・下地調整(剥がれる塗膜ははがして高圧洗浄をかける)

・全体に含浸シーラーを塗って固める

・雨が当たる上部は防水使用の塗装(ライトプルーフウレタン)

・塀の部分は通湿性のあるヨウヘキコート

とします。

つづく。

DIYで壁紙を塗ることは何が失敗になる?・・・塗料のタレ編

タカラ塗料の大野です。

壁紙を塗ってみたいけれど、失敗したらどうしよう、ぐちゃぐちゃになったらどうしよう、と考えて一歩踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そんな方に起こりうる失敗とその対策や対処について書いていきたいと思います。

今回は「塗料のタレ編」です。

塗ってみると刷毛やローラーで塗料を塗ることはかなり簡単なことに感じますが、それでもちょっとしたコツが必要です。
塗料のタレとは壁につける塗料が多い時におこるしずく状の塊ができてしまうことです。
これの対処方法は塗ってるときにタレが起こったら乾く前にすぐに刷毛やローラーで伸ばす、という作業が必要です。慣れてくるとタレそうな時がわかったり、タレをすぐに見つけて伸ばすことができます。

またタレができてしまった時は200番ぐらいの紙やすりでこするとすぐにわからないぐらいにすることもできます。

しかしこれも壁紙を塗るときにおいてはそんなに怖いことではないです。

中央付近にタレがあります

なぜなら壁紙はまっ平ではなく、凹凸がついておりもしタレが起きても目立たないのです。
ぜひ気になる方は壁紙の塗装をおためしください。

その他壁紙塗装の失敗のリカバリー方法などについてはこちら>>

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当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

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当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」「こんな色で塗ってみたい」「あんな商品があったら便利なのに」
という声を日々いただきます。
その声にお応えすべく、既製品にないものは自分たちで開発。そんな思いから生まれた、タカラ塗料ならではのオリジナリティ豊かな商品をご紹介します。

  • タカラ塗料オリジナルカラー

    142色の美しいマットな TAKARATORYOオリジナルカラー

  • 水性ステイン

    珍しいホワイトや古材風色の 水性ステイン

  • ペインタブルテープ

    貼って塗って剥がせば原状回復 ペインタブルテープ

  • ラストブロック

    サビを完全に落す必要なしの下塗り剤 ラストブロック