タカラ塗料のブログ

RGBから塗料の色を作れるのか?

タカラ塗料の大野です。

本日社内で
「RGBから塗料の色は作れないですよね?」
って話になりました。

結論から申し上げますと「RGBから塗料の色は作れません」
そのことについては調色屋のページにも書いているのですが、RGBは光の三原色を示した色のレシピで、リアルにある実際の色を示したものでありません。

ですのでCMYK(印刷のレシピ)も含めてRGBの色は印刷した紙を送ってください、という風に案内しています。

ですが昨今ではどういうロジックかわかりませんが、RGBをマンセル値に変換してくれるサイトがあります。

こういったサイトがあり、RGBの色番号をマンセル値にしてくれるのですが、僕の肌感では「だいだい」です。

ただ先のほどの調色屋のページにもあるのですが、印刷して持ってきていただけたら調色する、という話でしたがそれも「だいたい」になります。印刷はプリンターのインクの色にも左右されるので結局「だいたい」です。

そしてこのRGBをマンセル値に変換するWEBサイト。こちらのほうで変換してみると・・・

このようになります。

こちらは205 213 201というRGBを変換してもらったものです。

近い色からだとマンセル値を見ると、N8と2.5G8/2 が近い!みたいな感じになっているのですが、この2つは我々からする全然違う色になります。

ですのでこのようなサイトもありますが、ほどほどに信じてもらえればと思います!

グレーは色が濃くなるほど日に当てると暑くなるのか?

タカラ塗料の大野です。
今日も屋根に上って実験をしていました。

今日の実験はこちら。

いろいろな色を並べて表面の暑さを計る実験をしてみました。

だいたい色が濃いほど太陽の熱を蓄えやすくなり暑くなるっていうのが常識ですが、今回はそれをわざわざ実証しました。

実験方法

アルミ複合板の板に以下の色を調色して塗る。
塗料は水性のウレタン艶有を使い、色は種ペンを使って調色する。ただし、種ペンは黒だけを使い、日本塗料工業会の色見本の色に厳密ではなく色の濃さだけを合わせたものを塗っている。
6/17 11時10分に板を展開し、約一時間後に測定する。気温は31度。

作成した色

原色白 N-82 N-75 N-70 N-60 N-50 N-45

結果

原色白 47.9℃
N-82 51.9℃
N-75 55.3℃
N-70 56.8℃
N-60 60.7℃
N-50 60.8℃
N-45 62.8℃

という結果になりました。
N-60とN-50がほぼ誤差って感じになりました。

もっと暑い日にやればもっと差が出るのか?

またあっつい日に屋上に上がってみてみようと思います。。

めっちゃ赤いモルクラフトを作る

タカラ塗料の大野です。
今日はマイクロセメント「モルクラフト」のワークショップでした。
ワークショップ自体はいつも通りつつがなくさせていただいたのですが、そこでお披露目したのがこちらの試作の赤いモルクラフト。

塗ってるときは目に痛いほどの赤だったんですがコテ焼けが出てくるととてもかっこいい感じに。

これはもともとモルクラフトはイタリア製なのですが、色もイタリア製の着色剤で色付けをしていました。
日本製も使えないかいろいろと試し、出会ったこの赤の着色剤。
普通の着色剤だとここまでの彩度の赤は作れずでしたが、この着色剤ならここまで赤くできました。

黄色とかもありそうなのでまた試作をしてみます。

モルクラフトはこちら>>
モルクラフトのワークショップはこちら>>

欧米のホームセンターにはレジ近くに塗料コーナーがある

タカラ塗料の大野です。

日本ではホームセンターの塗料コーナーに行くのに、かなり奥のほうまで行かなくてはなりません。それだけ需要がないので奥のほうにあるのです。

対して塗料先進国の欧米のホームセンターでは塗料コーナーはレジ近くにあります。理由はよく売れるから!というのもありますが、店頭で色合わせも行っているからです。

欧米のホームセンターのお客さんはまず塗料を塗料コーナーで自分の好みの色を注文をし、ほかの買い物を済ませて、最後に塗料を引き取ってレジを済ませて帰られるのです。

その導線のためにレジ近くに塗料コーナーがあるんですね。

日本でも塗料の色をその場で作ってくれるホームセンターも本当に一部はあるのですが、なかなか珍しいです。

タカラ塗料では調色師が毎日フルに調色しているのですぐにお渡し、というのは厳しいですが、本社では朝に店頭でご注文いただいた塗料はその日の夕方にはお渡しというサービスをやっております。

透けやすい黄色を何とかできないか

タカラ塗料の大野です。

先日お客様から頂いたお問い合わせで黄色のインクが透けやすいのを何とかできないか、という難題がありました。

先日ブログで黄色は透けやすいから下地の色を拾いやすいから注意、って内容のブログを書いたのですが、今回もそのような内容です。

インクというと触ったことなかったのでまずは送っていただいたサンプルをみていろいろ試してみました。

思いついたことはいろいろやってみたけど宿題です。。

ちなみにインクをなめてました。洗っても洗っても手が黄色いです。。

ブログ

タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」「こんな色で塗ってみたい」「あんな商品があったら便利なのに」
という声を日々いただきます。
その声にお応えすべく、既製品にないものは自分たちで開発。そんな思いから生まれた、タカラ塗料ならではのオリジナリティ豊かな商品をご紹介します。

  • タカラ塗料オリジナルカラー

    142色の美しいマットな TAKARATORYOオリジナルカラー

  • 水性ステイン

    珍しいホワイトや古材風色の 水性ステイン

  • ペインタブルテープ

    貼って塗って剥がせば原状回復 ペインタブルテープ

  • ラストブロック

    サビを完全に落す必要なしの下塗り剤 ラストブロック