タカラ塗料のブログ

特大植木鉢が倒れてきているのを何とかする

タカラ塗料の大野です。

第二工場ペイントランスの前には大きなオリーブの鉢があります。
これは地植えにしていたオリーブの幹が立派になったので引き抜き、先代の時にたくさん売った床用ワックスの材料が入っていた樽を塗って植えているものです。

北向きの入り口に置いているので太陽の陽をもとめて斜めに伸びていっているので人の頭や車に当たってしまいます。
これを緩和するために、ちょっと傾斜がついているところに鉢を置いているので、それを水平にする木の台を作ることにします。

材料の木を買いに行くこともなく、いろいろ解体して出てきた粗材を使って作ります。
段になるような部分をつくると水が溜まり、腐る原因となるので段差ができるだけないような作りにすることにします。

今回の塗装仕様は安い材を使ってるけど塗装はしっかり仕様で、
・カチオン系の含浸シーラーを塗り木への水分の吸い込みを止める
・床用防水用のライトプルーフウレタンを塗り防水塗膜を作る
・外壁の色(エントランスグリーン)と合わせた外壁用の塗料で色を付ける
という方法で塗っていきます。

特にライトプルーフウレタンはゴテゴテに塗ります。
写真を撮り忘れたのですが、この部分にはメッシュテープを貼って継ぎ目を埋めるのとともに膜厚を稼いでいます。

エントランスグリーンを塗って完成。
これを鉢の下において・・・

完成!

ちょっとましになりました。

含浸シーラーはこちら>>
ライトプルーフウレタンはこちら>>
外部用エントランスグリーンはこちら>>

オリジナルの装飾台車をつくる・・・塗装完成編

タカラ塗料の大野です。

造作が終わった装飾台車は出荷のスタッフに塗装を引き継ぎました。
作業が終わったあとに時間があるときに塗ってもらいます。

仕様としては、
1、シーラーを塗る
2、軽く研磨
3、タカラ塗料の家具の色「ファニチャーブラウン」を2回塗り
4、仕上げのクリア「フレッシュアクア」を2回塗り
して完成です。ただ塗るだけではなく、研磨やクリアも塗ることできれいにお肌もすべすべに仕上がります。

キャスターもついて完成したら店頭に置いてみます。

すごくすっきりして、調色師も塗料が探しやすいといっていました。
ほかの店頭の塗料用にも作ってくださいといわれたけどちょっとまって。。。

まあでもこう見ると一目瞭然にすっきりしましたね。

オリジナルの装飾台車をつくる・・・制作編

タカラ塗料の大野です。

装飾台車を作る、制作編です。
もとになるAmazonで買った台車はこちら。こちらのキャスターを外して天板部分も含めて加工します。

まずは買ってきた板の必要部分にトリマーを当てていきます。
このようなトリマー台を作って削っていきます。

真ん中の四角の板は45度のトリマーを当てる。

なんかかっこよくなりそうな予感。

こんな感じなりました。
普通の台車と比べてみると・・・

いいですね♪

この調子でどんどん作っていきます。

こう画像で見ると早いですがこれ一個一個結構時間かかります。

直角の部分で折れてしまわないようにL型のアングルを3つ、両サイドにも金具を入れビスを打ちまくりました。

DIYのソフトで設計しているうちは楽しいんですが、実際に組み立てるとなると途端に面倒くさい。。
しかも5台。。。

オリジナルの装飾台車をつくる・・・設計編

タカラ塗料の大野です。
なんかここの僕のブログが僕の活動記録のようになってきますが、ごく一部のマニアの方に向けて書き続けることにします。

今回のテーマは3列になった一斗缶で奥の一斗缶を出すのが大変になってきた問題です。
また裏テーマとしまして店頭からみて一斗缶がたくさん見えてかっこ悪い問題もあります。

この辺の材料は調色師が使うのですが、いろいろなニーズに合わせると種類や量が増えてきてあふれかえってきてしまいます。
これらを使いやすくかっこよくするのが今回の目的です。

まず一斗缶はJIS規格で幅と奥行きが238mm、高さ349mmと決められた直方体で、大体塗料を入れて17kg前後の重さになります。それが現状奥から3列2段に置かれています。

奥の1列の下の段の塗料をとろうと思うと、手前の2列の塗料をほとんどどかさないととれないので、とても手間と体力を使います。
今回は手前の2列を台車に乗せて出しやすくしようという作戦です。しかも台車は通常の台車ではなく、扉っぽくしようと思います。
cadiy3DというDIY向けのCADソフトで作った図面はこちら。

こちらの下の赤い部分は市販のこの台車で、これを加工してこの形にしていこうと思います。

普通に耐荷重通りのキャスター買って作るだけで上記のAmazonの台車の値段を超えてしまうので、市販品を改造することにしました。

こういうイメージです。

赤い部分が台車(ちょっと切る)、黒い部分は金具、あとはMDFやらラワンランバーです。

下から見た図。

金具が出っ張ると安定が悪いので板を貼って厚みを稼いでいます。

細かな斜めに加工していく部分もあります。
作っていきます。

約20年塗り替えていない実家の塀の塗り替えリポート・・・塗装仕上げ編

タカラ塗料大野です。
実家の塀塗り、今回は塗装仕上げ編です。

塗る色はアーモンドラテっていう色に決定。
当初は日塗工の色からえらぼうかなと思っていたのですが、タカラ塗料のオリジナル色の中で外壁の色を合いそうな色「アーモンドラテ」を発見。
メーカーに通湿性のあるヨウヘキコートでアーモンドラテを作ってもらいました。

まず含浸シーラーで下地を固め、乾かしてからヨウヘキコートを塗っていきます。

ちなみに今回の塗装のコンセプトはプロが塗るっていうよりも、「実家の壁を子供らが親孝行で塗る」っていうイメージで塗っています。ですので養生も簡単にして、近所の人が通ったらおしゃべりをします。
養生も全部するわけではなく、キワだけ行い、床は見ての通り段ボールを突き付けて塗っています。

普通にざーっと塗っていくとこのような塗料が塗れていない「ス」ができます。
こういうところに塗料を押し込むように塗っていきます。

あっという間1回目塗りは終了。

雨のよく当たる上部分には防水性のあるライトプルーフウレタンのグレーを塗ります。
余ってたやつなんでたっぷり塗ります。

一回目が終了。2時間ぐらい乾かします。

乾いたら2回目を塗って完了!

アフターの写真がまだ乾いてないですが、見違えるようになりました!

この日の塗装にかかった実際の時間です。
8時45分頃 含浸シーラー塗装開始
9時10分頃 含浸シーラー終了
10時00分頃 ヨウヘキコート1回目塗装開始
10時55分頃 ヨウヘキコート塗装終了
11時05分頃 上部にライトプルーフウレタン塗装開始
11時20分頃 ライトプルーフウレタン塗装終了
12時30分頃 ヨウヘキコート塗装開始
13時30分頃 すべての塗装終了

この日は寒かったのですが風があったので乾燥がはやかったです。

オリジナル色のヨウヘキコートがご入用の際はメーカー調色になりますので少々お時間がかかりますが対応できますので、お問い合わせください。

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タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」「こんな色で塗ってみたい」「あんな商品があったら便利なのに」
という声を日々いただきます。
その声にお応えすべく、既製品にないものは自分たちで開発。そんな思いから生まれた、タカラ塗料ならではのオリジナリティ豊かな商品をご紹介します。

  • タカラ塗料オリジナルカラー

    142色の美しいマットな TAKARATORYOオリジナルカラー

  • 水性ステイン

    珍しいホワイトや古材風色の 水性ステイン

  • ペインタブルテープ

    貼って塗って剥がせば原状回復 ペインタブルテープ

  • ラストブロック

    サビを完全に落す必要なしの下塗り剤 ラストブロック