タカラ塗料のブログ
2025年5月9日 | CATEGORY:Q&A, よくあるご質問, 代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
壁紙を塗ってみたいけれど、失敗したらどうしよう、ぐちゃぐちゃになったらどうしよう、と考えて一歩踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そんな方に起こりうる失敗とその対策や対処について書いていきたいと思います。
今回は「塗装のス編」です。
前回タレについて書きましたが、それは塗料を塗るときに分厚く塗ると起きるトラブルでした。
今回の塗装のスは塗料がどちらかというと少ないときにおこるトラブルです。まあトラブルというよりは「まだ塗れてない」だけなんですが。。
塗装のスは見つけにくい
塗装のスとはこういう状態のときのことです。
よくわからないですよね。拡大しますと・・・
さらにコントラストをつけると・・・
中のほうに塗れていない白い部分があるのが見えると思います。これがスです。
「塗れた!」と思っていても乾いてみたらこのようにスがあった、ということが多いです。
白から白へ塗り替える場合は目立ちにくいですが、色をつけると結構目立ったりします。
なぜこのようなことになるのでしょうか?
スができるメカニズム
なぜこのようにスが入ってしまうのでしょうか?
へたくそな絵で紹介します。
■毛の短いローラーで塗ったときに壁紙の凹凸に入り込まず、そもそも塗れていない場合
短毛(4ミリほどの毛の長さ)のローラーで塗ると壁紙の奥に入り込まずに塗れていない、ということがあります。
■塗料の膜ができて塗れてると思っても乾いたら塗れていない場合
塗料のスができないように気を付けて押し込みながら塗っても乾いたらスができてる場合があります。
その場合はこのように膜状になっていて塗れていないことに気づかず、乾いたときに膜がとれて前出のような状態になっていることもあります。
スができたらどうしたらいい?
スができたらどうしたらいいか?
答えは簡単でもう一度そこの部分を塗ってください!
まあ気を付けることとしては、乾く前に塗料やローラーを片付けずに待ち、乾いてスが見えなかったら片づける、とすれば大丈夫です。
壁紙塗装の際は「スを探す」を心がければ大丈夫です。
その他壁紙塗装の失敗のリカバリー方法などについてはこちら>>
2025年3月31日 | CATEGORY:Q&A, よくあるご質問, 代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
壁紙を塗ってみたいけれど、失敗したらどうしよう、ぐちゃぐちゃになったらどうしよう、と考えて一歩踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そんな方に起こりうる失敗とその対策や対処について書いていきたいと思います。
今回は「塗料のタレ編」です。
塗ってみると刷毛やローラーで塗料を塗ることはかなり簡単なことに感じますが、それでもちょっとしたコツが必要です。
塗料のタレとは壁につける塗料が多い時におこるしずく状の塊ができてしまうことです。
これの対処方法は塗ってるときにタレが起こったら乾く前にすぐに刷毛やローラーで伸ばす、という作業が必要です。慣れてくるとタレそうな時がわかったり、タレをすぐに見つけて伸ばすことができます。
またタレができてしまった時は200番ぐらいの紙やすりでこするとすぐにわからないぐらいにすることもできます。
しかしこれも壁紙を塗るときにおいてはそんなに怖いことではないです。
中央付近にタレがあります
なぜなら壁紙はまっ平ではなく、凹凸がついておりもしタレが起きても目立たないのです。
ぜひ気になる方は壁紙の塗装をおためしください。
その他壁紙塗装の失敗のリカバリー方法などについてはこちら>>
2025年3月24日 | CATEGORY:Q&A, 代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
先日行ったセミナーでのご質問の一部をご紹介します。
今回は
自宅のお風呂の壁に富士山の絵を描きたい
です。
浴室壁用の塗料というのは昔はよくあったのですが現在は少なくなっています。
理由はというとユニットバスが増えてきた、というのもあるのですが、おそらくは
「カビが生えた、というクレームが多いからなくなった」
のだと考えています。
防カビ剤のようなものを配合すればある程度は抑えられるのですが、やはり締め切った室内だとカビが生えてしまいます。その注意事項を缶にかいたり説明書にかいたりはするのですが、やはり一定数「カビが生えたじゃないか!」とクレームがメーカーに入るのです。
もうそれなら使用用途の「浴室」というのを消してしまえ、とのことで浴室に塗ってもいいという塗料は減ってきています。
しかし今回ご質問いただいた方の条件では、
・自分の家を塗る
・すでに浴室の壁には塗料が塗られている
・換気をしっかりして定期的にカビ取りなどをしている
との条件だったので、それならばということでミューラルペイントをお勧めさせていただきました。
銭湯に絵を書くプロの銭湯絵師の方も使うグレードで言うと外部用のシリコンなのですが、ご自宅でしたら内部用のアクリルでも十分かと思います。
ちなみにタカラ塗料の塗料で銭湯に描いていただいたのはアクリルでした。
このセミナーお話ししたほかのエピソードはこちら>>
2025年3月17日 | CATEGORY:Q&A, 代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
公園や学校にあるタイヤの遊具によく色がついているのでタイヤに塗料を塗るのは簡単そうに見えますよね?
でも実はタイヤって塗料を塗るにはちょっと注意が必要なんです。
タイヤの中にはゴムをやわらかくする可塑剤(かそざい)などさまざまな添加剤が入っているので塗るといろいろと塗膜の邪魔をしてきます。
ですのできれいに、ピカピカに、塗料の耐用年数通りに長持ちさせることは結構技術的には難しいのです。
どんなトラブルがあるかといいますと下記のようなことが考えられます。
・いつまでもべたつく(乾かない)
・タイヤが固くなる
・塗料にタイヤの成分が移り黄色っぽくなる
実はいちど実験で社用車のタイヤを白の塗料で塗ってみたことがあるのですが、アフターの写真は撮り損ねてますが白の塗料が黄ばんでしまいました。
・・・といろいろ書きましたが、上記を考慮したうえで遊具のタイヤの側面なら多少べたついたとしても服に移るなどはありませんし、黄ばんでも固くなっても大丈夫のような気がします。
ということで水性の塗料あたりをあくまで試しに塗ってみてはいかがでしょうか・・・
(また機会があれば実験します)
2025年2月17日 | CATEGORY:Q&A, よくあるご質問, 代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
壁紙を塗ってみたいけれど、失敗したらどうしよう、ぐちゃぐちゃになったらどうしよう、と考えて一歩踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そんな方に起こりうる失敗とその対策や対処について書いていきたいと思います。
今回は「養生の失敗編」です。
まず塗装とかの作業をされたことない方にとっては「養生(ようじょう)」という言葉が聞きなれないと思います。
一般に養生は調子が悪い人が横になったり、健康に対して気を付けたりっていうイメージがあると思いますが、建築・作業系では「乾く前のコンクリを人が踏まないように養生する」とか「塗ってはいけないところを養生する」というように保護することをいいます。
つまりマスキングテープなどでマスキングしたりすることです。
養生をしっかりすることが塗装成功のカギと言えます。
と言いますのも、プロになればなるほど塗ってはいけないところを汚さないのです。
壁紙を塗るときに汚してはいけない物というと、
・床
・天井を塗らないときは天井
・一面だけ塗るときはほかの面
・窓や扉の枠
・家具など
ですね。これらを養生すれば完璧です。
そして失敗はどういうことかと言いますと、
・養生をしていないところに塗料が落ちる
・養生が甘く塗料がにじんだり漏れたりしてしまう
・塗料がついたらとれないところに塗料がついてしまった
これぐらいでしょうか。
これらはしっかりと養生することによって未然に防ぐことができます。
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