タカラ塗料のブログ

Q.タカラ塗料ではたくさんの色の在庫があるのですか?

タカラ塗料の大野です。

さてよく聞かれるご質問です。

Q.タカラ塗料ではたくさんの色の在庫があるのですか?

A.オリジナル色の一部は在庫がありますが、基本的には原色から色をおつくりします。

色を扱う塗料販売店なのでホームセンターのようにすべての色を在庫しているように思われがちですが、タカラ塗料には基本的には在庫はありません。赤や黄色や青などの原色をたくさん在庫しており、それらからご注文いただいた色をおつくりしています。

ですのですぐに茶色!とかの色はないのですが、いろんな茶色を無限に作ることができます。

Q&A 黒皮鉄にクリアを塗りたい

よくあるご質問に黒皮鉄を什器で使いたいからクリアを塗りたい、というご質問があります。

黒皮鉄は何とも言えない艶感と奥にある微妙な色ムラがかっこいいですよね。

ただ、手で触ったりすると錆が発生しやすく、お客さんの服に錆が付いたり、商品に色が付いたりなどというデメリットもあります。

こういった場合どうすればよいのでしょうか?

塗料の参考書的な答えは

「黒皮鉄はサンドブラストなどでしっかりと黒皮を落とし、錆止めを塗って塗装する」

とあります。そんなことをしたら黒皮鉄の意匠性の良さがなくなってしまう!

と、こういったときにお勧めしているのがラッカーのクリアの艶消しを軽く吹き付ける、です。

もちろん屋内で、あまり湿度の高いところではないところでの使用に限ります。

この場合あまりたくさんクリアを吹き付けてしまいますと艶がそろってかっこよくなくなりますのでギリギリのところを攻めるのがよいかと思います。

また摩擦でなくなったりしやすいので、定期的にクリアを吹き付けるほうが長持ちはするかと思います。

日塗工番号と旧日塗工番号ではマンセル値が違う??

タカラ塗料の大野です。
今回は日塗工番号の古さによりマンセル値が違ってくる?のお話を書きます。マニアックです。

まず日塗工番号とは日本塗料工業会が出している色見本帳に掲載されている番号です。

現行の日塗工番号

このKの部分は発行年度を表します。それ以下のアルファベットや数字はマンセル値を表します。
ということは日塗工番号=マンセル値、ということになります。

旧日塗工番号とは?

そして難しいのは、これらは現行の日塗工番号で、古い日塗工番号というものが存在します。
それは1993年発行のS版以前の版に掲載されている番号です。上記のようにマンセル値から作った番号ではなく通し番号のような番号です。
ただ一応100の位以上が色相を表しています。

さてさらにややこしいのはここからです。

どちらの版の色見本帳にも「マンセル値」が載っているのですが、同じマンセル値でもそれぞれの色が違うことがあるのです。

同じマンセル値でも色が違う??

旧版と新版でマンセル値が同じなのに色が違うことは多々あります。
たとえばこちら

1987年M版のM20-344と2011年F版のF25-80Bとの比較です。

ちょっと光っててわかりにくいですが、同じマンセル値でも344のほうがやや黄色っぽく明るいイメージです。

なぜこんなことになってしまっているのでしょうか??

つづきます。。

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タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、 「こんな塗料が欲しい!」 「あんな商品があったらいいな」 というご意見を多数お聞きします。 それを叶えるために、色々とお調べしまして既製品を探すのですが、存在しないことも多々あります。 無いなら作ってしまえ!ということで、他のお店には無いオリジナル商品が多数あります。 そんな商品をご紹介します。

  • セメント風塗料材

  • チョークボードペイント

  • エイジング塗料のコンガリー

  • サビ風塗料