タカラ塗料のブログ

DIYで壁紙を塗ることは何が失敗になる?・・・塗料の選定編

タカラ塗料の大野です。

壁紙を塗ってみたいけれど、失敗したらどうしよう、ぐちゃぐちゃになったらどうしよう、と考えて一歩踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そんな方に起こりうる失敗とその対策や対処について書いていきたいと思います。
今回は塗料の選定編です。

壁紙といっても、紙のタイプの壁紙やビニールクロスの壁紙、布、珪藻土が塗られているタイプ、塗装されている壁紙など様々なタイプがあります。
特にこの中で注意が必要なのは、ビニールクロスの壁紙です。

ほとんどのご家庭に採用されているビニールクロスがなぜ難しいのかというと、壁紙用の塗料を塗らないと「べたついてくる」からなのです。
原因は、壁紙に入っている「可塑剤」(かそざい)というビニールを柔らかくするための添加剤があるのですが、塗料を塗ると塗料がその可塑剤を吸い上げて表面に出てくることがあります。
可塑剤が表面に出てくると、塗料の膜(塗膜)はいつまでも乾かないように感じるようなべたつきが起こります。せっかくきれいにしようと思って塗料を塗ったのにべたついてしまうと、余計にホコリを吸着してしまいます。

まず失敗しないためには「壁紙用」と書かれた塗料を購入すること。

壁紙に対応した塗料は可塑剤が上がってくることを抑えてべたつきが起こりません。
タカラ塗料店頭では「壁紙に塗る」と伝えていただければ壁紙用の塗料でおつくりします。

もし壁紙用ではない塗料で塗ってしまい、べたつきが起こってしまったらどうすればいいか?
その場合はさらにその上に壁紙用の塗料を塗れば、べたつきを抑えてきれいにすることができます。

塗るにあたって心配であればぜひご相談ください。

その他壁紙塗装の失敗のリカバリー方法などについてはこちら>>

Q.タカラ塗料ではたくさんの色の在庫があるのですか?

タカラ塗料の大野です。

さてよく聞かれるご質問です。

Q.タカラ塗料ではたくさんの色の在庫があるのですか?

A.オリジナル色の一部は在庫がありますが、基本的には原色から色をおつくりします。

色を扱う塗料販売店なのでホームセンターのようにすべての色を在庫しているように思われがちですが、タカラ塗料には基本的には在庫はありません。赤や黄色や青などの原色をたくさん在庫しており、それらからご注文いただいた色をおつくりしています。

ですのですぐに茶色!とかの色はないのですが、いろんな茶色を無限に作ることができます。

Q&A 黒皮鉄にクリアを塗りたい

よくあるご質問に黒皮鉄を什器で使いたいからクリアを塗りたい、というご質問があります。

黒皮鉄は何とも言えない艶感と奥にある微妙な色ムラがかっこいいですよね。

ただ、手で触ったりすると錆が発生しやすく、お客さんの服に錆が付いたり、商品に色が付いたりなどというデメリットもあります。

こういった場合どうすればよいのでしょうか?

塗料の参考書的な答えは

「黒皮鉄はサンドブラストなどでしっかりと黒皮を落とし、錆止めを塗って塗装する」

とあります。そんなことをしたら黒皮鉄の意匠性の良さがなくなってしまう!

と、こういったときにお勧めしているのがラッカーのクリアの艶消しを軽く吹き付ける、です。

もちろん屋内で、あまり湿度の高いところではないところでの使用に限ります。

この場合あまりたくさんクリアを吹き付けてしまいますと艶がそろってかっこよくなくなりますのでギリギリのところを攻めるのがよいかと思います。

また摩擦でなくなったりしやすいので、定期的にクリアを吹き付けるほうが長持ちはするかと思います。

タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、 「こんな塗料が欲しい!」 「あんな商品があったらいいな」 というご意見を多数お聞きします。 それを叶えるために、色々とお調べしまして既製品を探すのですが、存在しないことも多々あります。 無いなら作ってしまえ!ということで、他のお店には無いオリジナル商品が多数あります。 そんな商品をご紹介します。

  • セメント風塗料材

  • チョークボードペイント

  • エイジング塗料のコンガリー

  • サビ風塗料