タカラ塗料のブログ
2025年1月21日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
マイクロセメント「モルクラフト」で作るスツールづくり。今回はやっと完成です。
まあ長々と引っ張りましたが、工程としては組み立て、パテ盛りで1日、ベース塗りで1日、主材2回塗りで1日、トップで1日で、4日で完成しています。
作業時間はそんなに長くなくって乾燥時間が長い感じですね。
トップは2液硬化型で塗ると固くなるので研磨で形を整えないといけないところは最後に整えておきます。このスツールでは地面に接するところが水平になってほしいのではみ出したモルクラフトを手研磨で削り落としておきました。
2液型のトップの硬化剤を比率通りに混ぜてコテでしみこませるように押し込みながら塗ります。
このトップをしみこませることで耐水性や強度がでて、強くなります。
ただちなみにこちらはスツールで耐水性とかはそんなに必要ないかなと思い、天板だけ2回塗りして完成させました。
いい感じにできました。
次は何に塗ろうかと考えています!
今回のシリーズはこちらから>>
2025年1月20日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
今回はいよいよ楽しいモルクラフトの模様だしの様子です。
前回までで主材の1回目が塗り終え、乾燥させています。
ここから2回目を塗り平らにしながら模様を出しさらに光沢も出しながら緻密な表面を作っていきます。
まずは軽く研磨してけば立ちや引っかかるようなところを削ります。
色が同じでわかりにくいですが2回目の主材を塗っていきます。
イメージは凹凸を埋めながら平らに塗りつけていくイメージです。
塗りつけたらいったん10~15分ほど乾かします。あまり乾かし過ぎると模様が出にくくなりダメなので10~15分を守ります。
乾燥中の状態です。そんなに色ムラがないのがわかると思います。
乾燥後ステンレス製のコテの腹で磨く(擦り付けてこすっていく作業)と黒い焼け跡が出てきます。
そして焼けていない部分も奥行き感がでてきます。これが楽しいです(笑)
その工程をインスタにあげましたのでそちらをどうぞ。
2025年1月17日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
マイクロセメント「モルクラフト」でスツールを作る、今回は主材1回目を塗っていよいよ色を付けていきます。
モルクラフトは現状このシャドウという色味のみ。(新色も作っていくつもりです)
これもベースの時と同じようにケーキに生クリームを塗っていくように塗るのですが、先日書いたようにここで出ているガラが最後に焼けムラになるので出来上がりをイメージして塗っていきます。
ただコテ塗りに慣れていないので平らを目指して塗ってもどうしても焼けムラはたっぷり出てしまうのでただ黙々と塗りこんでいきます。
こんな感じに塗りました。ちょっとけば立ちはあるんですが、後でまたペーパーで削ることにします。
モルクラフトはベースも主材も300番ぐらいのペーパーで簡単に削れるので後で修正ができて本当に初心者向けだなと思います。
2時間以上乾燥させます。
2025年1月16日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
ベースまで終わったら次に塗るのが主材なのですが、ここでモルクラフトの模様が付く原理を説明します。
今この状態です。塗りたいものの上にベースが乗っている状態です。
ベースはできるだけ平らに、と先日お話しましたが、あまりここで凹凸があると最終的な模様が付きすぎてしまう場合があります。
次に主材の1回目を塗るときは最終的な模様をイメージして塗りつけていきます。
ベースで結構模様がついているときは主材は模様がつかない方向で塗り、ベースを塗っておらず主材から塗る場合は意識的に模様を付けながら塗るとうまくいきます。
2時間以上乾かします。
図では本来1回目と2回目の主材は同じ色ですが、説明上ちょっと色を変えています。
主材の2回目を塗った状態です。これはできるだけ凹凸を消すように塗っていきます。
そして10分から15分ほど乾かします。
10分から15分半硬化させたら、ステンレス製のコテの腹を擦り付けて磨いていきます。
すると表面が少しテカリが出だすとともに、1回目に塗った模様のでっぱりを擦り、そこがステンレス製のコテで焼けて模様ができます。この模様が出てくる作業が面白い作業です。
焼けが少ないほうが好みであれば1回目はできるだけ平らに塗り、またそれでも思いのほか模様が付いたら磨きのあと300番程度のペーパーをかければ模様を穏やかにすることができます。とくに色の薄い主材を塗る場合はコテ焼けが気になることがあるので全体に研磨するのもアリです。
次回いよいよ塗っていきます。
2025年1月15日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 未分類
タカラ塗料の大野です。
前回まではプライマーを塗りました。いよいよベースを塗っていきます。
継ぎ目のない天板などを塗るときはベースはいらないのですが、今回ベニヤを突き合わせて作っていますので、ひび割れのを防ぐために継ぎ目にメッシュテープをふせこんでいきます。
ベースは粉状で、水を混ぜて使います。
ケーキに生クリームを塗っているような感覚です。
継ぎ目にはメッシュテープをふせこんでいきます。
こういうようにメッシュテープを埋め込んでいくことを「ふせこむ」といいます。
角の出角(デズミ)用のコテもあります。これを使うと角の処理がとても楽です。
またこのベースであまり凹凸が付きすぎるとどんどん後々の凸凹模様がついてしまいますので、うまい人を除いてできるだけ平らに塗っていきましょう。
もし平らにならなくても大丈夫。
このモルクラフトのベースはとても研磨しやすく、乾燥後やすりで整えることができます。
ちょっとした毛羽立ちも軽くやすればわからなくなります。
いよいよ次回から色が付きます。