タカラ塗料のブログ

ロハスフェスタ万博2017春出店の裏側・・・スタイリングボックス準備編

先週5/12-5/15の4日間、​ロハスフェスタに出展してきました!

ロハスフェスタとは大阪は万博公園で行われるエコをテーマとした、多ければ来場者1日当たり3万人訪れる日本最大級のイベントで、ハンドメイド系やアンティーク系の雑貨屋さんがたくさん出店されている、オーガニックな雰囲気満載のイベントです。

2015に出展した時の記事はこちら
http://takaratoryo.com/category/event/2015autumn-event/

前回は店舗に塗料の瓶や色を並べていたのですが、そもそも塗料に詳しくない人にはとっつきにくい面がありました。
玄人さんには「いい色いっぱいあるね」と声をかけていただくのですが、素人さんやこれからの方から、何に塗ったらいいかわからない、そもそも塗れるのかわからない、など、生の声がたくさん集まりました。

それもそうだと考え直し、見せたい商品は二の次で、まずは塗った事例をたくさん持っていかなくてはならないと満を持して1年半ぶりに出展を決めました。

塗料で再現できる部屋をつくってみていただくのが一番ですが、それをするにはスペースが限られます。
そこでそれらの様々なスタイルの部屋の提案を詰め込んだ箱を作り、それを展示することにしました。

名付けて「スタイリングボックス」です。
色や塗料を並べるよりもよっぽどわかりやすい!(・・・のではないかと。。)

1月から作り続けたスタイリングボックスを一部ご紹介します。

すべて60センチ角に統一した正方形で、インスタグラムへの投稿がしやすいようにしました。

すべてオリジナル商品などで塗られており、その塗り方はサイトにすべて掲載されているようにしました。
http://howtopaint.gallery/?mode=f21

塗料を選びやすく、買いやすく、そして自宅でも塗り方がわかって塗りやすくをとことん突き詰めました。

こちらをスタッフ全員で1個~3個つくり、会場には16個を持ち込み展示しました。

刷毛塗り全塗装でゆず肌になる場合の対象方法

車の刷毛塗り全塗装でこの暖かくなってきた時期のよくあるご質問に、

「ローラーの目が多めに出てしまい、ゆず肌(凸凹状の表面)になってしまう」
「刷毛の目がきつく出てしまい、そのまま乾いてしまった」
「今まできれいに塗れていたのに、今回はとても塗りにくい、きれいに塗れない」

というトラブルがあります。
そちらの対処方法を今回はお話しします。

原因は「気温が上がってきて、早く乾いてしまっている」です。

刷毛塗用塗料は乾燥が早く、中でも2液ウレタンとラッカーは乾燥がとても早いです。
気温が上がってくるとローラー目や刷毛目の山が表面張力で収まる前に乾燥してしまい、そのムラがとても目立ちます。

しかしいろいろと対処方法があります。
真夏でも塗っていただける方法をひとつひとつご説明していきます。

 

①適量より少し多めに薄める

例えばラッカーの場合、適量が80~100%なのですが、100%に近づける、または110%程度シンナーを入れて、カスカスに塗り広げていくというのを繰り返します。
2液ウレタンなら30%程度、水性なら8%ぐらいを目安にします。

②シンナー自体の乾燥を遅らせる

当店ではラッカーシンナーは1種類しかありませんが、2液ウレタンは「冬用」「春秋用」「夏用」の3種類がありまして、季節によって出荷するシンナーを変えています。
例えば冬用のシンナーで夏に塗ると、乾燥が早すぎて塗りにくく、夏用のシンナーで冬に塗ると乾燥が遅すぎて全然乾きません。

ただラッカーと2液ウレタンそれぞれにリターダーという乾燥を遅くするシンナーがあります。
そのシンナーをラッカーシンナーや冬用、春秋用のシンナーに少量(5%程度)添加すると乾燥を遅らせることができます。

ラッカーリターダー
http://brush-carpaint.com/?pid=100648577

ウレタンリターダー
http://brush-carpaint.com/?pid=100648694

 

③カスカスに塗る

①でも書きましたが、大目に薄めてカスカスになるように塗り広げます。
一気に色を付けようとせずに、ローラーの中の塗料をすべて絞り出して、多くつきすぎたところはそのローラーで吸って伸ばすようなイメージです。

 

いろいろと書きましたが、暖かく、さらに熱くなるとやや塗装の難易度は上がります。
しかし当店のデモカーも真夏に塗り替えていますので、熱い時期の塗り替えも問題なくしていただけます!

刷毛塗り全塗装

タカラ塗料の塗料盛りだくさんで塗られたお店、焼肉バル花さんのご紹介

タカラ塗料の近くでお店をされる方にたくさん塗料をお使いいただきまして、このたびお店ができたそうです。
そして完成のお写真をメールでいただきました!

ありがとうございます!

焼肉バルだそうです。

おそらく黄色っぽい壁の部分に25-80Hを塗っていただいております。

板壁の上の鈍いグリーンのような色は、黒板塗料で海外の色見本帳から作った色になります。
鈍ーい、渋い色で、すごくいい色ですよ。

 

トイレの右側の壁はグリーンソイビーンズです。

 

ほかにもたくさん当店の塗料を使っていただいている、焼肉バル 花さんはこちら。

■住所:住之江区御崎3-4-19
    焼肉バル 花
   (住之江小学校前)
牛の上に豚のってその上に鳥がのっているプレートだけでなんでもおいしそうですね(笑)

刷毛塗全塗装してからプロに塗装を頼めなくなる理由

刷毛塗全塗装をしてしまうと、板金塗装屋さんに塗装が頼めなく(頼みにくく)なる理由について書かせていただきます。

・水性塗料の場合

板金塗装屋さんが使う修理用の塗料は、現在ほとんどが2液ウレタンとよばれる塗料です。
これはウレタンシンナーというシンナーのなかでも強いシンナー(強溶剤)で溶かす必要のある塗料です。

水性塗料を塗ると、そのまま少しシンナーがかかる程度なら耐えられるのですが、塗装前の足付け(紙やすりなどで表面を荒らすこと)を行ってからシンナーがかかると、水性塗料が溶けてしまう場合があります。
ウレタンシンナーで溶かした2液ウレタンを塗った時もしかりで、水性塗料が溶けたりぼろぼろになったりして表面が汚くなったりします。

ですので塗装する場合は全部をはがしてしまわなくてはならず、大変な労力になりますので断られる場合が多いです。

 

・刷毛塗のつや消しから艶有への全塗装する場合

刷毛やローラーで塗った場合、吹き付けで塗る場合に比べて数倍の凹凸がができてしまっています。

それらを平らにしてから吹き付けをしないときれいな艶有の塗装面ができないので、こちらの場合も塗装膜をすべてはがさなくてはなりません。
もちろん金額と時間があればしてもらえるかとは思います。

 

・刷毛塗のつや消しからつや消しへ塗装してもらう場合

2液ウレタンやラッカーで塗った場合で、刷毛ローラーで塗った凹凸をそのままにして、つや消しに全塗装する、補修塗装する、という場合は特に問題なく板金塗装屋さんも受けてくれるかと思います。

ただ補修塗装の場合はカラーコードのない色の塗装になりますので、嫌がる板金塗装屋さんもあるかもしれません。その場合のために塗料は少し残して保管をしておきましょう。

刷毛塗り全塗装

ブラックスケールメタリックで塩ビパイプで作ったライトを塗装!

よくある(?)DIYですが塩ビパイプをアイアン風に見立てて、ライトを作ってみました。
今回の縛りは塗料は下地塗料の非鉄バインダーをのぞいて、ブラックスケールメタリックのみで行うということにします。

さて、どうやって塩ビパイプをアイアンに見せるのか?

なんでもそうだと思っているのですが、見慣れた形を見た人は元のものを想像してしまうと思います。
もちろん色もそうだと思います。

いかにも塩ビパイプ!という色をブラックスケールメタリック色にすることで、認識を変えていきます。

まずは材料。


これが継手。

これをアイアンにしていくのですが、やはりわかる人には形をみて「塩ビパイプの継手!」とわかってしまいます。
そこで一工夫。


継手のパイプが刺さる部分の長さを短くしました。
左がカット前。
右がカット後。
長さがL字に曲がった部品が短くなっているのがわかるでしょうか?
実際鉄の配管の継手は短めです。

細かい話ですが、すべての継手を今回1センチぐらいカットしました。

これが一応完成の形。
でもこれからやっぱり気になったのでもうひと手間。
いかにも継手にエッジ(角)が出ているとっプラスチック部品っぽい。
鉄の部品は鋳物などで、結構角はでていませんので面取りをしていきます。
今回は鉄のやすりでごしごしとエッジを落としました。

写真上が切りっぱなしで、したがゴリゴリ削ってみたもの。
(シールぐらいはがしてからすればよかった)

ちなみに塩ビパイプの一番細いものは13㎜というのがありますが、今回20㎜のもので作っています。
それも細いものだと頼りなさそうに見えたり、少したわんでしまったらプラスチック感がでてしまいそうだったので、しっかりとした太いものを使っています。

こちら完成予想図。
ここからライトのユニットの装着と配線をしました。

ホットボンドでとめています。

 

スイッチはトグルスイッチで、ペットボトルのキャップにつけました。

はんだごてで穴をあけました。

これをまたホットボンドで接着。

 

シンナーでシールをはがしています。初めにしておけばよかったですね。。

少し全体にペーパーで足つけ後、非鉄バインダーをスプレーでうっすら塗装。

やっとブラックスケールメタリックを塗っていきます。

細かいところは刷毛や筆で、全体は刷毛目がでないようにスポンジで置くように塗っていきます。
 

そして冒頭の写真になりますが、完成。

ブラックスケールメタリックは真っ黒ではなく、ほどよいアイアン感とマットな色で、よりリアルな仕上がりになります。

 

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タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」「こんな色で塗ってみたい」「あんな商品があったら便利なのに」
という声を日々いただきます。
その声にお応えすべく、既製品にないものは自分たちで開発。そんな思いから生まれた、タカラ塗料ならではのオリジナリティ豊かな商品をご紹介します。

  • タカラ塗料オリジナルカラー

    142色の美しいマットな TAKARATORYOオリジナルカラー

  • 水性ステイン

    珍しいホワイトや古材風色の 水性ステイン

  • ペインタブルテープ

    貼って塗って剥がせば原状回復 ペインタブルテープ

  • ラストブロック

    サビを完全に落す必要なしの下塗り剤 ラストブロック