タカラ塗料のブログ

透けやすいレモンエロー系の色の塗料の下地色には特に注意が必要

タカラ塗料の大野です。

今日は透けやすい色の下地色のお話です。

塗料の中で透けやすいのは真っ白や赤や黄色系の色なのですが、中でもより色が透けやすいのが「レモンエロー」系の色なのです。

レモンエローは塗料にも原色があり、本当に透けやすい色です。
調色で使う時も透けやすすぎるので、必要そうな色があってもまずはそのほかの黄色系の色から調色を考えます。
そんなレモンエローを実験してみました。

いろんな色に塗られた色見本の板に水性アクリルの艶消しのレモンエローを4回塗りしました。

4回も塗るとぱっと見はすべてレモンエローになっているのですが、重ねてみると、、、、

このように白っぽかったり黒っぽかったり、そして赤さびのような色に塗った板は肉眼で見るとやや赤っぽいようにも見えます。
このように下地の色に左右されやすいのがわかると思います。

29-80V27-80V29-80Vあたりの色は、N-8027-85VN‐85などそれぞれの明度に近い無彩色を下地に塗ることで本来の色が少ない塗装回数で出すことができます。

京都高島屋店で開催中のワークショップ、一輪挿しを作り

タカラ塗料の大野です。

京都高島屋店では16日~2月28日まで「自分だけのオリジナルカラーの一輪挿しを作るワークショップ」を開催中です。
前回のアートパネルやクリスマスツリーづくりなども人気だったのですが、今回もお客様に楽しんでいただいているようです。

詳しくはこちら>>

ちなみに京都高島屋店ではアルバイト、パートさんを募集しています!>>

マイクロセメント「モルクラフト」でスツールをつくる(トップ→完成編) 

タカラ塗料の大野です。

マイクロセメント「モルクラフト」で作るスツールづくり。今回はやっと完成です。
まあ長々と引っ張りましたが、工程としては組み立て、パテ盛りで1日、ベース塗りで1日、主材2回塗りで1日、トップで1日で、4日で完成しています。
作業時間はそんなに長くなくって乾燥時間が長い感じですね。

トップは2液硬化型で塗ると固くなるので研磨で形を整えないといけないところは最後に整えておきます。このスツールでは地面に接するところが水平になってほしいのではみ出したモルクラフトを手研磨で削り落としておきました。

2液型のトップの硬化剤を比率通りに混ぜてコテでしみこませるように押し込みながら塗ります。
このトップをしみこませることで耐水性や強度がでて、強くなります。

ただちなみにこちらはスツールで耐水性とかはそんなに必要ないかなと思い、天板だけ2回塗りして完成させました。

いい感じにできました。

次は何に塗ろうかと考えています!

今回のシリーズはこちらから>>

マイクロセメント「モルクラフト」でスツールをつくる(主材2回目塗り模様だし編) 

タカラ塗料の大野です。
今回はいよいよ楽しいモルクラフトの模様だしの様子です。

前回までで主材の1回目が塗り終え、乾燥させています。
ここから2回目を塗り平らにしながら模様を出しさらに光沢も出しながら緻密な表面を作っていきます。

まずは軽く研磨してけば立ちや引っかかるようなところを削ります。

色が同じでわかりにくいですが2回目の主材を塗っていきます。

イメージは凹凸を埋めながら平らに塗りつけていくイメージです。
塗りつけたらいったん10~15分ほど乾かします。あまり乾かし過ぎると模様が出にくくなりダメなので10~15分を守ります。

乾燥中の状態です。そんなに色ムラがないのがわかると思います。

乾燥後ステンレス製のコテの腹で磨く(擦り付けてこすっていく作業)と黒い焼け跡が出てきます。

そして焼けていない部分も奥行き感がでてきます。これが楽しいです(笑)

その工程をインスタにあげましたのでそちらをどうぞ。

マイクロセメント「モルクラフト」でスツールをつくる(主材1回目塗り編) 

タカラ塗料の大野です。

マイクロセメント「モルクラフト」でスツールを作る、今回は主材1回目を塗っていよいよ色を付けていきます。

モルクラフトは現状このシャドウという色味のみ。(新色も作っていくつもりです)

これもベースの時と同じようにケーキに生クリームを塗っていくように塗るのですが、先日書いたようにここで出ているガラが最後に焼けムラになるので出来上がりをイメージして塗っていきます。
ただコテ塗りに慣れていないので平らを目指して塗ってもどうしても焼けムラはたっぷり出てしまうのでただ黙々と塗りこんでいきます。

こんな感じに塗りました。ちょっとけば立ちはあるんですが、後でまたペーパーで削ることにします。
モルクラフトはベースも主材も300番ぐらいのペーパーで簡単に削れるので後で修正ができて本当に初心者向けだなと思います。

2時間以上乾燥させます。

ブログ

タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」「こんな色で塗ってみたい」「あんな商品があったら便利なのに」
という声を日々いただきます。
その声にお応えすべく、既製品にないものは自分たちで開発。そんな思いから生まれた、タカラ塗料ならではのオリジナリティ豊かな商品をご紹介します。

  • タカラ塗料オリジナルカラー

    142色の美しいマットな TAKARATORYOオリジナルカラー

  • 水性ステイン

    珍しいホワイトや古材風色の 水性ステイン

  • ペインタブルテープ

    貼って塗って剥がせば原状回復 ペインタブルテープ

  • ラストブロック

    サビを完全に落す必要なしの下塗り剤 ラストブロック