タカラ塗料のブログ
2024年7月10日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料代表の大野です。
今日は社内勉強会でした。内容は先日勉強会を自ら受けてきた話の中で面白かった「トーン分類」のお話をしました。
トーン分類とは「ライトトーン」や「ブライトトーン」などで細かく分類された17の区割りのことで、それをもとに配色を決める、という話でした。
ぼんやりは知っていたもののタカラ塗料での色の決め方は、机上では決めず、「実際に塗料を調色して壁に塗ってみる」という方法で色を決めています。
上記の写真の時はもともとのタイルの色を残す場合に合う色を探すために直接壁に色を塗って決めているところです。
このようにして決めると色が思ったより・・・ということもない贅沢な決め方です。
とはいえ、店頭で机上で色を考えているお客様に説明できるようにしっかりと理論を覚えなくては、と思います。
2024年7月9日 | CATEGORY:Q&A, 代表大野ブログ, 車刷毛塗り全塗装
タカラ塗料の代表大野です。
大阪モーターショーや先日のブラーバのイベントにてお客様がデモカーを見て何度か言われた言葉。
「塗った車を見たことがあるけど、こんなにきれいに塗ってる車は初めて見た」
です。ちょっとこのお言葉をお聞きするごとに心苦しいのですが、それには秘密があります。
それは
・プロが塗ってるから!
・非売品の道具を使ってるから!
・実は刷毛やローラーで塗らず吹き付けているから!
ではありません(笑)
その理由はバランサーを使っているからです。
暑いときにつかいましょうというバランサーですが、タカラ塗料では真冬に塗るときも「絶対に!」使います。「絶対に!」です。
なぜかというとバランサーを使うと40%ぐらいまで塗料が薄められるからです。
普通水では5-15%までなのですが、多めに薄めることができると、それだけ薄くカスカスにぬることができます。
さらに乾燥が遅いので表面張力により平らになります。
乾燥が遅いのに冬場に使っても大丈夫?と思われる方もいらっしゃと思います。
バランサーを入れても初期乾燥は早いので塗り重ね時間はあまり水の場合と変わらない場合が多いです。
ただ冬場に塗って注意が必要なのは、通常なら一晩雨にあてなければ大丈夫なのですが、バランサーを入れた場合は2-3日ぐらい雨にあてないほうが無難になります。
(まあそれは水を入れて塗った場合も同じなのですが)
ですので是非みなさんも水性塗料で塗るときはバランサーをお使いいただくことをお勧めします!
ライバルに差が付きますよ!
バランサーはこちらから
2024年7月9日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 車刷毛塗り全塗装
タカラ塗料の代表大野です。
今日は刷毛やローラーで水性塗料で全塗装するとき、タカラ塗料で塗るときは「絶対に」使っているバランサーについてご説明します。
まず水性塗料というはタカラ塗料のものに限らず、一般的に「レベリング」しにくい塗料です。
塗料業界でのレベリングというのは、塗料が塗りたいものについてから乾くまでの間に表面が平らになっていくことを指します。油性塗料などは割とレベリングして、表面が平らになりやすいのでつやあり塗料などでは顔が映るような平らさになっていきます。
それとは違って水性塗料はどうしても「ぺちゃぺちゃ」したような粘度があります。いうなれば泡立てた生クリームのように角がたちます。角が立った生クリームも長い時間たてばだんだんと平らになっていくかもしれないですが、塗料はそれまでに乾いてしまいますので凸凹がそのまま固定されてしまいます。
それを「ゆず肌」といいます。
その凸凹を平らにしたいと水性塗料ですからちょっと多めに水で薄めるとぺちゃぺちゃ度合いもちょっとましにはなるのですが、問題がおきます。
それは「色分離」です。「色わかれ」とも言いますが、きれいに塗料が混ざっている状態ではなくなるのです。
食べ物ばかりで説明しますがみそを想像していただければと思います。みそは売っている段階では粘度が高くなかの成分が動いてしまうことはないのですが、お湯にといてみそ汁にするとかき混ぜ続けないと味噌は沈殿してしまいますよね。あれが塗料でも起こってしまいます。
薄めすぎた塗料はこのみそ汁で起こった分離がよく混ぜていても塗ってから乾くまでの間に起こってしまい色の筋ができてしまいます。
バランサーで水性塗料を溶かすとこの色分離が起こりにくく、通常水の場合は15パーセント程度が限界で色分離が起こるのですが、バランサーの場合は30から40パーセント(色によってはもっと)薄めることができます。
上記写真の実験内容はバランサーのページにあります
バランサーはこちら
つづく