タカラ塗料のブログ
2016年11月25日 | CATEGORY:代表大野ブログ
今回のお話は難しいですが、忘備録ということで。。

今大河ドラマで話題の真田幸村の甲冑を作っているお客様がいらっしゃいます。
それは非結晶PET樹脂という丈夫なプラスチックでできたもので、実際にチャンバラ遊びができる強度のすぐれものだそうです。楽しそうですね。
その透明なPET樹脂を裏側から真田の赤に塗装しているのですが、従来よく使われていたラッカーという塗料で塗られていたそうです。
ラッカーなら乾燥も早く作業性良く、丈夫だったらしいのですが、数か月後割れやすくなるという報告がユーザーさんから上がってきたそうです。

樹脂メーカーに理由を聞いてみたところかなりの間原因がわからなかったようですが、ついに最近わかったそうでお客様から教えていただきました。
PET樹脂は結晶タイプ(ペットボトルなどに使われている)と非結晶タイプがあり、今回のものは非結晶タイプで分子間のつながりが弱く、ラッカーに使われているラッカーシンナーがその間に入り込んでしまったようです。
入り込んでしまったシンナーは数か月の間、ゆっくりと揮発していきます。
すると干ばつになってしまった土地のように表面がひび割れてしまいます。このひび割れは顕微鏡で150倍以上にしないと見えないそうです。
そのひび割れがのちに割れるきっかけとなり、割れてしまうそうです。
対策としてはPET樹脂を侵さない(侵しにくい)弱溶剤の油性塗料か、水性塗料で塗らないといけないようです。
ちなみに結晶タイプのペットボトル等は、全然塗料が引っ付きませんよ~!
2016年11月25日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 社屋リノベーション
タカラ塗料の外観は、時代とともに変化をさせていっています。
・・・と言いましたが、その時その時に一番いいかな~という感じにリニューアルして行ってます。
ただそれもなかなかお客様には偉そうにアドバイスをしているくせに、自分のところは・・・といったところです。
かなり反省をしております。。
ロハスフェスタを見られて、またはインスタを見られてご来店いただく方がたくさん増えたのですが、このぼろぼろの外観をみてがっかりはされていないかと常々心配しておりました。
ここで反省の意味を込めまして、2016年9月時点の外観をさらします。

ボロボロでしょう!
そうです、下記のような写真は、ほんの一部分を切り取ったものだったのです!

きれいな女性がすっぴんで家にいたら「誰?」みたな。
(たとえがよくわかりませんが)
そこでついに2016年秋に外観をリニューアルすることにしました。
と、その前に僕がわかる範囲でタカラ塗料の外観の遍歴をここにさらしてしまおうと思います。。

僕が生まれる前(昭和40年代後半)に建てていたようです。

2008年ぐらいの写真です。
シャッターを水色に塗ってみたり、いろいろ試していましたがいまいち。
落ち着いたトーンとそうでない色がややこしい。

2008年~リニューアル
当時看板屋に勤めていた妹の力を借りて、若々しさと敷居を少しでも下げるために明るい色を基調に。
ホームセンターを意識していました。
あと隣がエネオス(オレンジ)、逆隣りが喫茶店(赤)に挟まれているので、緑系を基調に。
そして2016年9月は

ボロボロ。
ちなみに手の届く部分はシャッターなどもぼちぼちリニューアルしてました。
しかし袖看板の「ペ」がどこかに旅立ってしまい、「ノキ」みたいな状態に。
この「ノキ」を見たときに「すぐにリニューアルしな!」という気持ちになりました。
そして2016年秋、どうなるかといいますと、こうなります!

これはロハスフェスタの時、完成予想図が僕の頭の中にしかなかったので、スタッフのみんなには苦労ばかりかけてしまった反省を生かし、当店自慢のお絵かきスタッフ山口さんにイメージを伝えフォトショップで作ってもらった完成図。
これ作ってもらってすごくよかった。。
みんなにもわかりやすいし、僕自身もくじけずぶれずに突き進むことができました。
作れるスタッフに感謝!
ちなみにこんな塗料販売店は見たことがない。。
しかも現在この完成予想図よりも格段にいいものになってきています。
その工程をまたグチグチ書いていきまして、ほんまに困ってはるほんの一人の方が「よかった!解決した!」と言っていただければうれしいです。
またその他の方にも「ここまでやるなんて」と苦笑いしていただければ幸いです。
TAGS:外観リニューアル2016
2016年11月24日 | CATEGORY:イベント, 代表大野ブログ
第24回ロハスフェスタ出展から早1年がたちました。
2日出展して2日目の雨という要因がなくても、出展料ですら売り上げでペイできなかったので、ちょっとの間少しへこんでおりました。
が、その後実店舗にご来店いただけるお客様が異様に増えてうれしい悲鳴を上げております!
今までタカラ塗料はインターネット通販メインの会社で、ご来店いただけるお客様はそんなにいなかったのですが、現在は毎日ご新規のお客様にご来店いただいています。
大げさな表現ではなく本当に毎日 。。

またロハスフェスタ出展を見て、または出展した記事を読まれて興味を持っていただき、全国的にタカラ塗料のオリジナル商品を扱っていただいております店舗様が増えたのもとてもありがたいです。
ちなみに5店舗→20店舗となりました。
当店だけでは絶対に会えないお客様に取扱店舗様が接客いただいているということ、本当にありがたいです。
塗料はやはり説明しないとなかなかわかってもらえないものなので。。
また出展しないの?というお声もいただきます。
まずは実店舗をロハスフェスタ出展時に負けないぐらい、むしろご来店いただいた際にそれ以外の感動を与えられるように、作り上げているところです。
それがかなったら、人員的にかなり厳しいものもありますがしっかりと計画を立てて、またあの芝生の会場にて新たな価値を持って参加できるように日々まい進してまいりますのでよろしくお願いします!

TAGS:ロハスフェスタ
2016年11月22日 | CATEGORY:イベント, 代表大野ブログ
大量の商品と、大量のフライヤーと、大量の什器と、大量の看板と、大量の外壁を引っ提げてロハスフェスタ後半2日間の前日の搬入日。
僕とスタッフ大浦さんと2人で一抹の不安を抱えながら向かう予定だったんですが、急きょ退職したスタッフが手伝ってくれることに!感謝!
心強い増員を受けて、出発。

↑トラックを借りて搬入

これがブース設営前のテント。
今出ている看板は撤去します。

単管の枠を組んでいきます。

こんなにたくさんの資材・・・

なんとか看板を一枚上げるところまで完成。
時間的にもスペース的にも余裕がなかったので、一度も完成まで組んだことがなかったものが形になり、少し安堵。
ただまだ前日にもかかわらずできていない什器や看板も多かったので、前日の作業は夜中1時までかかりました。
当日は朝5時に会社に集合して、スタッフ全員で会場に。
ばたばたしながらで全然9時半のオープンに準備が間に合いませんでしたが、それもご愛敬。


スタッフによるエイジング実演も大盛況。

調色の実演

黒板タワーに群がる子供たち

なんの店?と言われることも多数!
店から看板外してきたの?
どこのお店??
ジャムみたい!
いい色ばっかりで悩む!(半日悩まれた方も)
知り合いからは「やりすぎ!」
・・・とたくさんのありがたいお言葉をいただきました。

黒板タワーはチョークをすべて消費し、芝生が染まるほど働いてくれました。。
2日目はあいにくの雨でして、万博公園の芝生が田んぼみたいになってたんですけど、逆に入口付近にある当店には足を止めてくれる方がいらっしゃいまして、ゆっくり接客ができました。


ロハス後の片付けも超大変でした。。
無理を言って翌日も片付けに来させてもらい、看板などを撤収。
雨に濡れた商品などのチェック、什器の片付け、傷ついた看板の補修など1ヶ月以上片付けに要しました。
でも看板などはまた実はいつでも使えるようにしっかりと保管しております。
またいつの日かこの看板を使って、皆様に驚きを与えられればと思います。
TAGS:ロハスフェスタ
2016年11月21日 | CATEGORY:イベント, 代表大野ブログ
これはWEBショップにも共通して言えることなのですが、塗料は容器のまま陳列していてもよくわかりません。
もちろん容器のまま陳列していても絵になればもちろんいいのですが、それだけではわかりません。

だから販売店はどうやったらお客様にわかりやすくなるか考えるのが仕事だと思っているのですが、なかなか販売店さんの中でも塗料を使わずに右から左に売るだけのところも多いようです。
それではホームセンターと同じになってしまいます。。
当店ではもともと調色(色を混ぜ合わせて好みの色を作ること)をしているので、塗料はほとんど蓋を開けて混ぜ合わせます。
だからまだ塗料そのもの自体をよく知っているほうなのですが、それでは足りません。
当店ではどんなものに塗れるのか?さらにはどう塗ったらかっこよくなるかを考えながら、塗装事例をたくさん作ることに力を入れています。


↑例えばIKEAの青いプラスチックランタンを海の中に長年あって引き上げられた風に塗装してみたり
自社の壁はもとより、カウンター、陳列棚、扉、はさみ、ガラスなどなどお客様の目に触れるものや、自分たちで使うものは極力塗って使うようにしています。
そして当店のスタッフには家でも雑貨を作っていたり、絵を描いていたりする人ばかりです。
信じられないことに家でも塗料に触れているんです(笑)
しいて言えば社長の僕よりスタッフのほうが塗料の触れています(苦笑)
だからこんなのを作った!といつも持ってきてくれたりするのですが、どれも僕が思いつかないようなものばかり。
これらをたくさんロハスフェスタに持って行って、お客様に塗料を購入したイメージをつけてもらおうと考えました。
ちなみに僕は息子のストライダーを塗って持っていきました。

そしてそれらの塗り方を家でも見れるように、「How to paint」というサイトを作り、某料理レシピサイトのように誰でも作れるを目指しました。
http://howtopaint.gallery/?pid=97593331
↑ストライダーについてはこちら
おうちに帰っても当店の塗料を買ったという感動が少しでも長く続きますように・・・と。
TAGS:ロハスフェスタ