タカラ塗料のブログ
2025年6月30日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
決算前ということもありブログがちょっと飛んでしまいました。実は誰に言われたことではないですが、平日毎日書くぞ!というのを目標にしております。
前期の決算が終わるころに決意したので、今期は180本ぐらいの記事を書いたことになります。まあほかのサイトのブログも書いているので実際はもっと多いのですが。。
そんななかで困るのがブログのネタ探し。しかし外をちょっと散歩するとたくさんのネタの宝庫になっております。
こちらの木の壁をご覧ください。
これは同じベニヤでもなぜか上のほうは黄色みが強く、下のほうはグレーになっています。
なぜこのようになるのかというと上のほうは雨が当たらず、アクが出てきていて、下のほうはアクが雨で流れてグレーになっているのです。軒が深いとこのグレーが生まれにくくなります。
塗る場合はアクをしっかり止めて塗るか、木目を出す場合は一度漂白をして塗ったりしますね。
2025年6月26日 | CATEGORY:Q&A, 代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
街を歩いていたらこんな風景を見ました。
おそらく玄関扉をホームセンターで買ってきたブルーで塗り替えて、気が付けばタイルを汚してしまっていた、といったところでしょうか。
塗り終わって扉はきれいになってもがっかりすることになってしまいます。
塗料屋さんとしてアドバイスできるのは、
「ラッカーシンナーで掃除してみては?」
です。
塗られているのが油性にしても水性にしても結構日数が立ってしまっているので取れにくいかとは思いますが、まだタイルの上だということが救いです。
このタイプのタイルはシンナーで変色するなどは無いと思いますのでどんどんラッカーシンナーでこすったりして取ればよいかと思います。
取れにくければウエスをシンナーで浸して塗装膜の上に置き、上からビニール袋などをかけて乾燥しないようにして10分ぐらい置き、またこする、とか、こする際にもブラシ系を使うのもありかと思います。
塗料の膜は一番表面に酸素と酸化した膜があるので、それを物理的にも削れば一気に溶かして取ることができるかと思います。
どちらにしましてもラッカーシンナーは直接手で触らず、換気をよくしてお使いください。
ラッカーシンナーはこちら>>
シンナーの購入時には使用用途を備考欄にてお伝えください。
2025年6月25日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 車刷毛塗り全塗装
タカラ塗料の大野です。
スタッフが刷毛とローラーで車を全塗装しよう!の新しいショート動画を2本作ってくれました。
本日はこちらをご覧ください。
塗ってみたくなりましたか??
塗りたくなったらこちら>>
ちょっと年度末やら来客やらでバタバタしてるのでこの辺で。。
2025年6月20日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
よくすごい蛍光っぽい色!という色はあるのですが、案外蛍光色でない場合があります。
もちろんテープなどの場合は蛍光もあることもあるのですが、例えばこれです。
カワサキのライムグリーンです。
これが結構蛍光に見えるのでカワサキのライムグリーンの蛍光グリーンをください!といわれると
「蛍光色はつくれません」
と回答するしかないのです。。
業界あるある的な感じかもしれませんが、西洋医学の人が東洋医学の漢方とかをあんまり信じていない、みたいな感じで、塗料業界の人は蛍光と蛍光でないはとても厳密に区別しているのです。(たとえが分かりにくいですかね。。)
さて蛍光色とはどういうものかというとこういうものです。
上が蛍光色、下がカワサキのライムグリーン、左がライトグリーンという原色になります。
これらどれも外で単品で見ると蛍光に見えるのですが、こうやって見るとだいぶん違います。
この写真では蛍光のグリーンはえらく映えていて、これは光を当てているのですがブラックライトなのです。
つまりブラックライトをあててきれいに発色するのが蛍光色、しないのは普通の色なのです。
でもそれぞれ単品で太陽光下でみると蛍光っぽくみえる、というお話でした。
TAGS:色のうんちく
2025年6月19日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
先日いろいろな実験のために屋上に上っていますと忘れていた缶を発見しました。
それがこちら。多肉が詰まっていますけど、ゴールドの缶なのです。
これを塗ったときの写真を探したんですけどスマホを持っている時代ではなく、おそらく2010年頃にパール顔料のゴールドの粉を手に入れ、当時は水性に混ぜるっていう発想はなく2液のウレタンに混ぜて空き缶に吹き付けた覚えがあります。
そして耐候性を確かめるために土をいれて植木鉢にして屋上に放り出して10年以上たっていると思います。
やや褪せてる感はあるもののゴールドっぽさは失われることなくまた2液ウレタンなので艶も残ってますね。
ちなみに当時は2液ウレタンに混ぜたゴールドはちょっと保管すると沈殿してカチカチになってしまい(ハードケーキングといいいます)貯蔵安定性が悪いので発売には至りませんでした。
その後水性の相性がいいクリアが見つかり、それに混ぜることで水性アクリルゴールドが完成。現在も人気の商品となっております。
そしてこの缶は回収することなく更なる耐候性試験のため屋外に放置されています。
TAGS:ゴールド&メタリック 塗料実験