タカラ塗料のブログ

玄関タイルにマイクロセメント「モルクラフト」を塗ってみる・・・練習編

タカラ塗料の大野です。

モルクラフトのような商品を初めてみたときに思ったのが、
「玄関のタイルを平らにしてモルタルのようにできるのでは?」
でした。

昭和に建てられた家の玄関って小さめのタイルが貼られてて、それがなんか古臭いですよね。それをなんとかできるんじゃないかと考えていました。
ただそう思ったのは5年以上前の話で、当時はこのような商品の屋外に塗れるタイプのものはありませんでした。
そこで出てきたモルクラフト。こちらは屋外に施工可能とのことでやってみたかったのを自社物件でやってみることにしました。

と、簡単に言いますが我々は塗料販売店。刷毛やローラーで塗装するのは慣れていますが、コテで塗る商品はちょっと自信がありません。

ちゃんとタイル目地が埋まるのか?
まっ平にできるのか?
など施工前にいろいろと気になります。

ということで、ベニヤ板やらで仮のタイル目地を作りました。

これに工程として、強力プライマー→ベース→メッシュ→ベースで伏せこみ→モルクラフト主材×2→トップ×2の順番に塗っていきます。

うまくできた!とおもってよく見てみると仕上げの部分にタイル目地がうっすら見えているという事態に。

中央付近の筋がタイル目地の跡になってます。。

しっかりとベース時点でタイル目地を埋めないとって施工していたのですが、おそらく乾燥過程でちょっと痩せてしまったみたいです。
ですのでもう一度初めからチャレンジ。今回メッシュをふせこんでから、もう一度ベースを塗ってしっかりと目地を消すときれいに仕上がりました。

しっかりとモルクラフトのグレー部分では目地が消えているのがわかると思います。
これでちょっと自信をつけて玄関への施工を開始しました。

つづく

新製品 ハイブリッド型遮熱断熱塗料「リフレクトサーモ」

タカラ塗料の大野です。

このたび、新たに発売いたしました高性能ハイブリッド型遮熱・断熱塗料「リフレクトサーモ」の製品カタログが完成しました!

これまで遮熱塗料は各社から発売されておりましたが、性能面では大差のない商品が多い状況でした。
しかも結局のところ遮熱塗料は遮熱塗料ではない塗料と比べて数度下がる!という触れ込みですが、遮熱塗料ではない白を塗ったほうが一番遮熱効果が高くなる、という状態でした。

「リフレクトサーモ」は、優れた遮熱性能に加え、中空ビーズによる断熱効果を併せ持つ、従来にはない高性能塗料です。
遮熱性能も普通の白よりも高品質なものをふんだんに使っていますので、真っ白どうし比較しても差が出ます。さらに断熱効果もあるので近年の猛暑対策としても、大変有効な製品となっております。

とくに断熱材があまり使われていない工場などで大幅な効果を発揮し、屋根だけではなく壁にも使用すると冷暖房効果の向上も期待されます。

・・・といろいろ書きましたが、また性能差を調べた実験結果をブログに書いていこうと思います。

リフレクトサーモはこちら>>>

マイクロセメント施工に適したコテと普通のコテの違い

タカラ塗料の大野です。

先日入荷したのがこちらのコテなんですが、日本のコテとちょっと違います。
以前にもちょっとだけコテの違いを書きましたが、今日はもう少し詳しく書きます。

いや、日本にもたくさんコテがあるし、日本製でいいやろうと安易に思っていました。
というのもイタリア製とかになると高いし、コテはこだわらないなら大丈夫と思っていたのです。

それが実際に使ってみて、他のコテや日本のコテと比べてみるといろいろなことがわかりました。

マイクロセメントには磨くという作業がある

普通の左官と違う点というと、マイクロセメント、モルクラフトには磨くという作業があります。

磨くその① めっちゃ辺を使って削り上げるように磨く

モルクラフトの主材2度塗り目時に、写真のように45度程度に傾けて1度目塗りの分と一緒に削りながら磨くという作業があります。この作業は左官をやったことがあるワークショップの参加者さんは力加減が優しすぎて全然模様が出ないことがあります。

それだけに力をかける作業なので、プレート部分が結構強度が必要なのです。

磨くその② めっちゃ腹を使って押し付けるように磨く

マイクロセメントモルクラフト

モルクラフトのバナーにも使われているこの使い方なのですが、しっかりと腹を押し付けて磨くという作業があります。このためプレートが真っ平らだと引っかかってしまう場合があります。

これらの作業をするためにマイクロセメント用のコテはちょっと違うようです。
こういうコテのことをベネチナアンコテというようです。

ベネチアンコテと日本のコテの違い

・四隅に少しアールがある

よくある将棋の駒のような形の日本のコテと違い、ベネチアンコテは四隅に少しアールがあります。
磨き作業の時に引っかかりにくいようにこうなっています。


・両脇に向かってちょっとそっている

横から見るとややこのようにそっています。これは「磨くその② めっちゃ腹を使って押し付けるように磨く」の時に引っかかって傷が付きにくいようにするためです。

・固めのステンレス板

左が日本のコテ、右がベネチアンコテです。日本のコテも曲がりにくいものもあるかと思いますが、一般的なコテよりもベネチアンコテは固いようです。

・ちょっと角がテーパーになっている

左が日本のコテ、右がベネチアンコテです。角がやや面取りされていてテーパーになっています。これも引っかかりにくい要素のようです。

安物のAmazonのベネチアンコテとの比較

実は僕は安物買いの銭失いなので、Amazonで財産を失います。
ベネチアンコテとか調べては2個で2000円ぐらいのコテを何種類か買いました。すべて失敗でした。。。

まず全部日本のコテのようにプレートが真っ平ら、角がテーパーになってない、という代物でした。モルクラフトの塗装中にめっちゃ引っかかります。

そしてこれ。

力を入れると柄が曲がる!力が逃げてしまう原因になっちゃいます。。

ちなみにうちが扱うローリングドック社のコテなら全然大丈夫でした。

このようにですね、コテにもいろいろあるんです。

そして今までコメ社のコテを扱っていましたが、めちゃくちゃ値上がりしてしまいました。。
そこでいろいろ探したところ見つかったのがローリングドック社のコテです。金額のわりにコメ社のコテとそん色なく使えるという優れものです。

よろしければどうぞ!

商品はこちら>>

やっと届いた新しいベネチアンコテ

タカラ塗料の大野です。

待ちに待ったコテが届きました。。。
マイクロセメントモルクラフトを施工するのに最適なコテなんですが、なかなか日本のコテではうまく塗りにくく、かといっていろいろ試しましたが今までではぴったりなのは、結構高いイタリア製のコテしかなかったのです。

それがこちらのコテ(中国製やけどしっかりとした作り)が手に入ることになり、やっとその第一陣が入荷しまして順次出荷、となっております。

また普通のコテとこのヴェネチアンコテとの違いを詳しく解説します。

こちらのコテはこちら>>

タカラ塗料公式TikTokアカウントを開設しました(してました)

タカラ塗料の大野です。

この度、タカラ塗料ではTikTokアカウントを開設いたしました。
とはいっても実は開設したのは2024年の春ごろ。一年たってのブログでの言及です。

公式TikTokでは、人気アニメキャラクターのカラーを何色も混ぜて作り出し、壁や家電・小物を塗るコンテンツや、車を刷毛とローラーを使って塗る車用塗料に関する動画、更に当店のリアルな日常が分かるコンテンツ等、様々な情報を配信しています。

・・・としていますが現在は更新をストップしております。
投稿してた当時はバズったりして見られた方もいらっしゃったかもしれません。

ぼく自身がめっちゃでているので恥ずかしいのでこれまでHPで宣伝してこなかったですが、一応公式ですのでちらっとこちらで触れとこうと思いまして。。

お暇ならちょっと覗いてみてくださいませ。

▼タカラ塗料 公式TikTokアカウント

https://www.tiktok.com/@takaratoryo

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タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」「こんな色で塗ってみたい」「あんな商品があったら便利なのに」
という声を日々いただきます。
その声にお応えすべく、既製品にないものは自分たちで開発。そんな思いから生まれた、タカラ塗料ならではのオリジナリティ豊かな商品をご紹介します。

  • タカラ塗料オリジナルカラー

    142色の美しいマットな TAKARATORYOオリジナルカラー

  • 水性ステイン

    珍しいホワイトや古材風色の 水性ステイン

  • ペインタブルテープ

    貼って塗って剥がせば原状回復 ペインタブルテープ

  • ラストブロック

    サビを完全に落す必要なしの下塗り剤 ラストブロック