タカラ塗料のブログ
2025年7月14日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
昨日ものすごい暑い中、暑いからこそリフレクトサーモを屋根に塗ろうと思い立ち、早起きして会社に行き屋根を塗り始めました。
ものすごい暑いのはわかっていたので夜明けぐらいには会社に行って塗り始めるぞ!と意気込んでいたのに会社についたは6時半。(夜明けは5時前ぐらい)
そして結局なんやかんや準備して塗り始めたのは8時半という体たらく。屋上に塗料を上げたり洗浄したりに時間がかかりました。
すでに炎天下の中、あるメーカーの遮熱塗料の中でも一番明るい色を塗った屋根に腰掛けて塗ろうとするとお尻はやけどしそうに暑い。いや熱い。
これがスレート色の屋根なら座るなんでできないほどに熱いのでそれでもずいぶんましなほう。
そんな屋根にリフレクトサーモを塗っていくと端からどんどん乾いていくほどの乾燥の早さ。
とりあえずこの日はあんまり在庫で持っていないかったので、持ってる分は頑張って塗り切りました。というか暑いの限界。
そしてインスタに投稿したサーモカメラの画像がこちら。
塗ってすぐなのでちょっと塗料で冷たくなってるっていうハンデはありますが一回塗りでこの威力。
熱くて触るのも難しかったのですが、ひんやりと感じるほどに温度が下がりました。
そしてこの下の部屋の温度を記録するデータロガーには1回塗りなのに驚きの数値がでていました。
つづく
TAGS:遮熱断熱リフレクトサーモ 塗料実験
2025年7月10日 | CATEGORY:Q&A, 代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
今日はなぜドアノブの周りのドアの塗料が黒ずんだり剥げてしまうのか?というお話です。
写真はある百貨店のバックヤードのたくさんスタッフさんが通るドアのドアノブ周辺の写真です。
まあ「ある百貨店」ってわかる人にはわかる画像なんですが。。
実はこれはある程度仕方がないことなんです。
まずこの現象のことを「皮脂軟化」と言います。
皮脂軟化は手の油分が塗料にちょっとずつしみこんで柔らかくなる現象でほとんどの塗料で起こります。
基本的には2液硬化型のウレタンか焼付塗料など、硬い塗料だとこの皮脂軟化は起こりにくいといわれています。逆に普通の水性塗料や油性の塗料などではこれは非常に起こりやすく、早くこの状態になります。
さてこれになってしまったらどうしたらいいか?
対処方法はあるのでしょうか?
対処方法1
しっかりと柔らかくなってしまった部分をやすり落とし、2液型の塗料を塗る
対処方法2
しっかりと柔らかくなってしまった部分をやすり落とし、皮脂軟化を防ぐ系の水性塗料を塗る
対処方法3
しっかりと柔らかくなってしまった部分をやすり落とし、普通の水性塗料を塗って皮脂軟化を防ぐクリアを塗る
ざっと書きましたがこのような対処になります。
扉を塗るのはそんなに難しい話ではないので、もし塗ってみたいと思ったらぜひお問い合わせくださいませ。
2025年7月9日 | CATEGORY:Q&A, 代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
「発泡ウレタンは塗れますか?」
と京都店のスタッフから質問がありました。お客さんに聞かれたそうです。
結論から申し上げますと「硬い硬質タイプなら塗れます」です。
柔らかいのはスポンジ状のもので、あまり柔らかいと塗料が追従しません。
まあ追従するような塗料もあるのですが、ケースバイケースですね。
硬質タイプでも塗料によっては、溶けてしまうのでは?とも言われますが、発泡ウレタンは2液硬化型の素材なので化学的にしっかり結合しているので溶ける心配はありません。
ネットで見てみると発泡ウレタンは本来の断熱目的以外にもアート的に使われたり、造形の下地に使われたりと様々な使い方をされてます。
そしてその上から塗料を塗っているのですが気にせず塗ったりしておられますので、問題なく塗れるのではと思います。
2025年7月7日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
ビジネスマッチングフェアで知り合いました栗山縫製さんからのご提案で、うちの調色師のこってこてのエプロンがバックになりました!(試作)
まさに同じ柄!
こちらのバックは別のビジネスマッチングフェアに出展されたそうなんですが、そこで数あるブースの中で一番人気があったという噂です。
こういうのを通じて調色師という職業が広がればいいなと思う今日この頃です。
2025年7月3日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 調色屋
タカラ塗料の大野です。
本日社内で
「RGBから塗料の色は作れないですよね?」
って話になりました。
結論から申し上げますと「RGBから塗料の色は作れません」
そのことについては調色屋のページにも書いているのですが、RGBは光の三原色を示した色のレシピで、リアルにある実際の色を示したものでありません。
ですのでCMYK(印刷のレシピ)も含めてRGBの色は印刷した紙を送ってください、という風に案内しています。
ですが昨今ではどういうロジックかわかりませんが、RGBをマンセル値に変換してくれるサイトがあります。
こういったサイトがあり、RGBの色番号をマンセル値にしてくれるのですが、僕の肌感では「だいだい」です。
ただ先のほどの調色屋のページにもあるのですが、印刷して持ってきていただけたら調色する、という話でしたがそれも「だいたい」になります。印刷はプリンターのインクの色にも左右されるので結局「だいたい」です。
そしてこのRGBをマンセル値に変換するWEBサイト。こちらのほうで変換してみると・・・
このようになります。
こちらは205 213 201というRGBを変換してもらったものです。
近い色からだとマンセル値を見ると、N8と2.5G8/2 が近い!みたいな感じになっているのですが、この2つは我々からする全然違う色になります。
ですのでこのようなサイトもありますが、ほどほどに信じてもらえればと思います!
TAGS:色のうんちく 調色