タカラ塗料のブログ
2025年5月12日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
第二工場ペイントランスの前には大きなオリーブの鉢があります。
これは地植えにしていたオリーブの幹が立派になったので引き抜き、先代の時にたくさん売った床用ワックスの材料が入っていた樽を塗って植えているものです。
北向きの入り口に置いているので太陽の陽をもとめて斜めに伸びていっているので人の頭や車に当たってしまいます。
これを緩和するために、ちょっと傾斜がついているところに鉢を置いているので、それを水平にする木の台を作ることにします。
材料の木を買いに行くこともなく、いろいろ解体して出てきた粗材を使って作ります。
段になるような部分をつくると水が溜まり、腐る原因となるので段差ができるだけないような作りにすることにします。
今回の塗装仕様は安い材を使ってるけど塗装はしっかり仕様で、
・カチオン系の含浸シーラーを塗り木への水分の吸い込みを止める
・床用防水用のライトプルーフウレタンを塗り防水塗膜を作る
・外壁の色(エントランスグリーン)と合わせた外壁用の塗料で色を付ける
という方法で塗っていきます。
特にライトプルーフウレタンはゴテゴテに塗ります。
写真を撮り忘れたのですが、この部分にはメッシュテープを貼って継ぎ目を埋めるのとともに膜厚を稼いでいます。
エントランスグリーンを塗って完成。
これを鉢の下において・・・
完成!
ちょっとましになりました。
含浸シーラーはこちら>>
ライトプルーフウレタンはこちら>>
外部用エントランスグリーンはこちら>>
TAGS:DIY TAKARA TORYOオリジナルカラー
2025年5月9日 | CATEGORY:Q&A, よくあるご質問, 代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
壁紙を塗ってみたいけれど、失敗したらどうしよう、ぐちゃぐちゃになったらどうしよう、と考えて一歩踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そんな方に起こりうる失敗とその対策や対処について書いていきたいと思います。
今回は「塗装のス編」です。
前回タレについて書きましたが、それは塗料を塗るときに分厚く塗ると起きるトラブルでした。
今回の塗装のスは塗料がどちらかというと少ないときにおこるトラブルです。まあトラブルというよりは「まだ塗れてない」だけなんですが。。
塗装のスは見つけにくい
塗装のスとはこういう状態のときのことです。
よくわからないですよね。拡大しますと・・・
さらにコントラストをつけると・・・
中のほうに塗れていない白い部分があるのが見えると思います。これがスです。
「塗れた!」と思っていても乾いてみたらこのようにスがあった、ということが多いです。
白から白へ塗り替える場合は目立ちにくいですが、色をつけると結構目立ったりします。
なぜこのようなことになるのでしょうか?
スができるメカニズム
なぜこのようにスが入ってしまうのでしょうか?
へたくそな絵で紹介します。
■毛の短いローラーで塗ったときに壁紙の凹凸に入り込まず、そもそも塗れていない場合
短毛(4ミリほどの毛の長さ)のローラーで塗ると壁紙の奥に入り込まずに塗れていない、ということがあります。
■塗料の膜ができて塗れてると思っても乾いたら塗れていない場合
塗料のスができないように気を付けて押し込みながら塗っても乾いたらスができてる場合があります。
その場合はこのように膜状になっていて塗れていないことに気づかず、乾いたときに膜がとれて前出のような状態になっていることもあります。
スができたらどうしたらいい?
スができたらどうしたらいいか?
答えは簡単でもう一度そこの部分を塗ってください!
まあ気を付けることとしては、乾く前に塗料やローラーを片付けずに待ち、乾いてスが見えなかったら片づける、とすれば大丈夫です。
壁紙塗装の際は「スを探す」を心がければ大丈夫です。
その他壁紙塗装の失敗のリカバリー方法などについてはこちら>>
TAGS:DIY壁ペイント 壁紙塗装の失敗
2025年5月8日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 調色屋
タカラ塗料の大野です。
先日「カラーミューズを使ってモールテックスの色を調べる」という記事を書きましたが、ほかにもこんな使い方があります。
気になる色を測って・・・
作れそうな色を見つけて・・・
その日塗工の色にだいたい近づけて・・・
乾かして比色してみて・・・
色を再度調整して・・・
また色を測ってみてというのを繰り返して・・・
塗って乾かして現地で見てみたらほぼ同じ色!
ということができます。色を持ち運び出来、調色技術と組み合わせると色が再現できたしまうのです。
これらをやったインスタのリールを貼っておきますね。
カラーミューズはこちら>>
TAGS:カラーミューズ
2025年5月7日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
GWはいかがお過ごしだったでしょうか?気候も良かったのでたくさんの方がDIYやペイントを楽しまれたと思います。
タカラ塗料は暦通りで営業しておりまして、連休中にたまっていたご注文も順次出荷しております。
第二工場からの出荷だけでもこれだけのお荷物。
本社からの調色品や、倉庫からの出荷もたくさんあります。
制作、出荷しておりますので今しばらくお待ちくださいませ!
2025年5月3日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 調色屋
タカラ塗料の大野です。
長年のお客様であり工務店をやってる友人から相談がありました。
内容は、
半年ぐらい前から困ってるんやけど、施工したモールテックスが欠けてしまった。補修をしたいんやけど色が特別でよくわからない。大体の色でいいといわれてるが、メーカーに作ってもらうにも色を伝える手段がない。
とのことでした。
僕からの答えは、
「半年も困らんと色のことなら早く連絡して!」
です。
色を伝える方法は写真や印刷物では伝わらないので、通常なら現物をメーカーに送ったりしないといけないのですが、それが施工してる流しなんで送りようがありません。
これはモールテックスじゃなくても色を遠隔で伝える手段はなかなかないのです。
ふつうは日塗工の色見本帳から似てる色を探したりして、日塗工番号を伝えたりするのですが、それでも結構難しいんです。
似てる色を見つけるの自体が難しい。。
詳しい色の見つけ方のページはこちら>>
で、その友人に紹介したのがこれ。
カラーミューズです。
これで色を測ると日塗工の色のほかにも、ベンジャミンムーアやシャーウィンなど海外メーカーの色がたくさん収録されていて、現状の色を測ったら一番近い色を見つけてくれるのです。
これをモールテックスに当てて色を測り、一番近い色を先方に伝えれば色がわかるのです。
まあ先方がベンジャミンムーアなどの色見本を持っていない場合は、タカラ塗料で色見本を作らせてもらえれば、それを送ればわかるかと思います。
カラーミューズはこちら>>
ちなみにうちのモールテックスに似た「モルクラフト」の塗り板から日塗工の近い色を探すっていうのが難しい!って動画を友人があげてるのでそちらもどうぞ。
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