タカラ塗料のブログ
2024年11月11日 | CATEGORY:Q&A, よくあるご質問, 代表大野ブログ
よくあるご質問に黒皮鉄を什器で使いたいからクリアを塗りたい、というご質問があります。
黒皮鉄は何とも言えない艶感と奥にある微妙な色ムラがかっこいいですよね。
ただ、手で触ったりすると錆が発生しやすく、お客さんの服に錆が付いたり、商品に色が付いたりなどというデメリットもあります。
こういった場合どうすればよいのでしょうか?
塗料の参考書的な答えは
「黒皮鉄はサンドブラストなどでしっかりと黒皮を落とし、錆止めを塗って塗装する」
とあります。そんなことをしたら黒皮鉄の意匠性の良さがなくなってしまう!
と、こういったときにお勧めしているのがラッカーのクリアの艶消しを軽く吹き付ける、です。
もちろん屋内で、あまり湿度の高いところではないところでの使用に限ります。
この場合あまりたくさんクリアを吹き付けてしまいますと艶がそろってかっこよくなくなりますのでギリギリのところを攻めるのがよいかと思います。
また摩擦でなくなったりしやすいので、定期的にクリアを吹き付けるほうが長持ちはするかと思います。
2024年11月7日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 調色屋
タカラ塗料の大野です。
調色(ちょうしょく)とは、色を混ぜ合わせて好みの色を作ることです。
塗料の原色は10種類以上あり、それらから最適な色を選び色見本とピッタリな色を作り上げます。
元の色と同じ色を作ることも可能ですし、全くこの世にない色も作り出すことができます。
日本塗料工業会(日塗工)が定める色というのがありまして、600色以上が記載されています。
これだけでも、ホームセンターに並んでいる色には比べものにならないほどの色があるわけですが、実は塗料を混ぜ合わせて作れ人間の色覚で識別できる色は100万色とも言われます。
それらの色を「調色屋」タカラ塗料では職人が毎日一色一色作っています。
2024年10月30日 | CATEGORY:タカラ塗料京都高島屋S.C.店, 代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
最近忙しくってあんまりブログ書けてないのですがまた頑張ります。。
今日は1週間ぶりに京都店に行きました。そしたら実演壁がハロウィン仕様に!
スタッフが書いたそうです!上手!
2024年10月25日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の代表の大野です。
学校などプライベートや仕事で訪問すると、外部からだと施設の老朽化などが結構気になったりしますよね。渡り廊下の鉄部などは雨は直接当たらないけど、塗料が劣化して薄くなって、錆が出ているのも目にします。
市などのお金で直せたらということもあると思うのですけど、なかなか予算は出ないということが多いみたいです。
でもDIYでPTAの方たちや先生などで協力してDIYで塗ろう!となったらどうしたらいいか?というテーマで今日は書きます。
屋根があるので直接雨がかかるわけではないですがこのようにサビてしまっている部分、これが気になりますよね。。
もしプロが塗るなら
1,ケレン(徹底的なさび落とし)
2,油性の錆止めの塗布
3,油性の上塗りの塗布×2回
となるのですが、このケレンという作業が大変です。錆が見えなくなるまで削らないとだめなのです。
ではDIYで塗ろう!となった場合はどうでしょうか?これらのケレンとかは電動工具などの特別な工具が必要になるので避けたいですよね。
しかしみんなで塗るなら一番のメリットは人数がかけられるということです。職人さんの場合は工賃がかさむために人数は難しいですが、PTAさんならお父さん方や子供たちや近隣の方などを巻き込んですれば人数がかけられます。
この場合の推奨の仕様としてはこういった提案をします。
1,みんなでワイヤーブラシですぐに落ちるような錆は落とす。
ワイヤーブラシは安いものなので多めに用意できるかと思います。
錆は全部落とさなくても大丈夫な塗料を使うのでだいたいで。
2,みんなで地面を汚さないようにマスキング
床を汚すか汚さないかでプロとの差が出ます。しっかりとテープなどで床を保護しましょう。
3,サビてる部分だけ錆転換剤ラストブロックを塗る
ラストブロックは錆の上から塗っても錆を抑える効果があるので錆を落とし切らなくてもOK。
4,メタルコートという金属用の水性塗料で上塗り×2回
ラストブロックが乾いたら色を塗っていきます。色がしっかりつけばOK。
5,マスキングなどをはがして片付けて終わり
このような仕様かなと思います。1と2と3などは慣れた人など数人で前日で行えば2日で終わるかな?と思います。
広さにもよりますがこのような感じでしょうか?
もしDIYで渡り廊下を塗ろう!となったらぜひタカラ塗料にご相談ください。面積などから必要量を算出して塗り方などのアドバイスもさせていただきます。
2024年10月23日 | CATEGORY:TAKARATORYO Original Paint Shop, お客様の声, 代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
ホームページを作っていて、とくに取り扱いが難しい製品の場合はライティングにとても気を使います。
なぜならばホームページはマニュアルみたいなもので、その手順通りにきちんとお客様ができるかどうかを写真と文章(と動画)でしっかりと説明しなければならないのです。
塗料というのは使うのが初めての方が多いので、できるだけ専門用語を使わないようにと気を付けるのですが、それでもわかりにくいところがあったりするのでチェックはしているのですがちゃんと伝わるかとても心配なのです。
中でもタカラ塗料の最近の取り扱い製品の中でモールテックスのようになるマイクロセメント商品、「モルクラフト」がとても心配でした。
タカラ塗料の休憩室のテーブルトップと椅子にモルクラフトを施工した画像
というのも我々もこのようなコテを使う商品を施工するのは少し苦手意識があり、撮影のためなどで使ってみても見よう見まねでやっているような感覚で自信がありません。
もちろん自分たちで作ったものは自分たちでは満足しているのですが。。
しかもその自分たちでもちょっと自信がないような商品の使用説明書をできるだけわかりやすく書いているつもりですが、皆さんちゃんと施工できているか心配でした。
で、今回購入いただいた方にお写真をいただくことになり、かなり自信になったというお話です(笑)
↑いただいたお写真です。めっちゃかっこよくないですか?!
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