タカラ塗料のブログ
2025年5月29日 | CATEGORY:代表大野ブログ, TAKARATORYO Original Paint Shop
タカラ塗料の大野です。
今日はマイクロセメント「モルクラフト」のワークショップでした。
ワークショップ自体はいつも通りつつがなくさせていただいたのですが、そこでお披露目したのがこちらの試作の赤いモルクラフト。
塗ってるときは目に痛いほどの赤だったんですがコテ焼けが出てくるととてもかっこいい感じに。
これはもともとモルクラフトはイタリア製なのですが、色もイタリア製の着色剤で色付けをしていました。
日本製も使えないかいろいろと試し、出会ったこの赤の着色剤。
普通の着色剤だとここまでの彩度の赤は作れずでしたが、この着色剤ならここまで赤くできました。
黄色とかもありそうなのでまた試作をしてみます。
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TAGS:マイクロセメントモルクラフト 調色
2025年5月28日 | CATEGORY:代表大野ブログ, TAKARATORYO Original Paint Shop
タカラ塗料の大野です。
玄関タイルにマイクロセメント「モルクラフト」を塗っていくシリーズ。
今回はトップ塗り完成編です。
前回まででこんな感じの模様が付きました。
柄が決まったのでトップを塗ります。
トップを塗るまでに一昼夜主材を乾かすのが基本です。
トップを塗る前の下準備と抑えておくポイントです。
・毛羽立っているところをやすりがけしておく
・ほこりなどはしっかり取り除く
・マスキングを1ミリぐらいさらに広めにとる
主材は水に弱いのでしっかりとトップを染み込ませる必要があります。
通常のマスキングのまま塗装するとマスキングをとった断面から水が侵入するので、図のようにトップでカバーする必要があるのです。
主材に水が当たらないようにキワまで塗っておく必要があります。
なんなら図のようにちょっと下地まで塗っても大丈夫。艶消しなので目立ちません。
塗るときはローラーとコテを使っていきます。
今回は白っぽい色なので目立ちませんが、トップが分厚いところは白っぽく見えるので厚くならないようにコテで伸ばします。
一昼夜乾かして完成!
ビフォーアフターを並べるとすごく良くなりました!
こちらの塗り方を動画にもしていますのでこちらもご覧ください。
TAGS:モルクラフトをタイルに マイクロセメントモルクラフト
2025年5月27日 | CATEGORY:代表大野ブログ, TAKARATORYO Original Paint Shop
タカラ塗料の大野です。
玄関タイルにマイクロセメント「モルクラフト」を塗っていくシリーズ。
今回は主材塗り編です。
こちらは色を決定しているシーン。
候補色を大きめに塗った板を実際の玄関において、外壁色と見比べています。
それで決定したミストグレーを塗ることになりました。
塗る前に左官作業が上手ではないので全体にやすり掛けをして毛羽立ちをとり、マスキングも貼りなおして作業開始。
一回目終了。
一回目の施工でもベースとすれてうっすらコテ焼け模様がでています。
そして二回目を塗ります。
白っぽい色はコテ焼けがものすごく付きやすいので、気をつけながら塗ることに。
これはプライマリーホワイトを塗った板。
ステンレスのコテで力任せに塗ることで右のような柄が出てしまいます。
一方白いほうはプラスチックゴテで塗っています。こちらはまったく柄が出ていません。
今回はおっかなびっくりなので柄がないほうを目指します。
プラスチックゴテで塗るのもいいんですが力が入りにくいので裏技。
ステンレスのコテに養生テープを貼って施工していきます。これにより「全く」柄が付きません。
で、出来上がりがこちら。
正直「うーん」となりました。これはこれでかっこいいのですがモルクラフトの見本となるような施工を目指したので、これではカラーコンクリートのよう。
これはよくないともう一回柄をつけるために塗ることにしました。
もう2回目の塗装により平らになっているで柄がちょっと出にくいですがそれがちょうどよかったです。
また僕がこするとすごく柄が出るのですが、女性スタッフが塗るとええ感じの柄の量になりました。たぶん力が強すぎるのです。ですので女性スタッフの柄に合わせて力を加減しながら塗りました。
塗った後に逆に柄が出すぎたなってところは紙やすりでやすって柄を薄めました。
づづく
TAGS:モルクラフトをタイルに マイクロセメントモルクラフト
2025年5月26日 | CATEGORY:ワークショップ
今回は、大阪府内において公社賃貸住宅SMALIO(スマリオ)を提供する、大阪府住宅供給公社様が実施している注目の賃貸募集プラン「つくろう家|Basicレクチャー」。その一環として、大阪府枚方市の牧野団地で行った「ペイントDIYレクチャー」の様子をレポートします。
「つくろう家|Basicレクチャー」とは?
大阪府住宅供給公社が提供する「つくろう家|Basicレクチャー」は、DIYの材料・道具・プロのレクチャーがすべて無料でついてくる、団地賃貸募集プランです。
しかも、「賃貸なのにDIYが自由にできて、原状回復の必要なし!」ということで、多くの方から注目を集めています。
タカラ塗料では、このプランの一部として「ペイントDIYレクチャー」を担当しています。
今回の参加者は60代男性のお客様
今回のレクチャーに参加されたのは、観葉植物が趣味の60代男性のお客様。
「植物が映える空間にしたい」とのご希望から、当店オリジナルカラー142色の中から、以下の2色をセレクトされました。
- 世田谷ベースカラー:落ち着きのある、すっきりとしたブルーグレー
- ポラリスブルー:水色みを感じる、爽やかなブルーグレー
団地特有の真っ白な内装が、どのように変わるのか。スタッフもワクワクしながら当日を迎えました。
ペイントDIYレクチャー当日の様子
レクチャーは、塗装前の下準備=マスキング作業からスタート。
塗らない部分を保護するこの工程は、細かい作業だったりするので初めての方にとっては意外と大変。でも、ここを丁寧に行うことで、塗装の仕上がりが格段に良くなるんです。
マスキングが終われば、いよいよ塗装へ!
まず刷毛で端を縁取りしてからローラーで広い面を一気に塗装します。
最初は少し戸惑っていたお客様も、ローラーでの塗装になると「こんなに一気に塗れるなんてすごいね!」と、楽しそうに作業を進めていらっしゃいました。
DIYは難しくない 「自分で塗る楽しさ」
実はこのお客様、レクチャー前は「多少費用がかかっても代わりに塗ってもらいたい」とおっしゃっていたほどDIYに消極的だったのですが、いざ塗装が始まると、「ドアやふすまも塗ってみようかな」と前向きなコメントを聞くことができました。
DIY初心者でも、プロのレクチャーを受けながらなら、「自分でできた!」という達成感と楽しさを味わっていただけます。
BEFORE/AFTER
▼BEFORE
▼AFTER
真っ白だった団地の一室が、ぐっと雰囲気のあるブルーグレーの空間に生まれ変わりました!
「つくろう家|Basicレクチャー」で、自分らしい暮らしを叶えよう
「賃貸でもDIYができる」「原状回復が不要」「プロのサポートつき」――
そんな魅力が詰まった【つくろう家|Basicレクチャー】は、自分らしい住まいをつくりたい方にぴったりのプランです。
ペイントDIYにご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!
▼ 詳しくはこちら(外部サイト:公社賃貸住宅SMALIO)
https://www.osaka-kousha.or.jp/oph-search/topics/tsukurouya-smalio/special-plan/
TAGS:DIY DIY壁ペイント 団地DIYレクチャー
2025年5月26日 | CATEGORY:ワークショップ, news
5月23日、タカラ塗料のオリジナル商品「錆エイジング塗料セット」を使った社内研修を行いました。
今回の対象は、これまで錆エイジング塗装を体験したことがない社員たち。接客やサイト制作に”リアルな実感”を持って活かしてもらうことが狙いです。
錆エイジング塗装とは、2色の塗料を重ねて使うことで、本物の金属が錆びたような風合いをつくる技法。アンティークな雰囲気を演出できる人気商品ではありますが、「説明はできても、実際に塗ったことはなかった」という社員も数名おり、今回が初体験という声もありました。
今回の研修では、基本的な塗り方に加えて、雨に濡れて流れたような表現や、凹凸のある質感など、応用テクニックまで一通りチャレンジしました。
普段はお客様に商品の説明をしている社員も、実際に塗ってみると、その難しさや塗装ポイントの多さに驚いた様子。「こんな塗り方初めて知った」「応用テクニックもサイトに掲載したい」などの声も上がり、体験を通じた気づきの多い研修となりました。
今回の目的は、塗装の技術を教えることだけでなく、商品の魅力や使い方を、経験をもとに自分の言葉で自然にお客様へ伝えられるようになること。実際に塗ったからこそわかる質感やコツは、接客や商品ページの言葉にも深みを与えてくれます。
今後もタカラ塗料では、こうした“自分の手で試してみる”社内研修を通じて、知識だけでなく実感を伴った接客力を育てていきます。