タカラ塗料のブログ
2024年9月4日 | CATEGORY:Q&A, 代表大野ブログ, 車刷毛塗り全塗装
株式会社タカラ塗料の大野です。
今回はアンケートにていただきましたご質問にお答えします。
Q.艶消しの車は雨染みが気になる なぜなのか?
A.艶消し剤の影響です。
ちょっと今回は難し目に説明させていただこうと思います。
まず塗料の主成分の話をしますと、塗料は顔料と樹脂からできていいます。
樹脂というのはほぼ透明なもので、それに顔料が混ざって色がついています。
顔料というのは色を付ける「着色顔料」と粘度を上げたりほかの機能性を持たせたりする「体質顔料」に分けられます。
艶を消す場合、この「体質顔料」の一種である艶消し剤を大量に塗料に入れることになります。
この体質顔料も種類があるのですが、やや多孔質の成分だと思ってください。
この艶消し剤をたくさん入れると、塗料が乾いていくにつれて水やシンナーが蒸発していき、塗料の膜の厚みが薄くなります。その時に艶消し剤が塗料の膜の表面に凹凸を作ります。
その凹凸で光が乱反射して艶感がなくなるのです。
さてこの多孔質の艶消し剤が表面にある状態で雨染みなどの汚れが入り込んだ場合、樹脂部分についた汚れは落ちるのですが艶消し剤の多孔質の中に入り込んだ汚れはそのまま出てこれなくなります。
ホワイトボードを想像してもらったらわかるのですが艶消しのホワイトボードはありませんよね?これも艶消しのホワイトボードを作るとホワイトボードのマーカーのインクが多孔質の艶消し剤の中に入り込み取れなくなってしまうので作れないのです。
ということで艶消しの塗膜の雨染みは取れにくいのです。。
ただタカラ塗料としましても雨染みが付きにくい艶消しの車用の艶消し剤や、そもそも汚れが付きにくい艶消し剤などの検討もしていきます。(気長にお待ちいただければと思います。。)
2024年9月4日 | CATEGORY:社屋リノベーション, 総務ブログ
こんにちは、タカラ塗料の総務広報担当、西野です。
当社では毎年、新卒採用の会社説明会に先立ち、「クリーンアップ作戦」として社内の美化活動を行っています。これは、当社に足を運んでくださる学生の皆さんに、より快適に説明会に参加していただきたいという思いから始まった取り組みです。
このシリーズでは、私たちの実際の環境改善活動を紹介しています。今回は、【倉庫エレベーターのシャッター】の塗り直しについてお話しします。
汚いシャッター、そのままにしていませんか?
毎日の荷物の搬入出で酷使される倉庫エレベーターのシャッター。塗装が剥げたり、錆びが目立ったりしており、来社する学生たちに見せるには少し恥ずかしい状態になっていました。
▼Before
「自分たちでできる改善」から始める職場リノベ
タカラ塗料では、職場環境の改善を積極的に進めています。その際に「自分たちでできることは自分たちでやる」という方針を大切にしています。
もちろん、大規模な工事が必要な場合は専門業者に依頼しますが、今回のように手の届く範囲であれば、社員自身がDIYで改善を試みます。今回も業者に頼まず、社員がDIYでペンキを使ってシャッターを塗り直しました。
ペンキを使ってシャッター全体を塗り直すことで、倉庫の印象を大きく変えることができました!
▼After
DIYが生む意外な効果と学生の声
ペンキを使った塗り直しは、単なる美化活動に留まらず、新卒採用活動にも好影響を与えます。
説明会に参加した学生からは、
- 「社員の方々が自分たちで職場をきれいにしているのを見て、職場を大切にしているんだなと感じました」
- 「こんな環境で自分も働きたい」
といった嬉しい声が寄せられました。
このような小さな取り組みが、採用にも良い影響をもたらしています。
小さなDIYが職場を大きく変える
今回のシャッター塗り直しは、一見すると小さな取り組みかもしれませんが、確かな効果を実感しました。
環境改善は、自分たちでできることから始めることで、コストを抑えつつも大きな変化を生み出せます。小さな変化の積み重ねが、社内の雰囲気や意識を確実に変えていくのです。
もし、皆さんの職場でも同じような改善が必要なら、ぜひペンキを使ったDIYに挑戦してみてください。思いがけない効果が得られるかもしれません。
気になる方は、お気軽にお問い合わせください
タカラ塗料では、住宅や店舗、オフィス向けにDIY用からプロユースまで、さまざまな塗料を取り揃えています。ペンキの種類や選び方、塗り方、施工手順についても詳しくご案内していますので、DIYで社内のリノベーションをお考えの方は、ぜひ店頭やメール、お電話でお気軽にご相談ください。
「クリーンアップ作戦」は今後も継続していきます。次回のシリーズ第8弾では、別の場所での環境改善についてご紹介しますので、お楽しみに!
▼過去の記事はこちら
白い壁についた黒い汚れを「なんとかしたい!」新卒採用前クリーンアップ作戦その1
階段の靴ゴムの黒い汚れを「なんとかしたい!」新卒採用前クリーンアップ作戦その2
作業場の床汚れを「なんとかしたい!」新卒採用前クリーンアップ作戦その3
オフィスの汚れた壁紙を「なんとかしたい!」新卒採用前クリーンアップ作戦その4
汚れた脚立を「なんとかしたい!」新卒採用前クリーンアップ作戦その5
出荷用の汚れたカゴ台車を「なんとかしたい!」新卒採用前クリーンアップ作戦その6
2024年9月3日 | CATEGORY:Q&A, 代表大野ブログ, 車刷毛塗り全塗装
タカラ塗料代表の大野です。
先日から行っております「刷毛とローラーで車をDIYで全塗装しよう!」での新色アンケートでいただきましたご質問です。
Q.塗るのが楽なので、バランサーをあらかじめ混ぜておくことはできないのでしょうか
A.バランサーを水性塗料に入れると貯蔵性が悪くなるのです
バランサーは刷毛塗用の水性塗料に入れるととても塗りやすくなります。さらに仕上がりがとてもきれいになるのでもともと配合してほしい、というご意見です。
それも考えたことがあり長期の貯蔵性のテストをしたことがあるのですが、バランサーにはアルコール類が入っており、暖かい時期など1㎏から3㎏の塗料に使っている容器がパンパンに膨れてしまって破裂の恐れがあるのです。
また塗料は粘度を下げてしまいますと、そこに顔料分などの重たい成分がたまって固まってしまう場合もあります。
ですのでもともと混ぜずに販売をさせていただいております。
ちなみにアンケートはこちらになります。ぜひご回答くださいませ!
https://forms.gle/Qd5HKZWtxJ1QNfHY6
期限 9/4 23:59まで