タカラ塗料のブログ

思い付きから始まった「でっかい刷毛」の制作【組み立てと削り出し編】

タカラ塗料の大野です。
今回は特大刷毛の組み立て編です。

購入した材料をカットしてもらい、適当に車に積んで持って帰ってきました。
ここから図面通りに組み立て。

おもに9ミリのベニヤと胴縁という木材で設計。中ができるだけ空洞になるように作りました。そして分割の機構がいるのでちょっと中身の設計はややこしく。
さらに2×4材を差し込んで分割が取れないようにしたりとちょっと工夫があります。

ちなみに走行中に出来上がった形で走ることは想定しておらず、あくまで展示用。なぜなら設計段階で気付いたのですが、軽の箱バンの上に乗せると、ちょっとした高さで道交法違反になってしまうことに。本当はレッドブルの車のように積んで走りたかったのですが。。

木製部分はすぐに組めたのですが、意外とスタイロフォームの接着に苦労することに。木工用ボンドでつけると通気性のない素材だからかなかなかボンドが乾かず、引っ付けるたびに半日ぐらい待たないといけないのです。
今ならちょっと知識が増えまして、発泡ウレタンフォームを接着剤代わりにするんですが。。

ボンドと時間をいっぱい使って貼り付けは終了。
ここから恐怖の削りだし作業。

図面を見ながら適当に線を引いていきます。

線が引けたらのこぎりなどを使って削りだしていきます。

削りまくったらちょっと厚みが足りないところが判明し、さらにスタイロフォームを貼る。

そしてまた削っていく。

ある程度削ってみて写真を撮り、PC上で刷毛の画像を重ねてみるとちょっと削らないといけないところが見えてきてまた削る。

つづく

思い付きから始まった「でっかい刷毛」の制作【設計編】

タカラ塗料の大野です。
今回は、意外と記事にしてなかったんや・・・と思った2023のモーターショー用に作った「でっかい刷毛」制作のお話です。

前回の大阪モーターショー2023に初出展したときに、
「展示する車の上に刷毛で塗ったってわかるようにでっかい刷毛を作って、レッドブルの缶が乗った車みたいにしたらどう?」
ってな話を会議の時に発案しました。

まあ思い付きで発言し、その思い付きを実現するのは結局自分。。
当時造形に詳しいスタッフもいたので手伝ってもらおうと軽く考えて制作をすることにしました。まあすべてのことに言えますが「思ってたより大変」でした。

まずは設計。

もとになる刷毛の撮影。こちらの刷毛はタカラ塗料のオリジナル40ミリの刷毛です。

caDIY3Dというソフトで画像を取り込み、設計。
芯はベニヤで作り、周りにスタイロフォームを貼り、造形する作戦。

めちゃくちゃ大きくするけど、結局は軽自動車で運べないと意味がないので、分割式にすることに。

机上では簡単なのですよ。これを実行していくのが大変。

こういう造形物を本職の方に頼むとなるとおそらく何十万からの作業になるでしょう。一応塗料屋なのとホームセンターが近くにあるので材料はすべてそろう。あとはやる気と時間だけ。

材料の買い出し。

こちらがでっかい刷毛を作るための材料です。
到底刷毛を作るようには見えない材料たち。

つづく

今年のタカラ塗料の大阪モーターショーのブースは2台展示です

タカラ塗料の大野です。

今年の大阪モーターショー2025のタカラ塗料のブースでは2023の倍の大きさのブースを借りました。
それにより車も2台置けるようになったので、僕の通勤で使っている光岡ユーガも展示することになりました。

タカラ塗料の社長専用車

こちらのユーガですが、光岡初期の車で珍しく、あまり台数がありません。

だからか前回のモーターショーで出展社の停められる駐車スペースに車を停めていたらいつの間にか撮影され、Wikipediaに掲載されておりました。

こちらの写真はブルーの時代で、現在は上の写真のグリーンです。

この車は純正のシルバー→赤→ブルー→グリーンと3回塗り替えられてる個体になりまして、それだけ塗り替えられたらどうなるか?というのも間近に見ていただけるチャンスとなっております。

それにしても皆さんピカピカのデモカーを展示されているのですが、こんな20万キロ以上走行した通勤車を展示していいのかと最近不安ですが、ちょっとはきれいにして持っていく予定ですのでお楽しみに!

冬季休業のお知らせ

まことに勝手ながら、下記のとおり冬季休業とさせていただきますので、お知らせいたします。
お客様にはご不便とご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解ご了承のほどお願いいたします。

大阪本社 休業期間:2025年12月26日(金)~2026年1月4日(日)
※この期間は出荷業務を停止させていただきます。また、電話やメールのお問い合わせにもお答えできません。
※休業期間中にいただきましたご注文やお問い合わせ等に関しましては、1月5日以降より順次対応いたします。

京都高島屋S.C.[T8]店 休業期間:2026年1月1日(木)、1月2日(金)
※京都髙島屋S.C.[T8]店の年末年始営業日詳細は以下のとおりです。
・~2025年12月30日(火) :通常営業
・2025年12月31日(水) :18:00閉店
・2026年1月1日(木)、1月2日(金) :休業
・2026年1月3日(土)~: 通常営業
※店頭在庫が無いの商品の受け渡しは、大阪本社の休業明け以降のご対応となります。

天下茶屋駅周辺まちづくりイベント「てんがちゃーん」へのご参加ありがとうございました

2025年11月22日(土)・23日(日)、大阪市西成区の天下茶屋駅周辺で、行政・民間企業・地域の方々が協力して行うまちづくりイベント「てんがちゃーん」が開催されました。

このイベントは西成区が主催しているもので、当社は長年参加している「しごと博物館」でのご縁からお声がけをいただき、会場となる天下茶屋小学校の壁や塀をペンキで塗るプログラムに協力しました。

■「てんがちゃーん」の開催目的

天下茶屋駅周辺は、交通の便がよく、人情味あふれる人々や商店街など、魅力のあるエリアです。一方で、「駅利用者の多くが通過するだけで、まちに回遊しにくい」「特区民泊の急増」「少子高齢化に伴う地域活動の担い手不足や地域間のつながりの希薄化」といった課題もあります。

そこで本イベントでは、まちの魅力(人、お店など)に触れていただくきっかけとして、飲食・ワークショップ・展示など、多彩な催しが駅周辺で同時開催されました。

■タカラ塗料のブース:ペンキ塗り体験

2日間にわたり天下茶屋小学校の塀や壁を地域の参加者のみなさんと一緒に塗る体験を実施しました。

▼1日目:校内のブロック塀にお絵描き
1日目は、小学校の校内にあるブロック塀に、赤・青・黄色の塗料を使ってお絵描き体験をしてもらいました。

イベント中の様子

今回はただ塗るだけでなく、天下茶屋小学校の生徒さんの投票で選ばれた言葉「翔 未来へ!!」を壁面にペイントしました。

この塀は、学校の外からも見える場所のため、通りすがりの方からは「明るくなったね!」「雰囲気がガラッと変わった」といった声をたくさんいただきました。

▼Before

Before写真

▼After

After写真

▼2日目:外側の塀に「てんちゃっこ」の文字アート
2日目は、学校外周の塀に文字を描く体験です。

天下茶屋小学校では、子どもたちのことを「てんちゃっこ」と呼ぶ文化があります。その呼び名をモチーフにした「TENCHAKKO」のデザインを、西成区のイベント担当の方が考えてくださいました。

マスキングテープで文字の枠をつくり、その中を塗っていくスタイル。
乾燥後にテープを剥がすと、くっきりした文字が現れ、参加者からは歓声が上がっていました。

イベント中の様子
イベント中の様子

▼After

After写真

どちらの壁も、もともと年季が入り、色あせた状態でしたが、ペンキで塗り替えるだけで、明るく、さわやかな印象に変わりました。

参加した子どもたちは、「めっちゃきれいになった!」「もっと塗りたい!」と笑顔で話してくれ、保護者の方々も、夢中で塗るお子さんの姿を写真に収めながら、とても嬉しそうに見守っていました。

今回塗った2つの塀は、どちらもこの1年以内に取り壊しが予定されています。形としては消えてしまいますが、塗った瞬間の記憶はずっと残ると思っています。
タカラ塗料はこれからも、地域の皆さんとのつながりを大切にしながら、塗料の魅力を広めていきます。

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タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」「こんな色で塗ってみたい」「あんな商品があったら便利なのに」
という声を日々いただきます。
その声にお応えすべく、既製品にないものは自分たちで開発。そんな思いから生まれた、タカラ塗料ならではのオリジナリティ豊かな商品をご紹介します。

  • タカラ塗料オリジナルカラー

    142色の美しいマットな TAKARATORYOオリジナルカラー

  • 水性ステイン

    珍しいホワイトや古材風色の 水性ステイン

  • ペインタブルテープ

    貼って塗って剥がせば原状回復 ペインタブルテープ

  • ラストブロック

    サビを完全に落す必要なしの下塗り剤 ラストブロック