タカラ塗料のブログ

24.09.14 京都髙島屋店でライブペイントを行いました

タカラ塗料大野です。

昨日は、TAKARA TORYO 京都髙島屋S.C [T8] 店でライブペイントしてもらいました。
今回は京都芸大の学生さんにお願いいたしました。

前回のブログの「麻布の色の塗料を作る」で作った色がベースで、その上に書いていただきました。

ちなみに現在はゲリラ的に行っていますが、これも初めて行う学生さんにプレッシャーにならないようにと考えてのことです。同じ方に2回目やってもらうときはどんどん宣伝していこうと思っていますので、また見に来ていただければと思います。(ちなみに来週にまたやります!)

麻布の色の塗料を作る

タカラ塗料の大野です。

週末に京都髙島屋店にてライブペイントをするのですが、そのライブペイントをしてくれる学生さんから壁を麻布の色のイメージであらかじめ塗っておいてほしいとリクエストいただきました。

麻布を検索して出てきたスクショの写真を送ってきてくれてたのですが、こういったリアルにある物質の色の場合は同じ物質の見本を手元において調色するほうがイメージ違いが起こりにくいので会社中麻布を探しました。
すると麻布はなかったのですが麻ひもで作った箒のオブジェがあったので、その麻ひもの色に合わせて調色しました。さあ実際にこの色を塗って麻布っぽくなるのか?!

ちなみに余談ですが、タカラ塗料には錆エイジングセットという錆を表現できる塗料セットがあります。
こちらの塗料は錆を見ながら調色して作ったので結構リアルな錆が表現できます。Amazonでも評価が高いです。

こちらの塗料を真似てある会社さんが同じような塗料を作ったのですが、「想像する錆」っぽい色でちょっと赤っぽく、「絵」っぽい色になっています。

ということでマニアの間ではタカラ塗料の錆エイジングセットは人気です。

<質問>刷毛やローラーで塗る用のラッカーの耐久性はもっと良くならないのか

タカラ塗料の大野です。
今日のご質問はこちら。

Q.刷毛やローラーで塗る用のラッカーの耐久性はもっと良くならないのか

A.なかなか難しいのです。。

こちらのお客様は水性、2液ウレタン、ラッカーとある中でもラッカーの質感がお気に入りだそうで、よくラッカーで塗られているそうです。
ただそのラッカーの耐久性があまりよくないということでの今回のご質問です。

ラッカーは硬さは出るのですが、もともと太陽光線に対する耐久性はあまり高くないです。
そこにさらにラッカーは塗料の膜が非常に薄い塗料なので、余計に耐久性に影響があります。

ただその薄さがあるので艶消し剤がいい感じに効き、いい感じマット感が強くなり根強いファンがいます。このマット感が2液ウレタンや水性塗料では出せないところなのです。
現在2液ウレタンは専用の耐候性の高い艶消し剤を入手できたので徐々に切り替えをしていっているのですが、ラッカーにはまだそういったものがなく、我々もいいものがないか探しているところです。

また性能があげれそうなら上げていきたいと思います。ご意見、ご質問ありがとうございます。

久しぶりに京都髙島屋店に

タカラ塗料の大野です。

今日は久しぶりに京都髙島屋店に行ってきました。
なんでもワークショップをするかも?とのことでいろいろ準備中で、ぼくも宿題を言われています。

また詳しく決まりましたらお知らせします!お楽しみに!

<質問>刷毛やローラーで塗れる艶有の塗料が欲しい

タカラ塗料の大野です。
新色アンケートのときに特にいただいた今日はこちらのご質問です。

Q.刷毛やローラーで塗れる艶有の塗料が欲しい

A.ごめんなさい、やっぱり無理です。。

現在の技術では刷毛やローラーで塗ってきれいになる艶有は難しいです。

ちょっとマニアックに説明します。
刷毛やローラーで塗ると凹凸ができます。その凹凸の大きさは塗り終わって乾燥した後、指で触ると感じることができるレベルの大きさです。これがあると艶有塗料で塗るとその凸凹をしっかりと拾い、覗き込んで自分の顔を映すと自分の顔にモザイクがかかったように見えます。

これが艶消し塗料だとそもそも顔が映りこまないので凸凹は気にならないのです。

ではよくある質問でその凸凹を平らに削ってコンパウンドをかけて磨けばツヤツヤになるのではないか、といわれます。
たしかに原理的にはできなくもないです。現に家具やピアノを塗る際には「たんぽ塗り」という方法があるのですが、何度も塗っては乾かして削り、塗って乾かして削りを繰り返し、最終的にツヤツヤに仕上げる方法です。
では車も同じ方法で塗ればツヤツヤにできるのでは?と考えるのですが、家具類と車が違うのは、家具は基本的に平面が多く、車は曲面が多いので磨く難易度の差があります。

平面の場合は当て板をしながらまんべんなく削ればいいのですが、曲面の場合は当て板をして削ると曲面の頂点の部分に点で当て板が接するので削りすぎてしまう場合があります。
そうならないように慎重に削る必要があるのです。それを手で車全部を均等に磨いて、刷毛やローラー塗でついた凹凸をすべて平らにするのは難しいといったところです。

また刷毛やローラーでついた凸凹が表面張力で平らになるように粘度を調整できればいいのでは?という考えもありますが、塗料は粘度を下げるとたれやすくなります。絶妙に均等についてたれるまでに乾く、という無理難題があるのです。。

とまあ無理な理由を書きましたが、もしかしたら!もしかしたら!そのような技術ができるやもしれませんので、その際は車を塗れるようにいたしますので、もしできたらまたお知らせいたします。

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タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」「こんな色で塗ってみたい」「あんな商品があったら便利なのに」
という声を日々いただきます。
その声にお応えすべく、既製品にないものは自分たちで開発。そんな思いから生まれた、タカラ塗料ならではのオリジナリティ豊かな商品をご紹介します。

  • タカラ塗料オリジナルカラー

    142色の美しいマットな TAKARATORYOオリジナルカラー

  • 水性ステイン

    珍しいホワイトや古材風色の 水性ステイン

  • ペインタブルテープ

    貼って塗って剥がせば原状回復 ペインタブルテープ

  • ラストブロック

    サビを完全に落す必要なしの下塗り剤 ラストブロック