タカラ塗料のブログ

紫色の壁は難しい?

タカラ塗料の大野です。

紫色の壁を室内、および屋外に使うのはちょっとコツが必要です。
というのも紫色はやや光源による色味などで色が見えにくい場合があるのです。

今回は少しそういった色味の話をします。

暖色、寒色の光源の色味によって見え方がだいぶん違う

紫色には赤い要素と青い要素があり、そこに黄色っぽい暖色系の黄色が混ざるので、三原色が混ざりグレーっぽくなります。
下の写真は同じ色を白い光と暖色系の光とで撮ったものです。

左が白い光で撮ったもの、右が暖色系の光で撮ったもの

重ねてみると…

下のほうが暖色系の光です

こう見るとだいぶんグレーに見えますね。
ですので暖色系の照明で紫を使う場合は少しビビット目にするか、それも含めて考えるか、です。

寝るときはグレー目に見えるけど、朝日では鮮やかに見える、というような使い方は楽しいですね。

太陽光など強い光だと紫に見えにくい場合がある

特に薄い色だと、紫系に限った話ではないですが白っぽく見えます。
その際に紫は特に青っぽさが見えないので注意が必要です。

ちょっと耐候性がよくない

これは見た目の問題ではなく、性能の問題ですが紫系の顔料は色飛びがしやすいので、色が早めに薄くなったり鮮やかさが落ちたりする場合があります。

これらの問題を含めて、上手に紫系の色を使いこなしたいですね。

<9/4まで>刷毛とローラーで車をDIYで全塗装しよう!新色のアンケートのお願い

タカラ塗料の大野です。

「刷毛とローラーで車をDIYで全塗装しよう!」では現在新色に関するアンケートを行っております。

現状タカラ塗料の「提案色」では、道路・アスファルトなどの街並みやグリーンになじみやすい色合いで、目立ち過ぎず、それでいて新車にはないかっこいい色をコンセプトにラインナップをしています。
そこにさらにお客様にお勧めできる新色を、と考えているのですが、皆様がどのような色をお求めになられているかをぜひお聞きしたいなと思いまして、アンケートをさせていただいております。

これから塗ろうと思っておられる方、一度塗ったことがあるけどこんな色なら塗り替えたいと思う色がある方はぜひお答えいただければ助かります。

https://forms.gle/Qd5HKZWtxJ1QNfHY6
期限 9/4 23:59まで

24.08.24 京都髙島屋店でライブペイントを行いました

タカラ塗料大野です。

昨日は、TAKARA TORYO 京都髙島屋S.C [T8] 店でライブペイントしてもらいました。
前回に引き続き神戸芸術工科大学の廣中ゼミ @hnkseminar_kduniversity の学生さんで、@1r0hai57_さんです。

今回は神戸芸術工科大学のゼミ展にて気に入った「クリームソーダ」という作品を京都店にも書いていただきました。

グリーンの壁はあらかじめ塗っておきました。ここからまさにクリームソーダの中の世界ができていきます。

クリームが溶けて混ざり合う色合いと泡、クリームが溶けて流れていく様が描かれていき・・・

たくさんの皆さんに見守られながら完成!

ちなみに現在はゲリラ的に行っていますが、これも初めて行う学生さんにプレッシャーにならないようにと考えてのことです。同じ方に2回目やってもらうときはどんどん宣伝していこうと思っていますので、また見に来ていただければと思います。(ちなみに近々にまたやります!)

ボンネットとルーフ(天井)の塗装が剥がれてきたヴィッツをどうすれば‥

ボンネットとルーフ(天井)の塗装が剥がれてきたヴィッツをどうしようかと思っている、というお客様がいらっしゃいました。
京都髙島屋T8店の通りがかりのお客様だったのですが、カタログを握りしめて第一声に上記の事をおっしゃいました。

店舗の裏のPOPを見られてこられたようで「車が自分で塗れるのか!」と知ってご夫婦で興奮されていました。

塗装が剥がれてきた、とおっしゃっていましたがおそらくヴィッツとのことなので、車の年代的にもクリアの剥げのことだと思われます。
インターネット経由で購入いただいたお客様の、塗装の動機の上位にもあるクリア剥げですが、普通ならどうしようもない問題ですよね。。
業者さんでもボンネットとルーフだけでも塗ってくれるところもあるようですが、6~10万ぐらいはかかってくるそうです。

タカラ塗料でお勧めしている刷毛とローラーでの全塗装セットで、自分でボンネットとルーフだけを塗られたお客様も多いですよ、それなら1万ぐらいですよ、とご案内したのですが、説明していけばいくほど奥様の目が輝いていき、最初は「なんの思い入れのない車」とおっしゃっていたのですが、「塗るなら全部塗りたい」「かわいい色が塗りたい」「ビスケットがいい」「やっぱりもっとかわいい色でもいい」とどんどん話が広がっていきました。

こちらのコーナーの色見本を見て奥様は興奮されていました

さらに壁紙も塗れることを知ると「塗りたい!」「涼しくなったら塗りたい」とさらに夢が広がっておられました。

それならとたくさんご検討いただける資料(カタログなど)をお渡ししました。
塗料は自分で塗っていただくとコストの面ではかなりお安くなります。
しかし塗っていただくまで(決心いただくまで)が結構時間がかかるものとスタッフ一同熟知しているので(スタッフ内でも自宅で塗料を塗るのは決心が必要)無理にお勧めはせず、検討いただくのを第一にしています。

ぜひ気になる方はお店の方に来ていただければと思います。
大阪のお店(平日のみ)はこちら>>
京都髙島屋店(ほぼ年中無休)はこちら>>

紫の色の塗料は少ない?

京都店限定色「京紫」

紫色があまり使われていないのはなぜ?

紫の車、紫の家、紫の家具、紫の壁、紫色の服と紫色のものというとなかなか頭に浮かぶ色ではないと思います。それだけに紫色というのは日常ではあまり見かけない色です。

紫色を作りたくてもなかなか作れない

とは言え紫色にしたいなぁと思うこともあると思いますが、それがまたなかなか難しいのです。
赤と青を混ぜれば紫になる、というのは小学校でも習うことではあるのですが、実はそれもなかなかうまくいかないのです。
なぜうまくいかないのかと結論から申し上げますと「理想的な赤と理想的な青がない」からなのです。
理想的な赤とは黄色くも白くも黒くも青くもない「赤」
理想的な青とは黄色くも白くも黒くも青くもない「青」
です。

皆さんが想像する「青」は海のような空のような青ですが、それらも理想的な青よりも白かったり、黄色かったり、赤かったりします。赤もしかりです。
ですので例えば「黄色っぽい赤」と「ちょっと白っぽく黄色っぽい青」とが混ざると、色の三原色がそろってしまい黒っぽく濁ってしまうのです。

ではどうすれば紫色が作れるか?というと、初めから紫色の原色を使う必要があるのです。
そしてその紫色の原色というのはなかなか手に入りにくいのです。

紫色の原色がなぜ手に入りにくいのか?

何故紫色が手に入りにくいのか?
それは単に需要がないから、です。

家や壁を紫色にしたい人が少ないので、紫色の原料はあまり仕入れられません。
工業製品は多く生産すればするほど、安くなるので使う人が少ないと値段が高くなります。さらに高いと塗られることが少なくなり人の目に触れなくなります。

そうすると紫色にしたいと人も少なくなっていくのです。。

さてタカラ塗料では紫色系の調色ももちろんできますし、お客様に調色いただける紫色の原色もご購入いただけます。

紫色の原色を販売しているページ一覧

油性系種ペン(バイオレット)>>
ラッカー原色(バイオレット・マルーン)>>
フタル酸原色(バイオレット・マルーン)>>
1液ウレタン(バイオレット・マルーン)>>
2液ウレタン(バイオレット・マルーン)>>
水性アクリル艶有(ラズベリー)>>
水性艶消(ラズベリー)>>
ミューラルペイント室内用ラズベリー>>
ミューラルペイント室内用パープル>>
ミューラルペイント屋外用ラズベリー>>
ミューラルペイント屋外用パープル>>

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タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」「こんな色で塗ってみたい」「あんな商品があったら便利なのに」
という声を日々いただきます。
その声にお応えすべく、既製品にないものは自分たちで開発。そんな思いから生まれた、タカラ塗料ならではのオリジナリティ豊かな商品をご紹介します。

  • タカラ塗料オリジナルカラー

    142色の美しいマットな TAKARATORYOオリジナルカラー

  • 水性ステイン

    珍しいホワイトや古材風色の 水性ステイン

  • ペインタブルテープ

    貼って塗って剥がせば原状回復 ペインタブルテープ

  • ラストブロック

    サビを完全に落す必要なしの下塗り剤 ラストブロック