タカラ塗料のブログ
2016年11月28日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 社屋リノベーション
ある程度プランが決まって、お願いするところが決まったら工事をしていきます。
今回の工事はいろんなところに工事を依頼し、しかもいろんなところからパーツなどをそろえて、それを取り付けたり取り付けてもらったりして進めていきました。
やりだすとやりたいことが増えていき、実は完成予想図よりも大幅にプランが変わっている個所もあります。
しかもそれも「それ必要?」と言われそうなものも多いです。。ぜひ笑ってやってください。。
まず足場がかかりました。
このときは足場が2ヶ月以上も外れないなんて、夢にも思っていませんでした。。
実際に足場に上ってみたりして、外壁の状態や看板の状態を確認しました。
思ってたより状況のひどいところがある。。
わからなかったら工務店さんに聞こう!直してもらおう!と軽い気持ちで始めました。
(塗料販売店は塗料のことは誰よりも詳しいですが、建物の中のことはあんまりです)
いの一番に工務店さんにお願いしたのは、「大日本塗料」の看板はずし。
もちろん大日本塗料の商品を扱うのをやめるわけではないですが、かの完成予想図にこれあったらおかしいでしょう。。
完成のために引き算も大切です。
でも看板というのは外れているところを見ると、なぜ か哀愁が漂います。。
2016年11月25日 | CATEGORY:代表大野ブログ
今回のお話は難しいですが、忘備録ということで。。
今大河ドラマで話題の真田幸村の甲冑を作っているお客様がいらっしゃいます。
それは非結晶PET樹脂という丈夫なプラスチックでできたもので、実際にチャンバラ遊びができる強度のすぐれものだそうです。楽しそうですね。
その透明なPET樹脂を裏側から真田の赤に塗装しているのですが、従来よく使われていたラッカーという塗料で塗られていたそうです。
ラッカーなら乾燥も早く作業性良く、丈夫だったらしいのですが、数か月後割れやすくなるという報告がユーザーさんから上がってきたそうです。
樹脂メーカーに理由を聞いてみたところかなりの間原因がわからなかったようですが、ついに最近わかったそうでお客様から教えていただきました。
PET樹脂は結晶タイプ(ペットボトルなどに使われている)と非結晶タイプがあり、今回のものは非結晶タイプで分子間のつながりが弱く、ラッカーに使われているラッカーシンナーがその間に入り込んでしまったようです。
入り込んでしまったシンナーは数か月の間、ゆっくりと揮発していきます。
すると干ばつになってしまった土地のように表面がひび割れてしまいます。このひび割れは顕微鏡で150倍以上にしないと見えないそうです。
そのひび割れがのちに割れるきっかけとなり、割れてしまうそうです。
対策としてはPET樹脂を侵さない(侵しにくい)弱溶剤の油性塗料か、水性塗料で塗らないといけないようです。
ちなみに結晶タイプのペットボトル等は、全然塗料が引っ付きませんよ~!
2016年11月25日 | CATEGORY:お客様の声
よくお客様から「変性シリコンに塗装できますか?」とお問い合わせをいただきます。
変性シリコンは塗装できるものがほとんどですが、
商品によって塗装できるものと塗装できないものがございます。
お使いになられる変性シリコンの説明書をお読みいただき、
塗装できるものであれば当社の塗料もお使いいただけます。
変性シリコンと相性がいい塗料は水性塗料ですが、
油性塗料でもお使いいただけます。
(こちらに関しても変性シリコンの説明書をよくお読みください。)
ちなみに、変性シリコンでないシリコンシーリングなどは
必ずと言っていいほど塗料を弾いてしまうので塗装できません。
電気メーターの板を変性シリコンでコーキングし
その上から塗装したお写真をお客様からいただきました。
塗装前
塗装後
一度お問い合わせをいただきましてその後に塗装のお写真をいただきました。
お写真で見る限り問題なく綺麗に塗られています。
こちらは1液ウレタン塗料を使用しております。
兵庫県 coogee様 ありがとうございました!