タカラ塗料のブログ
2018年1月5日 | CATEGORY:代表大野ブログ, ワークショップ, news
あけましておめでとうございます!
初めて見られた方もチェックされておられる方もおめでとうございます。
タカラ塗料は本日より通常営業となりまして2018年を走り始めました。
年末年始休業させていただいておりました分、出荷やお問い合わせメールなど滞っていた作業を順次行ってまいります。お待たせしていた方、大変申し訳ありません。
今年はですね、各種イベントなどがすでに決定しておりましてですね、まだ発表できにくいものもありますが、社長判断でもうちらちら書いておきますね。
ここを見てくれた方への大盤振る舞い。
まずグッドペインティングカラーという塗装仕上げによる優れたカラープランニングを選ぶコンペがありまして、それの改修部門特別賞を受賞いたしました!
http://www.toryo.or.jp/jp/consumer/goodpainting/index.html

こんな感じです。
ほかの受賞者は大手ゼネコンさんや大手塗料メーカーさんのとかが立ち並ぶ中での、デザインに関しては素人の塗料屋のおっさんが受賞。
このあたりにほくそえんでいただくポイントがございます。
この授賞式に来週東京に行ってまいります!
次に同じ日本塗料工業会がらみでですね、建築塗料・塗装セミナーというのが各地でありまして、わたくしその講師の一人に選ばれました。
僕がしゃべる内容は「一般の方もこんな風に塗り替えてますよ~」みたいな事例を時間の許す限り(30分)たくさんお見せする予定で、ちょっとした内情も含めてお話しできればと思っております。
下記の日程にて開催されます。
2/13 東京塗料会館
2/15 名古屋国際センター
2/16 エル大阪
2/23 札幌コンベンションセンター
いずれも13:15~16:45です。
お申し込みは
http://www.toryo.or.jp/jp/event/seminar/kttsm17.html
こちらにてお願いします。
次にタカラ塗料にある(いいイメージが日本一控えめと言われる)西成区の区役所にて2/3に生涯学習講座というものをやらせていただくことになりました。
いつもの錆エイジングのリメ缶作りの簡易版を格安で受けていただくことができます。
http://www.city.osaka.lg.jp/nishinari/page/0000420932.html
区内在住か在勤のかた限定となるみたいですが、ご興味のある方は上記よりお申し込みくださいませ。
次に昨年の阪急百貨店に引き続きまして、今年は阪神百貨店におよばれいたしまして、2/21~2/27までタカラ塗料が出展しております。
ちょっとしたワークショップを行っていく予定ですので、阪神百貨店のHPを要チェック!(1/5現在まだなにも書かれていませんでした)
次にフーデックスという幕張メッセで行われるアジア最大級の国際食品飲料展にフォトデザインボードをひっさげ、出展することになりました!
これまた塗料屋が全くの畑違いの食べれないものをもって出展し、そのあたりのもの食べつくそうという考えです。
もうちょっと真面目に書くとフォトデザインボードを使った写真撮影サービスやレシピ開発を提案しトータルで食品のコーディネート、スタイリングを提案するという企画で出展します。
ですのでもし行かれる業者の方がいらっしゃいましたら、ジャパンフードクリエイティブ協会として出展しておりますので是非お立ち寄りください。
次に4/21-4/22に西成区民センターで行われるアリスト歯車というスチームパンク系のイベントに参加させていただきます。
こちらはまだ詳細はなんも決まってませんので、また決まり次第ということで。。
今決まっているのはこれらのイベントですが、まだ間にいろいろ挟まってくるかと思いますし、先にもいろんな形で皆様にお逢いできればと思います。
最後になってしまいましたが、本年もよろしくお願いします!
2017年12月4日 | CATEGORY:代表大野ブログ, よくあるご質問, Q&A
塗料販売店をしておりますとよく聞かれる質問に下記のようなものがあります。
「下塗りと上塗りが一緒になった塗料はありますか?」
厳密に言わせてもらうと、「ある」んですが、当店には「ない」んです。
ホームセンターの一般家庭用塗料には「下塗り兼用!」というものもありますが、塗料販売店向けには卸されているものではありません。
ちょっとその理由を説明させていただきますね。
まず下塗り塗料につけられている性能はこんなものがあります。
・素地とよく引っ付くこと
・錆などを抑えること
・シミなどを抑えること
・柔らかい素地を固めること
・水分をシャットアウトすること
・研ぎやすいようになっていること
などなど。
それらによってもそれぞれ塗料が違います。
上塗りはこんな性能をつけられています。
・太陽光線(主に紫外線)から守ること
・艶をだすこと
・きれいな発色をすること
など美観や長持ちに関する性能が多いです。
それらを一緒の塗料に入れてしまうのは無理があるのです。
洋服に例えるなら、下塗りが下着、上塗りがジャンパーだと思ってください。
「下着兼用ジャンパー」ってないですよね?
汗などを吸って通気性がよくって、それでいて風などを防ぐために気密性もあってあたたかい・・・おかしいですよね。
ですので専門店である塗料販売店である当店では、兼用塗料はない、とお答えしております。
面倒でも適切な下塗りを塗ってから上塗りを塗って仕上げることをお勧めします!
TAGS:DIY
2017年11月14日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 車刷毛塗り全塗装
今回はタカラ塗料の刷毛塗り全塗装用のご提案色のこだわりポイントを書いていこうと思います。
・くすんだ色が多い
派手な色は少なく、ほとんどの色はやや黒くくすんだ色にしてあります。
自然界にある色は新緑の季節の葉の緑でも、鮮やかに見える花びらでも、塗料の原色より黒っぽい(彩度が低い)色になっています。
それらの色とトーンを合わすように、調和するように彩度を落としている色にしています。
車の純正色も鮮やかに見えてもやや黒を入れてくすましてあるものがほとんどです。
なぜ当店がくすませた色を選んでいるかというと、ズバリお客様の全塗装が満足するため、です。
あとから全塗装したカスタムカーの類は色が派手になりがちになります。
それは「青がいい」「赤がいい」というお客様の要望に対して、そのまま要望に応えるとそうなってしまうからです。
まあそれがいいとおっしゃられる方でしたらそれでいいのですが。。。
また艶消しになるとどうしても目立ってしまうので、ややくすみ気味にしてあります。
塗り終わった後に「派手すぎるなあ」「こんな車乗れないなぁ」とならないように、自然に調和する色を選んでいます。
・小さい見本ではわかりにくい、微妙な色が多い
色見本として名刺サイズの紙に塗ってある見本を用意しておりますが、実際それではわかりにくい色も多いです。
プラモデルのカラーであるタミヤカラーなどは小さなものに塗ってもよく色味がわかるように、やや派手目に色が作ってあります。
実際にOD色と呼ばれる自衛隊の戦車の色も、タミヤカラーのものは実際のものより色が派手め(緑め)に作ってあります。
発売当初、まだ事例のお写真が集まっていないころはよくお客様から「届いた色が濃い」「くすんでる」とお問い合わせがありました。
その場合も実際に一度段ボールなどに塗って色を確認いただきましたらご納得いただけました。
そんな微妙な言い表しにくい色が多く、そして塗っていただいてからその良さを実感していただいております。
・白い色が少ない
純正色にはパールホワイト系を含めて白っぽい色が多いのですが、当店ではあえてホワイトはマットホワイトしか扱っていません。
しかも最初はマットホワイトも設定しておらず、お客様の声から追加いたしました。
なぜ設定していなかったかといいますと、どうしても商用車の艶が消えてくすんでしまったように見えてしまうかもしれないと思ったからです。
また艶消しの白はどうしても透けやすく塗りにくいので外していました。
と、いろいろ書かせていただき他にも色ごとに細かいこだわりはあるのですが、今回はここまでで。
TAGS:DIY 調色
2017年10月2日 | CATEGORY:代表大野ブログ, Q&A, 車刷毛塗り全塗装
画像の中の色、またはCMYKで表示された色がご入用の場合、やはりどれも実在するわけではないのでそこからは調色がしにくいです。
ですがそれしかわからず、どうしてもの場合は、下記の方法でご注文いただくこともできます。
※画像、データの場合は必ず実物と色が違ってしまうことをご了承ください
1、画像の場合ペイントなどでほしい色の部分をスポイトで吸いだして、大きな面積にして印刷してください。CMYKの場合も色を画像ソフトなどで作ってから印刷して下さい。
2、設定や印刷スピードなどをかえて好みの色が出るまで印刷してください
3、好みの色になったら、その紙を当方にお送りください。その色に調色します。
例 車の色を抽出して印刷してみました

まずはこちらの写真の○部分の色を抽出。

それをペイントで大きくして、、、
2台のレーザープリンターで3種類印刷。
そして出てきた色を比較するとこんな感じです。

解説しますと名刺サイズの紙には、写真の車を塗った本当の塗料と同じ色(グレイッシュダークグリーン)が塗られています。
「301ふつう」「301きれい」は同じプリンターで普通で印刷したものときれいで印刷したもの。
「362ふつう」はまた別のレーザープリンターで印刷したもの。
こんなに色が違います。。
またどれも肉眼で見ると絶望的に元の色と違います。
繰り返しますが、画像、データの場合は必ず実物と色が違ってしまいます。
ご了承いただき、ご注文をお願いします。
2017年10月2日 | CATEGORY:車刷毛塗り全塗装, 代表大野ブログ, よくあるご質問
10年以上たった車でよくある現象で、純正塗装のボンネットや天井のクリアがはがれて無残な状態になっていることがあります。
その場合の刷毛塗り全塗装はどうしたらいいのか?を書かせていただきます。

まずは簡単にはがれるところがあればはがします
ペリペリと簡単にはがれるようであれば、はがしてしまってください。
そのまま塗ると、砂漠の上に家を建てるようなもので、新しい塗料ごとはがれてしまう原因になります。
指で触って段差がなくなるまで削る
パリっと割れたような状態で塗ってしまうと、塗った後でもその部分が目立ってしまいます。
ですので400番ぐらいのサンドペーパーで段差がなくなるまでなだらかになるように削ります。
目安としては指で触った時に段の感じがなくなるぐらいがベストです。
その際地金が出るまで削ってしまわないようにしてください。
地金が出た場合は下塗りから塗らないといけなくなります。
段差がなくなったらホコリを落とし、通常通り刷毛塗り全塗装していただいて大丈夫です。