タカラ塗料のブログ
2017年7月31日 | CATEGORY:よくあるご質問, 代表大野ブログ, 車刷毛塗り全塗装
お盆休みに近くなると、暑い時期に車を塗り替えたい熱い猛者から多数ご質問をいただくのが
「この時期に刷毛塗り全塗装するならどの塗料が扱いやすいですか?」
という内容です。
こちら大阪ですと35度にもなるような時期なので、塗装にはかなり厳しい状況です。
塗装に一番いいのは春や秋など人間が過ごしやすい時期が一番いいのですが、工夫が必要になりますがもちろん真夏にも塗ることができます。
ちなみに当店のデモカーもお盆休みに塗っています。

少しでも日陰に入るの図。
真夏に塗る場合は下記をご注意いただければ塗れます
1、ボディに直射日光が当たらないようにする
ボディがアツアツだと塗ってるそばから塗料がどんどん乾いていき、刷毛目やローラーの模様が消える前に乾いてしまいます。
さらにいくと、ローラーや刷毛とボディが引っ付いてしまうような感じになり、大変塗りにくいです。
日陰で塗るようにしましょう。
ちなみに、当店のデモカーも日陰になってから塗り始めています。

2、少し多めに薄める
乾燥を遅らせるためにラッカーならラッカーシンナー、ウレタンの場合はウレタンシンナー、水性の場合は水で、缶の表記より多めに薄めて塗ると少しましになります。
ただ下記の方法が一番効果的です。
3、乾燥を遅らせるシンナー(リターダー)を使う
ラッカーシンナーとウレタンシンナーには乾燥を遅らせるリターダーシンナーというものがあります。
それぞれ5パーセントほど塗料に追加すると、乾燥を遅らせることができますので格段に塗りやすくなります。
もちろん上記1、2の対策を行ってから、さらに行っていただくと効果的です。
ここで冒頭の、お問合せ内容
「この時期に刷毛塗り全塗装するならどの塗料が扱いやすいですか?」
に戻るのですが、リターダーシンナーがない分、水性塗料は乾燥スピードを調整しにくく、この時期塗りにくい場合が多いようです。
水性をどうしても選ばないといけない場合は、日陰で塗るなどボディを冷やす工夫などを行ってくださいませ。

2017年6月19日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 車刷毛塗り全塗装
刷毛塗り全塗装の塗料はガンや電動の簡易塗装機などでも吹き付けることができます。
その場合でもつや消しの塗料はムラになりにくく、艶有の塗料よりは塗りやすいです。
ただその場合の薄め方は刷毛塗りの場合と違いますので、ご説明いたします。
※希釈率
使おうとする塗料に対して必要なシンナーの量です。
計算方法は
使おうとする塗料×希釈率(%)÷100=必要なシンナーの量
となります。
ラッカーの場合
希釈率
刷毛・ローラー 80~100%
スプレー 100~120%
乾燥が早いので、夏場はリターダーシンナーが必要。
また湿度が高い時もリターダー必須。白くボケてしまいます。
http://brush-carpaint.com/?pid=100648577
2液ウレタンの場合
希釈率
刷毛・ローラー 20~25%
スプレー 45~50%
季節に合ったシンナーを出荷するようにしております。
もし冬場や春にご購入で、真夏に塗装される場合はウレタンリターダーで乾燥を遅くして塗装してください。
http://brush-carpaint.com/?pid=100648694
水性の場合
希釈率
刷毛・ローラー 0~5%
スプレー 10~15%
ガンで吹く場合は、塗装後用具の掃除を徹底してください。
水を吹いて、ある程度したらラッカーシンナーなどを入れて吹いてガンを洗浄しましょう。

2017年6月16日 | CATEGORY:よくあるご質問, 代表大野ブログ, 車刷毛塗り全塗装
刷毛で気軽に外装を全塗装したら、ドアを開けて乗り込むときに何も変わっていない今までの車だと少し気持ちがなえてしまいますよね。
今日は内装の刷毛塗り塗装について書いていこうと思います。

塗ってもいい素材
基本的に車の内装部品は、下記のようなものが多いです。
・ABS
・PP
・鉄
・ビニールレザーなどの塩ビ素材
これらの中で塗れないものは、
・ビニールレザーなどの塩ビ素材
になります。
判別する方法としては難しいのですが、指で押して少し凹むような部品はこれで作られている場合が多いです。
塗るとべたついたり塗料の種類によっては、乾燥後割れたりする場合もありますので塗らないほうが無難です。
またそのほかの素材についてもよくわからい場合は、目立たないところに塗っていただきまして1日以上乾かし、爪でかいてみて剥がれないか、押したりしてべたつきや割れなどがないかどうか確認してみてください。
ABS、PPに塗る場合
車の内装のほとんどがこれらのプラスチックになります。
外したりすると「ABS」などの刻印がありわかる場合が多いです。

これらは非鉄バインダーという下地剤を塗ってから、塗装をするとよく引っ付きます。
ただ塗装前にペーパーで目荒らしをして、脱脂を行ってから塗ってください。
非鉄バインダーはこちら
http://brush-carpaint.com/?pid=100813596
これを塗っていただけましたら、外装用の塗料でそのまま塗ることができます。
鉄に塗る場合
鉄に塗る場合は外装を塗る場合と同じですが、細かい部分が多いので手間がかかります。

塗りにくい理由は、外装はほとんどが凸面であるのに対して、内装はほとんどが凹面や細かいところが多いためにローラーが入らないのです。
ローラーが入らないのでほとんどを刷毛で塗るしかないのですが、ドアを開けて塗っていないところがあると気持ちが覚めてしまいますので、ここは根性でなんとか塗るしかないです。。
ちなみに当店のデモカーは外装は2日ぐらいで、内装はぼちぼちとやっていたので10日ぐらいかかってしまいました。

2017年5月23日 | CATEGORY:イベント, 代表大野ブログ
準備期間5か月かかっていよいよ設営~

会社をトラック×2台で出発。

お手伝いいただいた方と、熱い中看板を下ろして単管パイプを組んで組み立てていきます。

あれ?はまれへんな?あれ?の図。
これに毎回困ってしまって時間を食います。

無事に時間内に組み終わって記念撮影の図。緑のクリオネがいます。

翌朝、少ないスタッフでなんとか店舗内の配置を行っていくの図。大慌て。

なんとかこんな感じ!みたいになってきた図。まだまだ出来上がってない。。

なんとか開店!今回は12日金曜日から15日月曜日まで出展しました。
平日は人が少ないかな?なんて思っていましたが、ところがどっこいたくさんのお客様でした。
しかもスタイリングボックスに興味を持ってくれる方が多く、とてもにぎわいました。



とくに当店の外壁にサインアートを書いてくれたライさんのフリーハンドの実演が何とも盛況でした。

じっと見入ってしまう魅力があります。

2日目はあいにくの雨。
雨の万博公園は田んぼのようになります。しかし午後からは雨が上がりまして、それでもたくさんの人たちがいらっしゃました。

人が少なかったので、エイジング実演。
やりだすとどんどん人だかりが。。
3日目は今までの反省を生かしてレイアウトの大幅変更。
天気もいいので真ん中の列を取ってしまって、ブースの外に放り出しました。

するとお客様もゆっくり見れるようになり、素晴らしい効果が。

スタイリングボックスの中に前々からお客様から聞いて気になっていた分野にスチームパンクというものがあります。
それはざっくり言うと昔の人が創造する未来、というイメージで、ジブリの作品の中にも随所にある世界です。
ファイナルファンタジーなどの世界もそうです。
それにあこがれて水鉄砲を塗ったものを展示していたのですが、複数のスチームパンカーの方にお声がけいただきました。

それで知り合った、Natsukoさんと。いろいろ勉強させてもらっています!
この時のために作ったでっかい刷毛(発泡スチロール製)も大人気で、記念撮影にみなさん使ってもらいました。

かぶってきたヘルメットを錆錆にしてほしい!はがれても失敗してもいいから!
というご要望をうけ、即興で新人スタッフが錆エイジング。


喜んでいただきました!

デモカーも今回頑張りました。
錆錆になって、コンクリートエフェクトされて、レインブーツネイビーで塗られて、最後はオールドローズで赤ら顔。


今回残業続きで頑張ってもらったスタッフやその家族に感謝するとともに、たくさんのお客様に興味を持ってもらえたのが大変うれしかったです。
なんでも30分間で100人以上入った時間帯もあったそうな。
いろいろな課題も見えてきましたが、またほとぼり冷めたころに出展しようかな?
その時はよろしくお願いします!
TAGS:ロハスフェスタ
2017年5月21日 | CATEGORY:イベント, 代表大野ブログ
先週5/12-5/15の4日間、ロハスフェスタに出展してきました!
ロハスフェスタとは大阪は万博公園で行われるエコをテーマとした、多ければ来場者1日当たり3万人訪れる日本最大級のイベントで、ハンドメイド系やアンティーク系の雑貨屋さんがたくさん出店されている、オーガニックな雰囲気満載のイベントです。
2015に出展した時の記事はこちら
http://takaratoryo.com/category/event/2015autumn-event/


前回は店舗に塗料の瓶や色を並べていたのですが、そもそも塗料に詳しくない人にはとっつきにくい面がありました。
玄人さんには「いい色いっぱいあるね」と声をかけていただくのですが、素人さんやこれからの方から、何に塗ったらいいかわからない、そもそも塗れるのかわからない、など、生の声がたくさん集まりました。
それもそうだと考え直し、見せたい商品は二の次で、まずは塗った事例をたくさん持っていかなくてはならないと満を持して1年半ぶりに出展を決めました。
塗料で再現できる部屋をつくってみていただくのが一番ですが、それをするにはスペースが限られます。
そこでそれらの様々なスタイルの部屋の提案を詰め込んだ箱を作り、それを展示することにしました。
名付けて「スタイリングボックス」です。
色や塗料を並べるよりもよっぽどわかりやすい!(・・・のではないかと。。)
1月から作り続けたスタイリングボックスを一部ご紹介します。



すべて60センチ角に統一した正方形で、インスタグラムへの投稿がしやすいようにしました。
すべてオリジナル商品などで塗られており、その塗り方はサイトにすべて掲載されているようにしました。
http://howtopaint.gallery/?mode=f21
塗料を選びやすく、買いやすく、そして自宅でも塗り方がわかって塗りやすくをとことん突き詰めました。
こちらをスタッフ全員で1個~3個つくり、会場には16個を持ち込み展示しました。
TAGS:ロハスフェスタ