タカラ塗料のブログ
2024年7月23日 | CATEGORY:総務ブログ
こんにちは、タカラ塗料の総務を担当している西野です。
当社では、毎年新卒採用の会社説明会に先立ち「クリーンアップ作戦」を実施し、社内をきれいに整えています。これは、当社まで足を運んでくださる学生の皆さんに、少しでも気持ちよく説明会に参加していただきたいという思いから始まった取り組みです。
これまでの取り組みでは、会議室や階段を社員が塗装し、職場環境の改善を通じて新卒採用活動で応募者に良い印象を与えることを目指してきました。今回は、その続編として、作業場の床に焦点を当てた社内営繕の効果についてご紹介します。
作業場の床、汚れが目立っていませんか?
新卒採用活動において、会社見学は学生にとって企業を知る非常に重要な機会です。特に現在の学生たちは、会社の雰囲気を就職先選びの重要な要素としています。
いくら作業場が整理整頓されていても、床が汚れていると全体の印象が暗くなり、「汚い会社」というイメージを与えかねません。長年使用してきた床にはどうしても汚れが蓄積します。当社も例外ではなく、作業場の床が汚れてきたため、DIY塗装で蘇らせることにしました。
▼Before:汚れた作業場の床。長年積み重なった汚れが、作業場の印象を悪くしていました。
ポイントは作業スペースをブロックごとに区切って塗装する
作業場全体を一度に塗装すると通常業務に支障が出るため、ブロックごとに区切って順番に塗装しました。1ブロック塗り終わったら乾燥させ、次のブロックへと進みます。この方法で、通常業務を止めずに作業を進められます。
▼After:DIY塗装によって作業場の床がピカピカに蘇りました!
定期的なDIY塗装で社内をリフレッシュ
作業スペース全体が明るくなり、気持ちよく働ける環境が整いました。タカラ塗料のペンキは、DIY初心者でも扱いやすく、社内営繕にぴったりなんです。
このように、大掃除の代わりに、社内で定期的にDIY塗装を行うのはいかがでしょうか。清潔で快適な作業スペースは、従業員のモチベーションを高めるだけでなく、採用活動にも良い影響を与えます。職場の立地、給与、福利厚生が同じなら、「汚い会社」よりも「きれいな会社」で働きたいと思うのが自然ですよね。快適な職場環境が新しい人材の獲得にもつながることを実感しています。
ぜひ、今回のブログを参考に、貴社の作業場や工場の床もDIY塗装で環境改善に取り組んでみてください。
気になる方は、お気軽にお問い合わせください
タカラ塗料では、住宅や店舗、オフィスの内外壁向けペンキなど、幅広い塗料を取り揃えています。ペンキの種類や選び方、塗り方や施工手順も詳しくご案内しておりますので、DIYで社内のリノベーションをお考えの方は、店頭やメール、お電話でお気軽にご相談ください。
タカラ塗料の「クリーンアップ作戦」は、今後も継続していきます。次回のシリーズ第4弾では、別の場所の環境改善についてご紹介しますので、お楽しみに!
▼第1弾、第2弾の記事はこちら
白い壁についた黒い汚れを「なんとかしたい!」新卒採用前クリーンアップ作戦その1
階段の靴ゴムの黒い汚れを「なんとかしたい!」新卒採用前クリーンアップ作戦その2
2024年7月22日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 車刷毛塗り全塗装
タカラ塗料代表の大野です。
今回は暑い時期に、車を刷毛ローラーを使い2液ウレタンで全塗装する際のトラブルについて書きます。
2液ウレタンは乾燥が早い塗料なので、基本的にはローラーで塗装するものではないのですがシンナーで多めに薄めたりすることでローラーで塗っていただいてます。
それでも暑い時期にローラーで塗ると乾燥が早いばかりに起こるトラブルがあります。
それが「糸引き」です。
2液ウレタンをローラー塗装時の糸引き
結構2液ウレタンは引っ張るような感覚があるのですが、少し引っ張ったところで乾くのでそれが糸状になってくるのです。
吹付塗装する場合にも同じようにノズルからでる塗料が霧状にならず、糸状になってでる事もあります。これも糸引きといいます。
原因は乾燥が早すぎる、希釈が足りないなどがあります。
対処としては季節にあったシンナーを使う、そしてリターダーを5%程添加するということがあります。
特徴
真夏など30度を超えると刷毛塗りの場合でも吹き付けの場合でもウレタンの塗装が著しく困難になります。
そんなときに5%~20%ぐらい添加すると、塗りやすくなります。
こんな場合に添加してください。
吹きつけ(ガン吹き)の場合
・適正な量シンナーを入れて希釈しているのに、ガンからは出るが糸のようになる。
・塗装したいものに色がつくが、艶が出ず、粉っぽい。または塗膜の肌に凹凸がある。
・雨天時など湿度がある場合。
刷毛塗りの場合
・刷毛やローラーを往復しただけで刷毛などが引っ付くような感じがある。
・刷毛目やローラー目が著しく目立つ。
・雨天時など湿度がある場合。
おおよその必要量
真夏の場合使用するシンナーに対して1割ぐらいの量があれば安心です。
ウレタンシンナーはこちら
2024年7月19日 | CATEGORY:Q&A, 代表大野ブログ, 調色屋, 車刷毛塗り全塗装
タカラ塗料代表の大野です。
今回はラッカー系の塗料を塗った後、塗料の膜(塗膜)が白っぽくなってしまうトラブルについて解説します。
ラッカー系の塗料は乾燥が早く使いやすいのですが、ある条件が重なると狙った色よりも白っぽくなってしまう場合があります。
その現象を「ブラッシング」といいます。「白化」とか「かぶり」ともいうのですが、同じ現象です。
ブラッシングは高温高湿度状態のときにおこります。
同じラッカーの黒を雨の日と晴れた日に塗った板です
写真を見ると一目瞭然ですね。雨の日に塗ったものは白っぽくなっています。
ラッカーはラッカーシンナーで溶かすのですが、ラッカーシンナーの中には水分ととても結合しやすいアルコール類が多く含まれます。ですのでラッカーの塗料は湿度の高い日は湿度を含んでしまいやすいのです。
寒いときは結合しにくく、さらに乾燥時にシンナーと一緒に水分も飛びやすいのかブラッシングは起こりにくいのですが、暑いときはアルコールのみが先に蒸発してしまい、塗料中に残った水分が後で蒸発するので、その際に塗膜の表面に光を乱反射する層ができてしまうそうです。
ですのでラッカーを高温多湿の時に塗るときは乾燥を遅らせる「ラッカーリターダー」という乾燥遅乾剤が有効です。
ラッカーリターダー
ラッカーリターダーの使い方
1、まず商品ラベル通りに塗料を薄めてください。
※ラッカーの場合 ラッカーシンナー希釈
刷毛・ローラーの場合 80~100%
吹付けの場合 100~120%
2、一度塗ってみて下記の症状が出たら、5%ぐらい添加する。
・刷毛の滑りが悪く、ひっつく感じがする
・ローラーを転がすと、引っ張られるような感じや糸を引く
・吹付けした場合、出た塗料が糸状になったり、粉っぽくなる
・明らかに白っぽく乾く
・艶が出るはずなのに全く出ない
・艶にムラがある
・乾きが早すぎて塗りにくい
上記の症状が出る条件は高温時、もしくは多湿時になります。
3、上記5%添加しても改善しない場合、さらに5%足してみてください。
ラッカーリターダーはこちら
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