2023年9月6日 | CATEGORY:item, news, TAKARATORYO Original Paint Shop, イベント
東西大手テーマパークはもちろん、商業施設などにもよく採用されている特殊塗装・デコラティブペイントを、その道の巨匠から学びませんか?
・特殊塗装を修得し、職人としての可能性を広げたい
・受注先の拡大や施工単価アップのために、特殊塗装を提案できるようになりたい
・その道の成功者から、技術や経営ノウハウを直接学びたい
という方にお勧めの講座です。
特殊塗装・デコラティブペイントとは、サビ・カスレといった経年変化や、木目・大理石などの質感をリアルに表現する塗装技術のことです。当店でお馴染みの錆エイジング塗料やコンクリート風塗装もこれに含まれます。
この度、特殊塗装の施工を行われている株式会社ARACO様にて、デコラティブペイントの技術を学べる短期集中型講座『第4回「特殊塗装」すご技職人養成塾』が開催されます。こちらの講座にて、当店の塗料もご使用いただいております。
デコラティブペイントの巨匠である、荒木俊成氏(株式会社ARACO 代表取締役会長)による直接指導の下、今求められている特殊塗装の技術を実践で身に着けられます。
さらに、特殊塗装の技術を用いた案件の進め方などの経営ノウハウも学ぶことができます。
【 概要 】
講座名
『第4回「特殊塗装」すご技職人養成塾』
日時
2023年11月16日(木)~18日(土)
※参加日数を選択可能
主催・会場
株式会社ARACO
〒614-8204 京都府八幡市戸津蜻蛉尻20-2(とうづとんぼじり)ARACO 作業場
[アクセス(電車、バス、タクシー)]
- 電車最寄駅:京阪電車「石清水八幡宮駅」
- 最寄りのバス停:京阪バス「蜻蛉尻」(上奈良、西戸津)
- タクシー:京阪電車「石清水八幡宮駅」から約4キロ(約11分 約1,420円)
初めて受けられる方も、以前受けられた方も、それぞれに対応した講座内容となっております。
特殊塗装を修得し、職人としての可能性を広げたい方は、是非ともご参加ください。
第4回のお申込みは終了しました。
現在、2024年10月開催の第6回講座へのお申込みを受け付けています。
▼第6回講座の詳細・お申込みについては、下記バナーから特設サイトをチェック▼
2023年7月11日 | CATEGORY:item, news
当店のスタッフは、業務で壁紙の塗装をすることがしばしばあります。真っ白で味気ない空間に色が付いていく様を目の当たりにしたり、経年劣化で黄ばんでいる壁紙を塗り替えてきれいにするという経験をすると、自宅の壁紙も好きな色で塗装してリフレッシュしたいという気持ちがふつふつと湧いてくるものです。ですが、「賃貸だから壁紙に塗装するなんて絶対にできない…」というスタッフも多く、賃貸住まいのスタッフは壁紙の塗装をあきらめざるを得ないのが現状です。
そこで思いついたのが、「幅の広いマスキングテープを壁紙全面に貼ってその上から塗装する」というアイデア。この塗装方法なら賃貸でも壁紙の塗装をあきらめなくてすむかもしれません!
ということで、マスキングテープで人気のmtシリーズを販売している「カモ井加工紙株式会社」様に依頼して、幅300mmと150mmのマスキングテープを試作していただきました。
こちらのマスキングテープはいわゆる“塗装用”のものです。塗料との密着性がよく、それでいてにじまない素材でできています。また、壁紙との付着性は高いものの、剥がす際に素地を痛める心配はないとのこと。
ということは、「マスキングテープの上から塗装する」のは壁紙を傷つけることなく原状回復できる塗装方法と断言できるのですが、果たして本当に上手くいくのでしょうか? 誰も試したことがない塗装方法なので、期待と不安が入り混じりながら実際に幅広のマスキングテープを使って塗装してみました。
塗装するのは賃貸事務所の、経年劣化で黄色く変色した壁紙です。聞くところによると、以前はこの部屋で焼き肉をしたり、喫煙もしていたそうです。
「汚れている壁紙をどうにかしたいけれど、賃貸だからあきらめていた」というこの事務所のオーナーさん。幅広のマスキングテープを使えば塗装できるかもしれない、という話を聞きつけ、今回の塗装が実現しました。
さっそく作業していきます。内装工事の業者さんが見学にいらしていたので、一緒に作業していただきました。
下準備として、汚れやホコリでマスキングテープが剥がれるのを避けるため、壁紙の汚れを落とします。今回は変色がひどく、油汚れ等が付着している可能性があるので中性洗剤を使って壁紙の拭き取りを行いました。
一通り掃除して、水気が取れたらマスキングテープを貼っていきます。
ポイントは、塗らないところにも広く(余分に)マスキングテープを貼るということです。こうすれば「塗っちゃいけないところに塗料が付いてしまった」という失敗を防ぐことができます。塗装後、不要な部分をカットすればいいだけなので、こういう風に広範囲にマスキングテープを貼っていくと安心ですね。
もう一つのポイントは、マスキングテープ同士の端を重ねながら貼っていくということ。こうすることで下地の壁紙に塗料が滲むのを防ぐことができます。
始めは空気が入らないようにテープを貼るのにコツが要りましたが、慣れるとサクサクと作業が進んでいきます。
作業効率が良かったのは、300mm幅のマスキングテープの方でした。150mm幅のマスキングテープだと貼り終えるのに倍の時間が掛かりますし、逆にこれより幅が広いとシワが寄らないように貼っていくのに苦労しそうです。
難しかったのは角の部分の処理です。平面と違って角に合わせて直角に貼る必要があるので、どうしてもシワが寄ってしまって大変でしたが、貼りやすい長さにマスキングテープを切って少しずつ貼ることで対処しました。
2人で作業して一時間程度で貼り終わりました。
マスキングテープを全面に貼り終えたら塗装スタート。細かな凹凸がある壁紙より、断然塗りやすくスムーズに作業が進んでいきます。
一回目を塗り終えたところでまだマスキングテープの紫色が若干透けていたので、乾かしてから重ね塗りしました。
十分に乾燥させた後、カッターで不要な部分を切り取ったら完成です。このように要らないところをカットすることで、塗りたいところだけ塗装しているという状態にすることができます。
落ち着いたブルーグレーの色味で、部屋全体がシックなイメージに様変わりしました!
「塗るための壁紙」という商品も販売されているようですが、この幅広マスキングテープは塗りたくない部分を保護する「養生」も兼ねているので一石二鳥です。しかも幅が300mmと扱いやすく、壁紙と違って貼り直しが簡単にできるので、DIY初心者にはチャレンジしやすい方法だと思います。
ただ、気になるのは本当に壁紙に塗料が滲んでいないかということ。滲んでいないかどうかを確かめるために、塗装したマスキングテープを剥がしてみました!
気になる結果は…
滲みゼロです! 壁紙にマスキングテープを貼ってから塗装するという方法だったら原状回復できることが検証できました。作業を手伝っていただいた内装工事の業者さん曰く、「今までは賃貸店舗の施工の際に、壁紙の色を好きなように変えたいというクライアントの要望を泣く泣く断ることがあったけど、この方法だったら請けることができるかも!」と興味津々でした。
以上が開発の第一歩です。
この日以降、適切な粘着力や、塗りやすい色、また、貼りやすい幅などを考慮して試作を重ね、ついに「塗装できるマスキングテープ・ペインタブルテープ」が誕生しました!
マスキングテープを貼ってから塗装する、という方法だったら現状回復が必要な賃貸住宅や賃貸事務所の壁紙でも、自分の好きなようにお部屋の色を変えることができます。
ぜひ、このマスキングテープを使ってペイントDIYを楽しんでください。
塗装できるマスキングテープ、ペインタブルテープのご注文はこちら
※このブログで紹介しているのは試作品です。実際のテープの色は薄いグレーで、幅は300mmと100mmになります。
2023年6月14日 | CATEGORY:How to paint, item, news, TAKARATORYO Original Paint Shop, 調色屋
この度、当店の人気商品であるコンクリート風に出来る塗料セット「コンクリートエフェクトペイントセット」の新色として、モダンシックに仕上がるカラー「コンクリートエフェクトペイント シャドウセット」を新発売いたしました。
プリントされた壁紙では出せないようなリアルな打ちっぱなしの質感を、壁だけでなく床やテーブル、キッチンの腰壁等好きなところに誰でも簡単に再現できるコンクリートエフェクトペイント。
従来ではナチュラルなインテリアに似合う明るめのカラー「サラサラセット」のワンセット展開のみでしたが、お客様から「モルタル調でもモダンな雰囲気の部屋の床や店舗に合うような、暗めの色味が欲しい」とのお声を頂き、今回の新色発売に至りました。
コンクリートエフェクトペイント シャドウセットは、3色を塗り重ねてモルタルの質感を表現していく塗料セット。ベースカラーを全面に塗った上から、模様付けの塗料をさらに塗り重ねていくことで奥行き感を出し、誰でも簡単に重厚感のあるリアルな打ちっぱなし風にすることが出来ます。
コンクリート打ちっぱなしのおしゃれなインテリアに憧れている方、
店舗や事務所・お部屋等をモダンでシックな空間にしたいとお考えの方は、是非チェックしてみてください。
コンクリートエフェクトペイント シャドウセットの塗り方を動画でも詳しく解説しています。以下のバナーよりご覧ください。
▼コンクリートエフェクトペイント シャドウセットの詳細はこちら