タカラ塗料のブログ

築年数の古い長屋をDIYペイントリノベされたお客様事例

大阪市西成区にあるNPO法人「子育て運動えん」様が、当店のオリジナルカラーを多数使用されて、古い長屋をペイントリノベされたとのこと。この度、ほぼ完成されたようで長屋を見学させていただきました。

長屋のDIYペイントリノベは、色の配色を決めてからスタッフの方々4~5名で週に1度、半年間かけてコツコツと塗られたそうです。
建物の中に入った途端に、可愛らしい色の組み合わせに驚きました。

入口から続くカラフルな色の広がりがおしゃれですね。砂壁も丁寧に塗られています。

古い天井も、ペンキを塗るだけで明るく清潔感ある空間に大変身。

2階は温かみのある落ち着いた色に。タカラ塗料オリジナルカラー「ウッド」を基調とされています。

「塗るだけでこんなにきれいになってとても嬉しいです」
DIYペイントをされた担当の方から直接喜びの声を伺うことができました。
この後、古い建具の塗り替えもされるそうです。
昭和の障子や引き戸などは凝った作りのものが多いので、その繊細なデザインを生かしながらペイントだけで新たに蘇らせるのは素敵なことですね。
入口、キッチン、リビング、階段、廊下、2階部分の部屋と、天井から砂壁までペイントで古い長屋を丸ごとペンキで塗り替えられた貴重なお客様塗装事例を拝見することができて、非常にワクワクしました。こちらこそ、ありがとうございます。

今回、ご利用いただいたNPO法人「子育て運動えん」様は大阪市西成区のご近所にある施設ですのでご来店いただき、注文された塗料の受け取りや塗装の際のご相談をされました。

タカラ塗料ではこの春、色選びや塗り方などのご相談がじっくりできるショールーム「ペイントランス」をオープンしております。
塗料塗装の知識豊富なスタッフが対応いたします。
また、様々な色見本などのご用意もございますので、お気軽にお越しくださいませ。

タカラ塗料店頭サービス、ショールームのご案内の詳細につきましては、こちらよりご覧ください。

タカラ塗料ショールームのご案内

キッチン横の壁紙を塗り替えてみた ~しかもムラをつけてエモい壁に

みなさんコロナウイルスが・・・というちょっとお出かけには適さない時期ですが、暖かくなってきて何かしたくなってくる気持ちにはなりませんか?

そんな時はぜひにおうちの壁を塗るというのはいかがでしょうか?

今回ご紹介するのは僕の家のキッチン横の壁紙の壁の塗り替えです。
キッチン横の壁ってコンロの横だと本当に油汚れなどで汚れやすいですよね?
しかもその汚れは落とすことができない場合が多いかと思います。

うちの壁もそんな状態でした。


塗装前の様子。油が飛んだり、カートを置いていたので当たった跡がうっすらあります。

汚れた手で触った跡。


ほこりがついています。


うっすら線が入っています。


下のほうは壁紙が破れてしまっているところもあります。

これら前から気になっていたこの壁をついに塗ってみることにしました。
しかも今後汚れが目立たないようにちょっとムラを付けて塗ってみようと。
そのプランニングから塗り終えるまでをしっかり書いていこうと思います。
お付き合いください。


まずは色の選定

色を作れるプロではありますが、それでも色の選定はとても困ります。
そんな時に実は裏技がありまして、一つご紹介しましょう。
今回はシャーウィンウイリアムスのアプリを使いました。

こちらのアプリです。(本文最後にリンクをご用意します)

このアプリはアメリカ大手の塗料メーカーのアプリで、インテリア、エクステリアの色が数千掲載されていてシュミレーションできます。


色を選んで・・・


シュミレーションすることができます。


昼と夜の色の見え方違いもシュミレーションできます。


屋内と屋外の違い。


屋外の昼と夜の違い。
ここまで至れり尽くせりのアプリがあるなんて・・・と感激です。

このような感じ選び、今回はこの色をベースとすることにしました。

ただ当店にはシャーウィンウイリアムスの塗料がないのですがシャーウィンの色見本を持っています。
この番号と同じ色を日本の壁紙用の塗料で調色作成します。

ちなみにですが個人的にちょっと濃いめが好きなんですが、嫁さんには「明るい目がいい、狭く見えるのが嫌」と言われました。
ですが画像を見せてこれにするで!と言いつつも一つ暗めのトーンで調色しました(笑)

SW6248

やっぱりあかん!って言われたらまた塗りなおしたらいいし。。
経験上暗めの色を塗って部屋が狭く見えたという経験はまずありません。
もちろん明るい色を塗って明るくなったね!は塗って直後は言いますがすぐに忘れます。

逆に暗めや濃いめのお気に入りの色を塗って「部屋が狭くなったね」はなく、塗ってからずっと「やっぱりいい色やね」ということはあります。
ということで独断で決めた色を作ります。

調色する

今回使った原色(種ペン)は黒と紺とオーカーです。
白に上記3色を入れて作っていきます。
塗って乾かして色味ながら混ぜて作ります。

できたら今度はさらに濃いめのムラを付ける色を作ります。
同じ系統色でいきたかったので、出来上がった色のあまりに黒と紺を足して作りました。
これも塗って乾かして様子を見ながら作ります。

できたら早速帰って塗装です。 

塗る前の下準備

壁紙を塗る前に塗れ雑巾ですべて拭き掃除しました。

とはいえ嫁さんがよく掃除しているので軽く。あんまり油分がついてると引っ付かないかもしれないので、その時は中性洗剤などを使ってください。

 

マスキングをしていきます

今回はあとでムラを付けるときにトントンとたたくので入念にやります。

今回ちょっとホームセンターによる用事があったので、マスキングテープと布マスカーをそこで購入してみました。

布マスカーというのはビニールがついていて広範囲にマスキングできる優れものです。

それを1個とマスキングテープは24㎜のものをセットで買いました。

で、それが失敗でして、こんなに引っ付かないのかと思うぐらい両方とも引っ付く力が弱い。。

天井に貼っていたら貼ったそばから剥がれていく。。

動画ではだいぶんカットしましたが、通常の倍ぐらいマスキングに時間がかかってしまいました。

実際倉庫にマスキングテープ探しに行ったりと45分かかりました。通常ならこれぐらいなら30分かからないと思います。

マスキングテープはいいものを使いましょう!当店で取り扱ってるものはこんなことにはならないです!

 

いよいよ塗装

しっかりマスキングできたなら子供に塗らしても安心です。

ただ下に落とした塗料を踏まないように気を付けます。あとは垂れてる部分があったらすぐにローラーで吸い取りに行けばOK。

僕が端の部分を刷毛で塗り、子供には飽きるまで塗らせます。

届かなくなったので交代し、塗れていないところを拾い塗りして下地色は塗装終了。

濃い色なので1回塗りで済み、塗装時間も30分です。 


↑乾燥前


↑乾燥後

 

エモい壁に

乾燥させてから調色して作った濃い色でたたいていきます。


↑乾燥中寝てたから寝起きで目つきがおかしい

壁を霧吹きで塗らし、ビニール袋をぐしゃぐしゃにして塗料をちょっとつけます。そしてそれをなじませながらたたきつけていきます。


均等にならないよう、離れてみたときにバランスがいいようにムラをつけてたたいていきます。

1回目たたいた色を乾かしてから元の下地色を同じように叩きつけて塗り、奥行きを作っていきます。そして乾かす。

基本的にはこの作業を繰り返していいところでやめるイメージですので失敗はほとんどなく、成功するまでやればいいので面白いです。


↑それぐらい僕にもできるわ。やらしてよ。の図

子供にはできないかな?と思っていたのですがやりたいと言い出したのでやらせました。


↑足にペンキついてしまって困っているの図

結構飽きずにたたいていましたが、床に落とした塗料を踏んでしまい強制終了。

足についた塗料はお風呂場で流すのですが、まずお風呂場の床をシャワーで塗らしてから子供を投入しました。

塗らすことによって床の模様の中に塗料が入り込んでとれなくなるというのを防ぐことができます。

また塗料は手についたものも乾いてしまっても、すぐにお湯で洗えば案外簡単にとることができます。

 

それからも数回たたいては乾かしを続け、しばらくして終了。

 

完成

マスキングから合わして合計3時間ぐらいでした。

嫁さんも気に入っているようでホッとしました。

みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね!

 

 

 

「ペイントランス報告書」3F廊下(エイジング塗装)


今回のペイントランスのご報告はこちらの3F階段上がってすぐのところです。
壁紙は黄ばみ、めくれあがり、ごみはあり。。
ちなみに時計みたいなのはタイムカードです。


一度壁紙の上から真っ白に塗ったのですが、壁紙の剥がれなどが気になりましてやはりはがして塗りなおすことにしました。



カッターの刃を隅に当ててから壁紙をはがしていきます。
一度塗ってしまった壁紙ははがしにくいと聞いていたのですが、普通にはがれていきます。

ただ薄紙は残ってしまうのですが気にせず、上から含浸シーラーを塗って固めてしまいます。
その上からパテで漆喰のように柄をつけて、その上からさらにグリーン系3色でたたきながらムラをつけて塗っていきます。


こんな感じで完成!なのですが日差しが強くってあんまり柄わかりませんね。。


後日夜にカーテンをつけてフーデックスで使ったマントルピースを置いてみたら急にお部屋感アップ!

すごいイメージチェンジになりました。

「ペイントランス報告書」工場1Fのトイレのドアと横の壁(エイジング塗装)

1Fのトイレの扉とその横の壁を塗っていきます。

まずは扉。
この貼っている紙はたぶん中に入っている人のプライバシーのため。
なぜトイレの扉なのにこんなに大きな窓があるのか。。

これに非鉄バインダーを塗り、白く塗っていきます。


窓にも非鉄バインダーを塗り塗ったのですが、窓の汚さが際立ったので窓も塗りました。

 

壁はシーラーを塗って、まずはオールドローズで塗ります。

そのごパープルスイートポテトとフラミンゴやウッドという色でエイジングしていきます。

      

ほぼ完成!

すごい雰囲気ありますよ。
まだもうちょいいじっていくみたいです。

「ペイントランス報告書」工場2Fの金属の壁を水性塗料で塗り替えしました・・・上塗り編

さて掃除も終わったペイントランス2Fをいよいよ塗装開始。
塗り方としてはローラーが入らないので刷毛やスポンジなどで手で地道に塗っていきました


もとの色との違い。すごく黒くシックになりました。


半艶なので若干のテカリがあり少し高級感(?)


単管パイプでこのようなやぐらを組んで簡易足場。

刷毛だけでは塗るスピードがなかなか上がらず、コンプレッサーとガンを利用して吹き付けをしてみたました。
しかしかなり薄めないとガンから出にくく、出たとしても色が薄くて真冬に塗っていたので水分が多くってなかなか乾かず垂れてきてしまいました。
しかも飛散量が多くて部屋が煙に包まれたようになってしまい、吹き付け作業がすごくしんどいものになってしまいました。

どうにかならないものかと考えながら4分の3を塗りきったところで試しにこれを使ってみました。


TM-71という簡易塗装機、電動で動くスプレーガンです。

100Vのコンセントをさすだけで使用でき、しかもコンプレッサー+ガンよりも薄めずに塗料を吹き出すことができ、飛散量も少なくてすごく使いやすかったです。
おもちゃみたいなものと舐めてましたが、内装塗装ではこれはすごい使いやすいものです!

当店の販売ページはこちら>>


動画の一部でこのガンを使っている映像があるので、ぜひご覧ください。


ビフォアー


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タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」「こんな色で塗ってみたい」「あんな商品があったら便利なのに」
という声を日々いただきます。
その声にお応えすべく、既製品にないものは自分たちで開発。そんな思いから生まれた、タカラ塗料ならではのオリジナリティ豊かな商品をご紹介します。

  • タカラ塗料オリジナルカラー

    142色の美しいマットな TAKARATORYOオリジナルカラー

  • 水性ステイン

    珍しいホワイトや古材風色の 水性ステイン

  • ペインタブルテープ

    貼って塗って剥がせば原状回復 ペインタブルテープ

  • ラストブロック

    サビを完全に落す必要なしの下塗り剤 ラストブロック