タカラ塗料のブログ

タカラ塗料外観リニューアル!2016・・・ヨーロッパ風吊看板編

吊り看板はなんとなく気になっていたのですが、本当はサインアート的なものをさがしていました。

そこでアマゾンで購入したのが下記の3冊
「ヨーロッパの街角」
「ヨーロッパの看板 お気に入りの街角」
「ヨーロッパの街並みと看板」

なかでも「ヨーロッパの街並みと看板」はとても面白く、ただただ吊り看板が並ぶだけの写真集で参考になりました。

で、作りたくなったのが一目で塗料屋だとわかる吊り看板です。
ヨーロッパでは古くから言葉読めない異国の人でもわかるようにと、文字以外のサインも盛んだったようで、だれでもそれとわかる看板を作ったそうです。

そこで考えたのは下記のような看板。


これは一目で自転車屋だとわかりますね。

今回当店の看板は日本語は一切使われません。
ですので、何屋さんか英語のわからないおじいさんでもわかるように考えました。
考えているときにロハスフェスタがありまして、そこで1000円で本物のアンティークの吊看板用の金具を発見したので、2個作ることにしました。

今回本当はスチールでレーザーで切ってもらって….とすればいいんだと思うのですが、高所ですしできるだけ軽く作りたいのでアルミの複合板で作ってもらいました。
http://www.trade-sign.com/main/cut-ap/index.html ←こちらでお願いしました。

塗料と刷毛とローラーを並べています。これで塗料屋とわかるでしょう…

こちらをお決まりの非鉄バインダーをしっかり塗って行きます。


そしてオフブラックと名付けた黒よりちょっとグレー寄りの黒を塗っていきます。
今回鉄部は全部この色です。

そこに長年あったように錆エイジングを塗っていきます。

上から雨があたってさびたように。この辺はWSも担当しております高木さんの作。

ひとつはモールディング付きにしました。

ただこれだけだとやはりアルミの複合板だと弱くって、とくにローラーがブラブラとして折れそうなので、苦肉の策でテグスでつないでいきました。

テグスを通す穴をあけて細かい作業はやはりこの人、高木さんに結んでいただきまして穴をあけた部分をタッチアップ。

看板を吊るすサインブラケットも塗ります。
サインブラケットはこちらで購入しました。
http://www.metal-create.co.jp/
ちゃんと黒く塗られたものですが、これに非鉄バインダーを塗ってまたオフブラックに…


こうして並べてみると黒さがちがうでしょう・・・ これを直します。


ちゃんとケレン(足付け)をして非鉄バインダーを塗ります。

こちらがロハスで1000円だったブラケット。

こちらをあとでまた錆を描くのに、今ある本物の錆が止まるようにラストブロックという錆転換剤を塗ります。

その後オフブラックを塗り、錆エイジングをして完成。


シルエットがかっこいいですね~!

ぜひご来店の際は上のほうもみてみてくださいませ!

タカラ塗料外観リニューアル!2016・・・CARPAINT看板編

塗装が終わるころ、忘れ去られていた看板があったことに気づく・・・

南隣のガソリンスタンド側に着けた小さな看板。
なんとなくスペースがあったので前回改装時に着けてみたのだけども、ガソリンスタンドの看板のほうが大きく、低い位置にあるので全然意味をなしていないと思われるもの。

本当は塗装前に外そうと考えていたのですが、忘れていて塗装屋さんが丁寧に養生してくれていたので、もし外してもそこだけフィラーが塗れていないので模様が変わってしまいます。

それならばとその小さい看板を外して、新たに大きな看板を作成して引っ付けることに。
どうせつけるならガソリンスタンドに向かっているし、車を刷毛塗りで全塗装するセットの看板にしようということになりました。


以前ライさんに書いてもらった看板の文字部分だけをもってくればかっこよさそうで、また描いてもらえばよかったのですがライさんはほかのサインで手一杯。

ならば当店のスタッフで作ってしまおうと、若手3人で書いてもらうことにしました。

この看板をもとに作るので色を樫田君が似せて調色しました。
みんなでそれをアルミポリ複合板に非鉄バインダーを塗ってから塗装。


中のデザインは同じフォントを探し出して山口さんが下書き、筆入れ。

木のモールディングを表現するために、元の看板の木の色に調色。


使うモールディングは木ではなく硬質ウレタンのモールディングなので腐りません。


黒系の色を歯ブラシみたいな刷毛(ヨージ)で筋状に木目を書いていきました。


上が木目を描いた後。
これだけで離れてみると気に見える!

最後に全体をUVカットクリアを塗って完成。

もとの看板を外した位置に設置いたしました。



また制作シーンを動画にしましたので、よろしければご覧くださいませ。

 

タカラ塗料外観リニューアル!2016・・・大看板編

こちらの大看板はどうやって描かれたものなのか?!


こちらはなんと手描きです。

今回は看板に印刷は一切使わず、手描きにこだわりました。
それもやはり印刷より手描きの看板のほうが長持ちすること。
また劣化しても手描きのほうがいい味を残しながら劣化すること。

それの良さを皆さんに知ってもらうという目的がありました。

そこで以前にこの看板を描いてくれましたライさんに今回もお願いしました。

紙を当てて下書きを描いていきます。
ライさんはかなり丁寧な方で、しっかりと下書きをしていきます。


マスキング。

この棒はサインぺインターが腕を固定するために使うものみたいです。
僕もこのとき初めて見ました(小さいものの時は使わないそう)


現在看板はほとんどが印刷で、いわゆる書き文字屋さんはほとんどいなくなっているそうです。
海外ではまだまだサインぺインターさんはいらっしゃるようですが、日本では少ないようです。

もしライさんにお仕事の依頼があれば当店まで!!

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塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

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