タカラ塗料外観リニューアル!2016・・・ヨーロッパ風吊看板編
2016年12月15日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 社屋リノベーション
吊り看板はなんとなく気になっていたのですが、本当はサインアート的なものをさがしていました。
そこでアマゾンで購入したのが下記の3冊
「ヨーロッパの街角」
「ヨーロッパの看板 お気に入りの街角」
「ヨーロッパの街並みと看板」
なかでも「ヨーロッパの街並みと看板」はとても面白く、ただただ吊り看板が並ぶだけの写真集で参考になりました。
で、作りたくなったのが一目で塗料屋だとわかる吊り看板です。
ヨーロッパでは古くから言葉読めない異国の人でもわかるようにと、文字以外のサインも盛んだったようで、だれでもそれとわかる看板を作ったそうです。
そこで考えたのは下記のような看板。
これは一目で自転車屋だとわかりますね。
今回当店の看板は日本語は一切使われません。
ですので、何屋さんか英語のわからないおじいさんでもわかるように考えました。
考えているときにロハスフェスタがありまして、そこで1000円で本物のアンティークの吊看板用の金具を発見したので、2個作ることにしました。
今回本当はスチールでレーザーで切ってもらって….とすればいいんだと思うのですが、高所ですしできるだけ軽く作りたいのでアルミの複合板で作ってもらいました。
http://www.trade-sign.com/main/cut-ap/index.html ←こちらでお願いしました。
塗料と刷毛とローラーを並べています。これで塗料屋とわかるでしょう…
こちらをお決まりの非鉄バインダーをしっかり塗って行きます。
そしてオフブラックと名付けた黒よりちょっとグレー寄りの黒を塗っていきます。
今回鉄部は全部この色です。
そこに長年あったように錆エイジングを塗っていきます。
上から雨があたってさびたように。この辺はWSも担当しております高木さんの作。
ひとつはモールディング付きにしました。
ただこれだけだとやはりアルミの複合板だと弱くって、とくにローラーがブラブラとして折れそうなので、苦肉の策でテグスでつないでいきました。
テグスを通す穴をあけて細かい作業はやはりこの人、高木さんに結んでいただきまして穴をあけた部分をタッチアップ。
看板を吊るすサインブラケットも塗ります。
サインブラケットはこちらで購入しました。
http://www.metal-create.co.jp/
ちゃんと黒く塗られたものですが、これに非鉄バインダーを塗ってまたオフブラックに…
こうして並べてみると黒さがちがうでしょう・・・ これを直します。
ちゃんとケレン(足付け)をして非鉄バインダーを塗ります。
こちらがロハスで1000円だったブラケット。
こちらをあとでまた錆を描くのに、今ある本物の錆が止まるようにラストブロックという錆転換剤を塗ります。
その後オフブラックを塗り、錆エイジングをして完成。
シルエットがかっこいいですね~!
ぜひご来店の際は上のほうもみてみてくださいませ!