2024年7月3日 | CATEGORY:item, TAKARATORYO Original Paint Shop, 代表大野ブログ
先日神戸芸術工科大学の廣中ゼミにお邪魔させていただいた時に廣中先生からお聞きした話。
「海外は画材が安く、気軽にチャレンジ、練習できる」
とのことでした。
ドラム缶で購入できる?とかいう話もあり、それをシェアして使ったりなどもできるということ。
確かに日本での画材屋さんではそんなに多い絵具は売っておらず、学生さんも1ヶ月に2万ほど画材にお金がかかるそうで。。
そんなに画材が高いと、海外のインスタとかで見るまき散らすような使い方をしないのかも、とも思いました。(ちなみに僕はアートに疎いです)
ちなみに2万もあれば内部用ミューラルペイントの白と赤とブルーと黄色の三原色が2㎏づつ買えます。。
2024年7月2日 | CATEGORY:item, TAKARATORYO Original Paint Shop, 代表大野ブログ
タカラ塗料大野です。
お世話になっております、ミューラル(壁画)アーティストさんであるhitchさんに塗料の見積もり依頼をいただき計算したときの話です。
結構大きな壁画で120㎡ぐらいあるのですが、大体で必要な塗料の数量を出していただき、当方の壁画塗料ミューラルペイント外壁用で計算させていただきました。
これはまだ途中の絵なのですが、これぐらい大きなものです。
この塗料の試算をしたところだいたい8万円ぐらいの計算になりました。
まあ色数多いしこんなものかなぁと思っていたのですが、ふと他社の壁画用塗料で計算してみました。
どことは言いませんが有名なところで、絵具用塗料ではその名をしらない人がいないメーカーさんのものです。
するとなんと
「28万円」
という試算が!
理由としては2㎏までの容量しかない、そもそも高い、という理由です。
もちろん壁画用塗料でなければ外壁では話にならず、アクリルガッシュやイベントカラーなどでは絶対に色が飛んでしまいますし、剥がれの原因にもなりかねないのですが、それらの小さい容量しかない絵具類で描くとなるともっと天文学的な数字になります。
ということはもし、塗料屋の塗料を知らない方がネットなどで壁画用塗料を検索してその塗料を使いお仕事をしてしまったらその20万円の差額はどこにいくのか。。お客さん?アーティスト?
と、とにかく壁画を書かれる際はタカラ塗料のミューラルペイントをご用命ください(笑)
また店頭やメールでもご相談いただけますのでお気軽にご相談ください。
2024年6月28日 | CATEGORY:item, イベント
神戸芸術工科大学・ビジュアルデザイン学科の廣中教授が受け持つビジュアルアート演習。
日々作品を作り出し、TAKARATORYO京都髙島屋S.C.[T8]店と同じフロアにある「nuunu KYOTO」さんに出品するアーティストを輩出してらっしゃいます。
そして「nuunu KYOTO」さんに廣中教授をご紹介いただき、ビジュアルアート演習授業の見学、並びに講義とワークショップをさせていただくことになりました。
6/21に、調色についての講義とTシャツスパッタリングのワークショップを行いました。
参加されたのは、ビジュアルアート演習を履修中の約25名と廣中教授のゼミ生約20名です。
主に、
・塗料を絵に使うと安くつく
・海外と日本のアートのマーケットの違い
・調色のやり方
など塗料について当店の代表 大野がお話しました。
画材の価格について言及するとうなずいたり、「シェアしたらいいやん!」という風に友達同士で言い合ったりなど、かなり反応が大きく、画材費に対してやはり負担に思っている方がほとんどだと実感しました。
郊外の大学ということもあり車の所有率が高いようでしたので、塗り替え途中だった車も間近で見ていただき、自分の好きな色で好きなようにカスタマイズできるとお話しました。実際の質感などを確認されていました。
調色実演も行うことができ、学生さん達が理想の色を作り出すことを難しいと思っているということが実感できたとともに、かなり塗料にも調色にも興味を持っていただけて嬉しく思いました。
残念ながら、Tシャツスパッタリングのワークショップは時間の都合上、廣中教授のゼミ生の方のみ行えたのですが、実際に塗料に触れていただき、扱いやすさ、普段お使いの画材と大差ないことなど感じていただきながら、楽しんでいただけたのではないかと思います。
また、ゼミ生の方たちは卒業制作を考え始める時期でもあったそうで、このタイミングで塗料のことをお伝え出来て良かったと思いました。
塗料に対する学生さんのリアルな反応をみて、ペンキで絵が描けること、作品が作り出せることをより多くの方にお伝えしていきたいと感じました。
このような講義やワークショップなどを通じて、塗料の良さがどんどん広まっていくことを望みます。