西成区・大阪市立玉出中学校の2年生を対象に職業体験授業を実施しました
2025年11月19日 | CATEGORY:news, イベント
2025年11月14日(金)、大阪市立玉出中学校で職業体験の授業を実施しました。玉出中学校での実施は今回が初めてで、キャリア教育の一環としてご依頼をいただいたものです。
当日は、代表の大野が教壇に立ち、90分授業を2コマ担当しました。
会社紹介と「調色」実演
前半は、塗料販売店の仕事紹介からスタートしました。
スライドを使い、業界の役割や「調色」という専門業務を中心に解説。
単なる塗装ではなく、ペンキが建物の価値や印象にどう影響するのか、そして「ペンキで資産価値を守る」という観点についても具体的に説明しました。

後半は、塗料販売店の代表的な業務である調色の実演。
今回は教室の壁色に合わせて実際に色をつくり、白の原料に少量ずつ色を足しながら壁に試し塗りをして微調整する工程を見てもらいました。
「まだ少し赤い?」「もう同じに見える」など、色の違いに対する生徒の反応が多く、壁の色と完全に一致した瞬間には教室から拍手が起こりました。

調色した塗料で壁を補修
完成した塗料は、その場で教室の壁のタッチアップに使用しました。
荷物の擦れ跡や手の跡が残っていた箇所を、生徒が自分で塗料を塗って補修する工程を体験しました。
「ここ、自分が塗ったところ」と確認し合う姿もあり、作業の流れや仕上がりの変化を自分の目で確かめながら取り組んでいました。

今回の目的は、塗料販売店の仕事を実際の作業を通して体感してもらうことにあります。
調色の難しさ、色が合った瞬間の手応え、塗る工程の理解など、販売店として日常的に向き合う知識や判断の一部を共有しました。
塗装作業そのものは塗装業者の専門分野ですが、塗料販売店としてお客様へ説明する上で、基本的な工程は自分たちでも理解しておく必要があります。
そのため、塗る工程を体験してもらうことは、販売店の仕事を知ってもらううえでも意味があります。

また、塗料を使えば身の回りの環境を自分たちの手で整えられるという点にも軽く触れました。
手を動かした範囲がその場で変わっていく体験は、職業体験の中で得られる副次的な学びとして位置づけています。
90分という限られた時間でしたが、「もっとやってみたい」という声も聞かれ、職業理解につながる内容になりました。
参加した生徒の皆さん、先生方に感謝いたします。今後も地域の教育活動への協力を続けていきます。












