一軒家の原状回復をめぐって三者が損をした話…25.02.23HDCインテリアセミナー内容
2025年2月25日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
先日グランフロント大阪北館 HDC大阪 C terraceで行われた、
HDC春のインテリアセミナー
~ペイントDIYで暮らしを彩る!壁を塗るオシャレな暮らしをご提案~
でお話ししましたエピソードをご紹介します。
今回は
賃貸の一軒家の原状回復をめぐって前借主、大家、現借主全員が損したお話
です。
あるDIYの商品を扱う、DIYアドバイザーでもある店主さんが一軒家を借りていました。
一軒家ということもあり好き放題にかっこよくDIYしていたのですが、別の家に住むことになったので引っ越すことになりました。DIYアドバイザーの彼は、大家さんとは話ができる仲だったようで大家さんに、このままでもいいか?と家を見せて聞くと、原状回復しないと人に貸せないから、原状回復してほしいといわれたそうです。
かなり古材などをこだわって使っていたので捨てるのはもったいないけど、次の家ではテイストを変えたかったそうで、泣く泣くそれらを処分したそうです。
その家はすぐに次の借り手がきまり、大家さんは世間話のつもりで「この家は前住んでた人がこうやってDIYしていた」と何気に原状回復前の写真を見せたそうです。
すると次の借り手の方は
「この家のほうがよかった」
と言ったそうです。
これって三人損をしていませんか?
DIYアドバイザーの方は「処分代」と「労力」
現借り手の方は「かっこいい家に住める可能性」
大家さんは「もうちょっと家賃がとれる可能性」
を失ったのではないかと思います。
もちろんDIYアドバイザーという素人ではない人が行ったDIYであるというのも前提ですが、こういう話が日本ではたくさんありそうです。
欧米の方は資産価値を上げるためにDIYをしているという話に続きます。