タカラ塗料のブログ

冬季休業のお知らせ

休業期間:2022年12月28日~2023年1月4日

休業期間中にいただきましたご注文やお問い合わせ等に関しましては、1月5日以降より順次対応いたします。

2液ウレタンの硬化剤って本当に効果があるの?

先日2液型塗料はちゃんと硬化剤をいれないといけないよって記事を書きましたが、今回はその続きで実際に実験してみましたという記事です。

今回の実験では4対1で主剤と硬化剤を混ぜるウレタンの艶有黒を使用していろんな比率で混ぜてみます。
・4:1(カタログの比率)
・硬化剤なし
・1:1
・2:1
・8:1

本当は上記を屋外暴露(外に長い間置く)実験をしたほう面白いのですが時間がないので、しっかり乾燥させた後、先端にラッカーシンナーに20分つけるという実験をしました。
これで耐薬品性がどうなったのかがわかります。

結果、下のようになりました。

・4:1(カタログの比率)

やはりカタログ通りなので問題ありませんでした。溶けた様子もなかったです。

・硬化剤なし

当たり前ですが硬化剤がないので乾いているだけなので、シンナーで溶けてしまいました。

・1:1

おそらくですが主剤と出合うことができなかった硬化剤が溶けてしまっているのだと思われます。

・2:1

これは予想外だったのですが、4:1と同様特に問題ありませんでした。このあたりは許容の範囲なのだと思います。

たまにお客様で「硬化剤を多く入れたら乾くのが早くなるか?」とご質問される方もいらっしゃいますが、おおむねの塗料についてはそのようなことにはならないので、多く入れないようにお願いします。
ちなみにポリエステル樹脂系(ポリパテとかFRPの樹脂とか)は硬化剤を多く入れると早く硬化するので、それとごっちゃになられてるのかと思います。

・8:1

やはり予想通り、もろもろになってしまいました。硬化剤の量が少なく、硬化しきっていない主剤がシンナーにやられてしまったのだと思います。

やはり硬化剤はちゃんと入れましょう

実験中はドキドキしながら「本当に今まで伝えてきたどおりの結果になるだろうか?」と心配だったのですが、思ってた通りの結果になり満足です(笑)

2:1に関しては「やっぱりそうだったんだ」と納得するところもありました。それについてはちょっとマニアックな話なのでまた時間があれば書きます。

とにかく、硬化剤はしっかりカタログ通りいれましょう!

夏季休業のお知らせ

タカラ塗料2022年夏季休業案内

休業期間:2022年8月11日~8月16日

休業期間中にいただきましたご注文やお問い合わせ等に関しましては、8月17日以降より順次対応いたします。

ブログ

タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、 「こんな塗料が欲しい!」 「あんな商品があったらいいな」 というご意見を多数お聞きします。 それを叶えるために、色々とお調べしまして既製品を探すのですが、存在しないことも多々あります。 無いなら作ってしまえ!ということで、他のお店には無いオリジナル商品が多数あります。 そんな商品をご紹介します。

  • セメント風塗料材

  • チョークボードペイント

  • エイジング塗料のコンガリー

  • サビ風塗料