タカラ塗料外観リニューアル!2016・・・花台前編
2016年12月16日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 社屋リノベーション
イギリスというと国民総ガーデナーといわれるほどのガーデニング大国。
ロンドンにあるという塗料販売店を目指すなら植木は欠かせないものです。
前から店の前には植木をエイジングしたペール缶に寄せ植え、それを何缶かおいていました。
2Fの窓辺には直接アルミサッシにハンギングを打ち付けて赤いゼラニウムを植えていました。
塗り替える直前のハンギングの様子。汚い。
きれいに咲いているとき
窓辺にハンギングをしていたのですが、本当は花台がほしい。
いわゆるフラワーボックス、ウインドウボックスといわれるもので、窓辺でお花を楽しめるものです。
一時期日本でも少し流行って、建売などでもつけている人もいらっしゃいますが、お花を置いてなかったり・・・
そして当店では花台をつけて頑張って育てよう!と思っていたのですが、探しても探してもシンプルなデザインのものがない。。
どちらかというと南欧っぽいものが多く、また見つけても窓のサイズぴったりのものが無かったり。。
窓の一つは3800mmもあり・・・
ということで作ってもらうことにしました!
なぜ塗料屋が花台を作ってもらわないといけないかはさておき、作ってくれる、しかもこだわりをわかってくれる(奇特な)方が歩いて行ける距離にいらっしゃいました。
鉄作家の宜本さんです。http://www.nobuyukiyoshimoto.com/
まず打ち合わせをさせていただきまして、つたないイラレの技術で描いたイメージ図をお送りしました。
ロンドンのこんな柵をイメージしてデザインしました。
取り付け方法も相談させていただき、なんとかできそうでホッとしました。
矢じりはさすがにレーザーで作って・・・とすると高くつきそうでしたので、既製品を探しました。探すとあるんですね。。
今回かなりお世話になりましたメタルクリエイトさんで矢じりを大量に購入。
それを宜本さんのところに持っていくと、あのつたない図面でできてきていました。
まず小さいほうができた!と宜本さん
「こうやんねぇ」とおいてみる宜本さん
おいてみたら矢じりの底が平らじゃなかったので立たず、平らに削る宜本さん
矢じりを置けるようになって、イメージをふくらます
鉄のアングルのくの字の部分に面を合わせて棒をつけようとすると数ミリ干渉するので、棒に1本1本逃げを作っているそうです。細かい。
切り口まっすぐじゃないのわかりますか??
アングル部分もしっかり角を落としてくれています。またけば立ったような切り口もないです。細かい。
一度現物合わせでもってきていただいたとき。まだ矢じり無し。でもかっこいい。
そして矢じりをつけて完成!
下の写真は小さいほうです。
網の部分の逃げの部分もしっかりと処理されています
出来上がってきたとき、初めに思ったのはやっぱりこういう立体のものをつくらはる方はすごいなぁ、と思いました。
こういう「うわー!」という感想を今までに宜本さんは何人に言わせてきたことかと思うと、尊敬の念です。