塗料のフォースターに関する誤解
2025年2月10日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
内装の塗装に使う塗料に関しては必ずホルムアルデヒドの発散等級というのがついています。
「F☆☆☆」とか「F☆☆☆☆」などのマークが缶に印刷されていると思います。
これらは何かというと、「F」はホルムアルデヒド(Formaldehyde)の略で、発がん性やアレルギーの原因となるホルムアルデヒドが発散しにくさを示しています。
内装に無制限に使えるのが「F☆☆☆☆」で、「フォースター」と読みます。
こちらフォースターでもホルムアルデヒドが全くでないのではなく、2時間に1回換気をすれば問題ないレベルにまで下げれるものになります。
誤解①「F☆☆☆☆」だとホルムアルデヒドが全くでない
→上記の理由からホルムアルデヒドが全くでないわけではありません。
誤解②「F☆☆☆☆」はめっちゃ安全
→ホルムアルデヒドだけの基準であり、そのほかのものにも過敏症の方がいらっしゃるとVOC(その他有機溶剤系)で引っかかる方もいらっしゃいます
(となると芳香剤なども×になったりも)
誤解③「F☆☆☆☆」の塗料は強い
→ホルムアルデヒドがあんまりでないだけで強さの評価ではありません。
誤解④「F○○」はすべての塗料についている
→内装塗装に使うものにはついているが、外装塗装、工業塗料などにはつける必要がない
となかなか「F☆☆☆☆」ってミュシュランの星のようについているので塗料自体の評価だと思われる方もいらっしゃいますが、あくまでもホルムアルデヒドの発散量の少なさのことなのです。