タカラ塗料のブログ
2018年5月25日 | CATEGORY:代表大野ブログ
アメリカにはホームオーナーアソシエーション(HOA)という住宅地を管理する会社があります。
この会社が住宅地の資産を守ります。
家は資産!というイメージが強く、売ることを念頭に置いて維持しようとします。
実にアメリカ人は3回家を買うそうです。
自分の住所を入れたら値段がわかってしまうサイトがあるそうで、上がっている下がっているがわかり、売り時を逃さないそう。
まず宅地は日本でいうニュータウンのように開発されます。
そして将来的には何万戸たつという計画があり、その街には規模により住民が無料で使える公園やジム、プール、テニスコートなどがあり、さらには商業施設や学校まで用意されます。
だから買うときは家そのものだけ買うというよりは周辺環境まですべて買うというイメージです。
建売。住宅メーカーが決めた4種類ぐらいの間取りから選ぶ。そのあとはオプションで値段が変わる。
外壁の色などはきめられている組み合わせの中からきめます。
そして買った後はマンションの共益費のようにHOAに毎月1万円ぐらい~(地域による)を払い、施設や歩道などを維持します。
さらにHOAは定期的に巡回し、主に景観を損なうようなことをしている家に是正勧告をします。
たとえば芝がちゃんと手入れされていない、停めてはいけないところへの駐車、植え込み、外壁の色などです。
それに従わない場合は強制的に直してしまう権利を持っており、請求書が家に届けられます。
さらにそれを払わない、共益費などを払わない場合は強制退去通知まで出す権利があるそうです。
このHOAあり物件のとなし物件があるそうですが、HOAありのほうが環境が整えられやすいため地価も上がりやすいそうです。
管理されているみたいで窮屈に感じそうですが、町並みはすごく維持されます。
またHOAは外壁の色も決めているので、外壁の色を変えたい場合はHOAが決めた色を塗ります。
その色も塗料メーカーのHPから確認できてしまうそうです。
参考 シャーウィンウイリアムスの各地のHOA物件の色を検索できるサイト
https://www.sherwin-williams.com/homeowners/color/find-and-explore-colors/hoa
この色で日本の建物を塗っても面白そうですね。
ちなみにこのHOAのようなものっていうのが日本にもありまして、北海道のスウェーデンヒルズという宅地があります。
前にテレビで見たことがあったのですが、ここにもやはりいろいろ決まりがあるそうです。
スウェーデンの人は壁で家を囲わないので壁を作ってはいけないとか、カーテンをつけてはいけないとか。。
その暮らしが好きな方が集まって暮らしている地域です。
ちなみにHPから中古物件を検索できるのですが、さっき見ましたら築28年で2400万ぐらいでした!高い!でもとてもきれいな町並みで行ってみたい!
サイトはこちら
http://www.swedenhills.jp/index.html
2018年5月24日 | CATEGORY:代表大野ブログ
ハウスメーカーさんのご厚意により建てている途中のお宅も見せていただけることになりました。
ツーバイフォー住宅の建て方のなるのですが、僕もよく知らなかったので順序ごとに写真を。
こんな砂漠に建てます。
基礎前
基礎
奥にたっている屋根には瓦が。
平屋だからか足場が必要最低限。
この家にいくぜ。
しっかり外断熱。
内側もしっかり断熱。
全館空調システム。断熱などもしっかりしている印象です。
貼る前のドライウォール(石こうボード)
どう考えてもフォークでもってきてばーんと置いた量。たぶん棟上げ前においてます。この効率重視の建て方スゴイ。
あと2×4工法って見た目簡単そうだけどしっかりしてそう。。
この石膏ボード、紙がすごく厚めなんですがこういう仕様だそうです。
お次は石こうボードを貼ったお宅を訪問。
この植えようとしている木も大きくて感動しました。
壁なんですがドライウォール工法と言いまして簡単に言うとそれ用の石こうボードをひび割れなどを入りにくい処理をして塗ってしまう工法です。
しっかりとビスでもみ込まれて、継ぎ目をメッシュでおおってからパテでしっかりと埋められ、さらにその上にこのお宅ではパテで模様をつけていき、その上に塗装していました。
白いパテが継ぎ目を埋めているパテ。黄色パテが模様をつけているパテです。
天井との継ぎ目も廻り縁やモールディングなどを行く前にパテをして塗装してしまい、気密性を完璧にしているそうです。
またボードの貼り方も十字のところができないようにレンガのように張り、T字になるようにしているそうです。
こう見るとすごいパテいっぱい使ってます。それだけビス打ちまくっているみたい。
さあここからはさすがアメリカ、というところ。
窓を養生しない。
キッチンで隠れるところにもうっかりパテで模様をつけ、コーラの缶を置きっぱなし。
材料の箱
塗装仕上げだとクラック入りやすい!っていうのはもちろんのことで、それがないようにしっかりと下地を作られていました。
2018年5月21日 | CATEGORY:代表大野ブログ
見学したお宅がラスベガスだったので「ラスベガスの家事情」とタイトルに書きましたが、今から書くことは基本アメリカは一緒だと思います。たぶん。
リッチモンドアメリカという中流階級の中の中の住宅販売会社を視察して、おうちのモデルルームを拝見させていただきました。
そこでは、大体平均年収(500万)ぐらいの人が買う、3000万ぐらいの家々でして、部屋数によって値段が違い、さらにいろいろなオプションをつけることで値段が変わるそうです。
ラスベガスはカジノで有名なホテルがある地域が中心で、そこからまわりに宅地があるそう。
ちなみに砂漠に建てられた街で1990年代から栄えだした比較的新しい街。
建てる前の土地はもちろん砂漠、夏は死ぬほど暑く冬は寒いのに雪が降らない。雨は月に1度降るか降らないかで、雪が降らないのはそもそも降らないのと、地面に落ちる前に蒸発してしまうそうです。
めっちゃ乾燥してます。いった頃は暑かったのですが、汗かきの僕が汗をかいていないようにすぐ乾いてしまう乾燥度合い。熱中症になりやすそうです。(実際具合悪かったです)
一言感想を言うとしたら、
「火星みたい」
行ったことはないんですが。。
住宅地によって3階建て区、2階建て区などあり、僕らが視察したのは平屋のおうちばかりの住宅地。
建てられた年代によって家の形や色などが違うそうで、それらは住宅地によってきめられていて日本のように変えることができないそうです。
拝見させていただいたショールームの外観。
でっかいアメリカ人が案内してくれます。
印象的な柱。よくある柱っぽいですが、サイディングを見慣れた日本人にはこういうのが珍しいです。
案外手が込んだ作り。
感動した玄関ドア!
外壁とその飾り部分が塗装なのは当たり前ですが、玄関扉も塗装で仕上げられ、外装向けと内装向けで色が違います。
塗り分けしてます!
逆光で見にくいですが軒もしっかり塗装されています。
壁の塗装の仕上げを写真に撮る人たち。
こういうマニアックな方と一緒にめぐっています。
ちなみにサッシなどもほとんど塗装仕上げ。
天井が高い!内壁ももちろん塗装です。
わかりにくいですが壁の出ズミにはアールがあります。これの仕上げに壁紙は貼れないそうです。やわらかい印象。
あとは塗装はあまり関係ないですが写真を羅列します。
リビングめちゃ広い。
寝室もめちゃ広い。
ぜんぶ広い!
アメリカに住みたくなりました。。