タカラ塗料外観リニューアル!2016・・・袖看板編
2016年12月7日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 社屋リノベーション
外装リニューアルを急いだ原因の一つに袖看板の劣化があります。
ある日看板を見ると、ペンキと書いてあるところの「ぺ」がどこかに行ってしまい、「ンキ」になっておりました。
そこから真剣に考え始めてプランを組んだ次第です。
反対側も色が褪せてしまっています。
どうせやるならこの袖看板もかっこよくしたい。
当初は外してしまうことも考えました。
ヨーロッパにあんまり袖看板ってなさそうですし。。
しかし外してしまうのもコストのかかることですので、いっそのことモールディングを取り付けて、文字も箱文字にしようと考えました。
調べてみると箱文字を作ってもらうのも意外と高いそうでした。
うんうんと悩んだところカルプ文字が頭に浮かびました。
カルプ文字とは看板屋さんがよく使う立体的な切り文字で、スポンジのようなウレタンをプラスチックでサンドした軽くて長持ちするものです。
結構塗料屋は「こんなものにぬれるのか?」という問い合わせをよく受けているので、いろんな素材を知っているのです。
で、カルプ文字をそのまま貼り付けるとカチッとしすぎている。
40年前に作った真鍮の箱文字が劣化してるけど輝きを保ちながら・・・みたいなストーリーをつけ、カルプ文字をエイジングしていきます。
角がしっかり出ているので、角をやすりで落としました。
その後当店のオリジナル色、アンティークゴールドで塗装。
そこからさらにオリジナル色、ビターチョコレートでエイジング。
最後にUVカットクリアで保護して終了。
ちなみにモールディングはまたもみはしで購入し、大工さんに着けていただきました。
塗装後、カルプ文字を作っていただいた業者さんで下書き用の紙を印刷してくれているのでそれを貼り、回転して点々とカットできるカッターでゴロゴロして位置を看板に転写。
これがゴロゴロするカッター。
ただロゴの雷鳥部分は細かいのでカーボン紙を裏に置きなぞりました。
・・・と簡単に書きましたが、下地色のエントランスグリーンは色が濃いのでしるしが見えにくく苦労しました。
下書きが終わったら両面テープとコーキング剤で貼り付けていきます。
結構しっかり引っ付きます。
完成はこちら。