紫色の壁は難しい?
2024年8月28日 | CATEGORY:代表大野ブログ
タカラ塗料の大野です。
紫色の壁を室内、および屋外に使うのはちょっとコツが必要です。
というのも紫色はやや光源による色味などで色が見えにくい場合があるのです。
今回は少しそういった色味の話をします。
暖色、寒色の光源の色味によって見え方がだいぶん違う
紫色には赤い要素と青い要素があり、そこに黄色っぽい暖色系の黄色が混ざるので、三原色が混ざりグレーっぽくなります。
下の写真は同じ色を白い光と暖色系の光とで撮ったものです。
重ねてみると…
こう見るとだいぶんグレーに見えますね。
ですので暖色系の照明で紫を使う場合は少しビビット目にするか、それも含めて考えるか、です。
寝るときはグレー目に見えるけど、朝日では鮮やかに見える、というような使い方は楽しいですね。
太陽光など強い光だと紫に見えにくい場合がある
特に薄い色だと、紫系に限った話ではないですが白っぽく見えます。
その際に紫は特に青っぽさが見えないので注意が必要です。
ちょっと耐候性がよくない
これは見た目の問題ではなく、性能の問題ですが紫系の顔料は色飛びがしやすいので、色が早めに薄くなったり鮮やかさが落ちたりする場合があります。
これらの問題を含めて、上手に紫系の色を使いこなしたいですね。