mt factory tour vol.12に参加しました
2023年9月19日 | CATEGORY:item, news, イベント
あきらめていた賃貸での塗装を実現できる「ぺインタブルテープ」を共同開発したご縁で、おしゃれなマスキングテープでおなじみのmtブランドを持つカモ井加工紙株式会社が年に一度開催している「mt factory tour」に参加させていただきました。こちらは、岡山県倉敷市にある工場でmtが完成するまでの一連の流れを見学できるもので、限定商品も多数ゲットできます。
そしてなんと、vol.12のデザインテーマは、「塗料」でした。キービジュアルのペンキが飛んだようなデザインだけでなく、刷毛やローラーをモチーフにしたグッズも販売されていました。
<マスキングテープでラッピングされたバス(上)と様々な柄のマスキングテープで作成されたウェルカムボードの文字(下)>
<物販エリアの様子>
沢山の商品が並ぶ中、1つ売りのマスキングテープは限定もの、発売シーズンやテーマに分けてランキング形式で商品が展開されていました。デザインが見やすく確認しやすいことはもちろん、全ての商品に視線が向くようにディスプレイされていて、気づけばついあれもこれもと手に取ってしまっていました。
売上ランキングを詳しく見てみると、
無地のもの 1位 マットホワイト 2位 マットブラック 3位 ローズピンク
シンプルなデザインのもの 1位 ドット・ホワイト 2位 ストライプ・ホワイト 3位 ドット・いちごミルク でした。
<売上ランキング 無地のもの(上)とシンプルなデザインのもの(下)>
弊社の内装に塗るオリジナルカラーの売上ランキングは、1位 マットホワイト 2位 サマークラウド 3位 世田谷ベースカラー
車にDIYで塗装できる刷毛塗全塗装用の塗料は、1位 マットブラック 2位 イーグルブルーグレー 3位 オリーブドラブとなっています。マスキングテープと同じく無難な色が人気な印象です。
マスキングテープとオリジナルカラーは明るい色が上位なのに対し、車用の塗料は暗い色が上位に来ています。小物や部屋と車、という場所に求める条件の違いもあるので比較にはならないかもしれませんが、車は男性が塗装されることが圧倒的に多いので暗い色が人気なのかもしれないと感じました。
<商品ディスプレイ>
ふたを閉めればそのまま持ち運べるような、遊び心とイベントへの意識を兼ね備えた什器での展開も、シンプルで商品を邪魔しないうえに可愛らしさもあり、とてもマスキングテープに合っていて素敵でした。
<日本の色100>
またセット売りの商品には、シルバーやゴールド系のセットや、7本ほどを使ってグラデーションになったものなどがありました。
中でも目を引いたのは「日本の色100」でした。日本の伝統色が10色ずつセットになったものが10種展開されていました。沢山の色が並んでいるだけで、とても惹きつけられたので、今後のタカラ塗料店頭での商品ディスプレイの参考にしたいと思いました。
今回の工場見学で、ぺインタブルテープの可能性が大きく広がりました。
ぺインタブルテープとは、ペンキが塗れる幅の広い塗装用マスキングテープです。このマスキングテープの上から塗装すれば、原状回復が必要な賃貸物件の壁紙でも好きな色に変えられます。
壁紙の色を塗り変えたいけれど賃貸だからDIYできない、とあきらめている方や、ペイントDIYしたいけれど直接塗るのは心配という方、経年劣化でボロボロになった壁紙をどうにかしたい、とお困りの方におすすめです。また、部屋のドアやキッチンの腰壁などツルツルとした素材でも、このテープを貼れば下処理の手間なく塗装することができます。
▼壁紙に貼って塗ってまた剥がせるマスキングテープ ペインタブルテープ
https://takaratoryo.shop/?pid=175604677
<バスの車内の床の様子>
ぺインタブルテープ発売当初、お客様から「ぺインタブルテープを床に貼ることはできますか。」というお問い合わせがあったものの、歩行するうちに破れたり、重なった部分がめくれてきてしまったりという可能性が高くおすすめはしていませんでした。ですが、駅から工場への送迎に使われるバスが内装もマスキングテープでラッピングされていて、そのバスの床に貼ってあったものが靴で歩行しているにもかかわらず継ぎ目のめくれが目立ちませんでした。ぺインタブルテープは上から塗装をしますのでよりめくれが起こりにくく、お勧めできるかもしれないと実験してみたくなりました。
また、車を印刷したテープではなくペイントでデコレーションしてあり、車や自転車の塗装にも十分使っていただけるのではとぺインタブルテープの活躍できる場所が大いに発見できた機会となりました。
<マスキングテープの上から塗料でデコレーションされた車>
マスキングテープのイベントではありましたが、塗料とペインタブルテープの可能性を感じるような発見があり、新たな商品を生み出すためのアイデアも多く詰まっていました。1歩足を踏み入れただけでワクワクする空間で、たいへん刺激を受けました。
弊社の塗料でもワクワクを感じてもらうにはどうしたらよいか、様々な点を見つめなおし、考えるきっかけとなりました。