2022年10月17日 | CATEGORY:Q&A, 代表大野ブログ
よく2液型の塗料というのは硬化剤を測って混ぜるのが面倒という理由で、
「硬化剤を混ぜなくても固まります?」
という質問をいただきます。
結論から申し上げますと
「硬化剤を必ず混ぜて使ってください!」
と、ご説明させていただいております。
硬化剤をいれなくても乾くことは乾くものもあるのですが、中に入っている溶剤(シンナーや水など)が蒸発しているだけで、2液型塗料として固まっているわけではありません。
ですのでシンナーをかけたり水をかけたりしたら戻ってしまうこともありますし、設計上の硬度もでていないのです。
実際に当方で調色しています2液ウレタンを硬化剤なしで塗ると、
・やわらかい
・シンナーをかけるとすぐ溶ける
・艶が出にくい
などの弊害があります。
とにかく2液型塗料の主剤と硬化剤のリッター単価でいうと、必ず硬化剤のほうが単価が高いです。。
ですので使わないなんてもったいないです。。
2018年4月14日 | CATEGORY:Q&A, よくあるご質問, 代表大野ブログ

1、しっかり密封する
当たり前のことですが、塗料が外気に触れないようにしっかり密封する必要があります。
少しでも容器が開いていたら、そこから乾いてしまいます。
さらに容器のふたと重なる部分はよく拭いてから閉めるとよく密閉でき、容器とふたが引っ付きにくくなりますので次に使うときにスムーズに使えます。
2、冷暗所で保管する
直射日光の当たらない、暑くならない場所に保管します。
また缶の場合湿度の高くないところがベスト。
湿度が高いとさびて缶に穴が開いて漏れてしまうことがあります。
ここまではよくある保管の方法ですが、さらに長持ちさせるための方法はこちら。
3、塗料の量が減ってきたら、小さい容器に入れ替える
缶や容器の中の塗料の量が減ってきましたら、その中の空気で乾燥や酸化してしまう場合があります。
ですのでより小さめの容器に入れ替えてふたを閉めた時の中の空気の量が少なくなるようにすれば、長持ちします。
4、シンナーや水を入れてからふたをする
塗料が減ってきても別の容器がない場合、また詰め替えるのが容易ではない場合は、油性の場合はシンナーを、水性の場合は水を少量いれて置きます。
入れてもかき混ぜずに塗料の上に薄いシンナーや水の膜を作っておくと、内蓋代わりになります。
次回使うときに、そのシンナーや水はかき混ぜてしまって使用します。