タカラ塗料のブログ
2016年12月8日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 社屋リノベーション
本日はこちらにモールディングをつけて・・・
こうなったお話。
これらのモールディングはするかどうか考えていた、またはつけるとしても自分たちでつけようと思っていたので後回しになっていた部分です。
また工事が雨であまりにも進まないので、その間にここも、ここもとつける箇所が増えてしまいました。
そしてなかなか大型で、屋外でもつけられるモールディングとなると、なかなか手に入らないようです。
こんかいはみはしのモールと、ファイポンという海外製のモールを組み合わせてつけていきました。
まず下部の部分を取り付けていきます。
上部も取り付けるとこんなにゴージャスに。
隙間やねじ穴は後でパテで埋めます。
大型の看板も最初は何もする予定がなかったのですが、ファイポンのモールでいいのを見つけたので、額縁みたいにモールをつけることにしました。
結構早い段階でつけたのですが、足場のカバーでなかなか全貌見えず、やきもきしました。
中段部分のモールディングの取り付け風景を動画にしています。
かなりマニアックなものですが、お暇なら見てみてくださいませ。
2016年12月7日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 社屋リノベーション
外装リニューアルを急いだ原因の一つに袖看板の劣化があります。
ある日看板を見ると、ペンキと書いてあるところの「ぺ」がどこかに行ってしまい、「ンキ」になっておりました。
そこから真剣に考え始めてプランを組んだ次第です。
反対側も色が褪せてしまっています。
どうせやるならこの袖看板もかっこよくしたい。
当初は外してしまうことも考えました。
ヨーロッパにあんまり袖看板ってなさそうですし。。
しかし外してしまうのもコストのかかることですので、いっそのことモールディングを取り付けて、文字も箱文字にしようと考えました。
調べてみると箱文字を作ってもらうのも意外と高いそうでした。
うんうんと悩んだところカルプ文字が頭に浮かびました。
カルプ文字とは看板屋さんがよく使う立体的な切り文字で、スポンジのようなウレタンをプラスチックでサンドした軽くて長持ちするものです。
結構塗料屋は「こんなものにぬれるのか?」という問い合わせをよく受けているので、いろんな素材を知っているのです。
で、カルプ文字をそのまま貼り付けるとカチッとしすぎている。
40年前に作った真鍮の箱文字が劣化してるけど輝きを保ちながら・・・みたいなストーリーをつけ、カルプ文字をエイジングしていきます。
角がしっかり出ているので、角をやすりで落としました。
その後当店のオリジナル色、アンティークゴールドで塗装。
そこからさらにオリジナル色、ビターチョコレートでエイジング。
最後にUVカットクリアで保護して終了。
ちなみにモールディングはまたもみはしで購入し、大工さんに着けていただきました。
塗装後、カルプ文字を作っていただいた業者さんで下書き用の紙を印刷してくれているのでそれを貼り、回転して点々とカットできるカッターでゴロゴロして位置を看板に転写。
これがゴロゴロするカッター。
ただロゴの雷鳥部分は細かいのでカーボン紙を裏に置きなぞりました。
・・・と簡単に書きましたが、下地色のエントランスグリーンは色が濃いのでしるしが見えにくく苦労しました。
下書きが終わったら両面テープとコーキング剤で貼り付けていきます。
結構しっかり引っ付きます。
完成はこちら。
2016年12月2日 | CATEGORY:代表大野ブログ, 社屋リノベーション
ある程度モールディングもついたらやっとこさ外壁塗装。
お決まりの高圧洗浄から開始。
それも9月下旬から行う予定が悪天候で10月上旬にずれ込み、さらになんと塗料のプロやのに必要缶数を見誤ってしまいました。。
3缶で足りると思ってたら、5缶は確実にいる。。
しかもそれがすぐに入ると思っていたらまさかのメーカーのグリーンが欠品してしまい、塗料がそろうのが10月下旬になる。。
当店の外壁色はエントランスグリーンという独自色なのですが、これはグリーンの顔料がないと絶対に作れません。
こういう材料欠品がよくあることなのかといいますと、全然ないことです。初めてです。
しかも結構当店がそのメーカーに注文する色というのもグリーン系統が多く、困ってしまいました。
この欠品騒動の間に偶然お客様からそのエントランスグリーンのご注文をいただきまして、1缶売ってしまうという始末。
まあ先に下地処理やらフィラーやらある塗料で始めておいてもらったのですが、そこでも問題発生。
ヒビというにはあまりにもあまりにもな亀裂が外壁に見つかり、しかもその個所のモルタルが下地から浮いてきていて手で押したら動くと職人さんが教えてくれました。
この壁と金属部分の隙間が約1センチ・・・
表の改装ばっかり考えていたので、あまり目の届かない裏面まで見に行っておらず、ご指摘いただいて気づきました。。大変。
あと雨どいが集結しているところがあり、そこが鉄筋コンクリート造りと木造づくりの間の部分で、建物の揺れ方の違いから亀裂が入っていました。
しかもその部分に雨どいを支える金具が刺さっていたので、またそこから雨が伝いさらに裂けたようになっていました。
またモルタル浮いてるし。。手で押したらぶかぶか動く部分があります。
そしてその亀裂から水が回ってコンクリートがアルカリから中性化、それで鉄筋がさび、モルタルを割るという爆裂がおこっていました。
ボロボロやないか!
ラストブロックというオリジナル錆転換剤をまず塗り、錆を抑えます。
コーキングを何回か塗って隠しました。
そしてやっとフィラー開始。
フィラーを塗ると細かい凹凸を作りながら分厚くつくので、ヘアークラックという細かいヒビを埋めることができます。
金属サイディング部分はかなり剥がれてきています。
これは古いオイルペイントの上に1液ウレタンを塗るとこうなってしまいました。
トタンは塗料が引っ付きにくい素材、そして上塗りの劣化、その上にちょっと縮むような塗料を塗るとこうなったりしてしまいます。
今回塗装屋さんにガムテープを貼ってははがしして、できる限りはがしていただきました。
そのトタン部分はグレーのメタルコート錆止め(トタンにもよくひっつく)を塗ってから上塗りしてもらいました。
かの大工さんにつけてもらったモール部分も塗ることでぐっとしまってかっこよく。
結構好きなアングル。家具みたい。
今回下手な塗り分けをせず、すべてこのエントランスグリーンで塗ってもらいました。
塗料屋だから色をいっぱい使いたくなるところですが、かっこいい一色で決めてしまいます。