オリジナル商品

弊社のオリジナル商品を紹介しています。

IKEAの木製スツールをリメイクDIY。モルタル調のテーブル天板に合わせて西洋漆喰をコテで塗ってみました

スタッフTです。

先日のブログでは、コテを持ったことすらなかった初心者の自分がマイクロセメント「モルクラフト」を塗って非常に格好いいテーブル天板を制作した話をお伝えしました。

この「モルクラフト」という素材は、硬く水回りにも使用可能ということで、DIYペイントでは難しいキッチン、洗面所の水回りや床面にも「モールテックス」のような意匠性の高い施工がDIYで実現できるのではないか?と実際に試しているところです。

前回のテーブル天板制作レポートは、このブログ記事の一番下にリンクを貼っていますので、ぜひご覧ください。初心者でもそれなりの素敵な仕上がりになりました。

IKEAの人気定番スツールもDIYでお揃いにしてみよう

さて、今回「モルクラフト」を使って施工を試してみたのは、IKEAの人気定番スツール「FROSTA(フロスタ)」。安価でカラーバリエーションが豊富な木製の丸椅子は名前を知らなくても、どこかで見たことがあったり、多くのご家庭で使用されていることと思います。当店でも休憩室や会議室の椅子として活躍中です。有名なデザイナーズ家具のアルテック「スツール60」のリプロダクト品(意匠権の期限が切れた製品を出来るだけ忠実に復刻生産した物)だけあって、シンプルで飽きない普遍的なデザインですね。使用しない時はスタッキングできるのも便利な点。

同様にニトリにもよく似た「木製スツール」という名前で売られているようですが、こちらは重ねて置けないようですね。

ただ、残念なことにIKEAの「FROSTA(フロスタ)」は廃盤品となってしまったとのこと。長年使用されている方は劣化しても使い続けたい!と思うはず。実は当店でも定期的にペンキで塗り替えのメンテナンスをしているのでいつでもきれいな状態をキープしています。

今回はその1脚を使ってテーブル天板とお揃いのモルタル調にしてみようという試みです。

前回テーブル天板にコテを使ってマイクロセメントを塗って気になったこと

失敗とは言いませんが、この仕上がりを「モールテックス」のようなと表現するには少し荒々しい完成度。手のひらで撫でると凹凸が感じられます。

このくらいハードで岩肌みたいなテクスチャーも格好いい雰囲気ではありますが、カフェやアパレルショップなどのカウンターや棚に採用されているのはもっとツルっと滑らかな表面。

DIY初心者の自分が作ったものだからでしょうか?モールテックスやコンクリート、モルタルを打ったような仕上がりに近づけることは可能なのでしょうか?

なぜモールテックスのような平らな表面にならなかったのか?

マイクロセメント「モルクラフト」でテーブル天板を制作した工程を振り返ると、うすく均一に塗材をコテで塗り広げることができなかったことが原因と考えられます。でも、厚みのあるメッシュを敷いてその上からコテでベースを塗るのがとても難しかったのです。

「ベース」が平らに薄く均一に塗られていなかったことによって、更にその上に塗る「主材」も薄く均一に塗るのが難しくなってくる、ということが原因なのだと思います。

何も塗られていないベニヤや床面には「ベース」を塗る必要があるそうですが、今回のIKEAの木製スツールなどの家具類はベースやメッシュの工程を省いても問題ないということなので、フラットな表面を作り上げることが出来るかもしれない…?!とワクワクした気持ちで取り掛かることにしました。

コテを使ってマイクロセメントでIKEAの丸椅子を塗る方法

1.パーツはずし

裏面のねじはレンチで簡単に外すことができました。

2.表面をやする

塗材を密着させる役割のプライマーを塗布するのでやする必要は無いのかな?と思いましたが、以前メンテナンスのために塗料を塗った際のペンキが垂れてしまっていた箇所が気になり、サンドペーパーでやすることにしました。

3.プライマーを塗る

ローラーを使って塗っていきます。乾燥させた面を触ってみると、細かなザラザラとした砂の粒が表面についたような感じになります。

4.主材を塗る

コテを使って1回目の主材塗りです。「ベースとメッシュの上から主材を塗ったテーブル天板の時とは違って、平らに塗りやすい!」というのが感想です。凸凹が激しい上に主材を平らに埋めるように塗ろうとすると、どうしても厚くなってしまいます。今回は表面の凹凸はプライマーで出来た細かな砂粒程度なので、以前より薄づきでコテを動かすことに成功しました。

5.主材を磨く

2回目の主材を塗った上から、コテを動かして磨いていく工程が「モルクラフト」の醍醐味。コテの圧で表面の主材の目がギュッと詰まったようになり、独特の美しく輝いた表面になっていくそうです。色々な方向にコテを押し付けるよう動かしていきます。前回の大きなテーブル天板と違って小さい面積なので扱いやすかったです。あまり広すぎる面に施工すると、磨く作業が終わらないうちに主材が乾き過ぎてしまって、主材が固まってしまう=磨けない という状態になってしまうとのこと。

6.TOPを塗る

しっかり乾燥させた翌日に、仕上げのトップを塗りました。A液とB液の2液を混ぜ合わせて、ローラーでしっかり押し込むよう塗っていきます。乾燥させて合計2回トップを塗っています。

IKEAの木製スツールをマイクロセメントでDIYでリメイクした結果

前回のテーブル天板よりは平らな表面に仕上がりました!写真では分かり難いのですが、手のひらで撫ででみると滑らかな触り心地です。

やはり、うすく均等にコテで塗り広げるのがポイントだということが分かりました。

DIYで制作したモルタル調のテーブル天板との相性抜群なIKEAのスツールが完成

先日マイクロセメント「モルクラフト」で制作したIKEAのバタフライテーブル天板との組み合わせをご覧ください。テーブル天板と木製スツールの座面が揃っていると非常におしゃれですね。

ですが、もっと表面を皆さんのイメージする「モールテックス」のようなフラットな状態に近づけることができるか?の検証をしてみたいと思います。次回のブログをお楽しみにお待ちください。


(2024.2.1追記)

お待たせしました!

水まわりやテーブル天板にコテDIYできるマイクロセメント「モルクラフト」発売になりました。

詳細はタカラ塗料公式オンラインストア「モルクラフト」ページよりご覧ください>>

「タカラ塗料お問い合わせ」はこちら>>

<マイクロセメント モルクラフト関連記事>

「IKEAのテーブル天板をコテ初心者がマイクロセメントモルクラフトで施工した記事①」はこちら>>

「砂の粒子の大きさで仕上がり比較・コテ初心者がマイクロセメントモルクラフトで施工した記事③」はこちら>>

「キッチンや洗面台の天板として使える?汚れや熱変化や防水性を実験した記事④」はこちら>>

「ステンレス板など金属面やタイルに施工できる?強力プライマーでモルクラフトを施工した記事」はこちら>>

「おしゃれな店舗づくりの実例 水回りOKのマイクロセメントDIY左官材 モルクラフト」はこちら>>

【ペイントランスご相談事例】木目を活かして古家の外壁や床をセルフリノベーションしたいとご相談に来店されたお客様

本社から徒歩1分のところにある、タカラ塗料ショールーム「ペイントランス」。
「車用塗料の色選びに悩んでいる」「ペンキを使ったDIYの工程がよく分からない」等、
お客様の様々な塗料・塗装に関するお悩みに対し、経験豊富なスタッフが丁寧にお応えしています。

こちらのページでは、ペイントランスにお越しいただいたお客様のご相談事例を紹介していきます。

今回は、古家をご自身で塗り替えたいお客様がご相談に来店くださいました。

こちらのお客様は、2つの条件に適合した塗料が欲しいとのことでした。
①外壁に塗れる塗料 木目を活かす感じにしたい
②床に塗れる塗料 防虫性・防藻性のある塗料がいい

木目を活かす塗料は当店の「水性ステイン」 。
防藻性のある塗料は当店の「水性シリコン」ですが、防虫性もある床用塗料はメーカー取り寄せでのご用意と案内いたしました。 
1年かけて古家をリノベーションしていくとのことで、他の塗料についても幅広く説明をさせていただきました。

このように希望条件を提示していただいた際は、当店で通常販売している商品で適合するものがあるか、もしなければメーカーに問い合わせて取り寄せ品として販売しております。
「〇〇に塗れる塗料ありますか?」や「〇〇のメーカーの塗料が欲しい」などご要望がございましたら、お気軽にお問合せください。ご相談だけでも受け付けております。

タカラ塗料では、様々なカラーの色見本を多数取り揃えております。
色選びや塗料・塗装についてじっくり相談したい・塗装後のイメージを知りたいという方は、ぜひお気軽にペイントランスへお越しください。

タカラ塗料店頭サービス、ショールームのご案内の詳細につきましては、こちらよりご覧ください。

淡路島・洲本市で開催中のmtイベント 原状回復可能な塗装下地用マスキングテープでリノベーションした古民家を実際にご覧いただけます!

10/19から淡路島の洲本市で開催されている「mt project at 洲本×S BRICK」。

マスキングテープのmtシリーズで人気のカモ井加工紙様と、洲本市で地域の方と観光客との交流拠点を運営するS BRICK様がコラボして、地元商店街やお寺、古民家などをマスキングテープでリメイクするプロジェクトです。タカラ塗料は、塗料・塗装の面で施工やアドバイスをさせていただきました。

期間中は、街中のお寺や古民家など様々な場所をマスキングテープで装飾。洲本限定のマスキングテープなどを販売するショップもオープンします。

みなさんご存知の通り、マスキングテープは剥がすだけで原状回復ができます。そのマステのメリットを最大限に活かして、本来は装飾できないようなお寺の塀や、原状回復が必要な賃貸物件の壁にも塗装下地用マスキングテープ・ペインタブルテープを使ってペイントと装飾をしています。

▼お寺の塀のデコレーション

塗装下地用マスキングテープ・ペインタブルテープを貼った後に塗装して、その上からさらにmtマスキングテープを貼ってデザイン

▼お寺の塀に壁画制作

塗装下地用マスキングテープ・ペインタブルテープを貼ってから、銭湯絵師・田中みずき様がタカラ塗料の壁画用塗料を使って、洲本の風景をイメージした壁画をペイント

剥がすだけで元通り。簡単に現状回復できます。

▼S BRICK内 誰でも自由にマステを貼れるスペース

レンガの壁に塗装下地用マスキングテープ・ペインタブルテープを貼ってからタカラ塗料オリジナルカラーの「サマークラウド」で塗装。自由にマスキングテープでデザインできる「お絵描きの壁」に(薄く透けている部分には塗装していません)

▼様々なマステを販売しているショップ

▼古民家「よりまち荘」をマステでリノベーション

壁紙、ふすま、窓、階段などいたるところをマスキングテープでデコレーション

▼塗装下地用マスキングテープ・ペインタブルテープを使って壁のペイント

今回タカラ塗料が施工した古家「よりまち荘」の二部屋。原状回復が必要ということで、塗装下地用マスキングテープ・ペインタブルテープを貼ってから塗装。その後にmtマスキングテープの装飾でリノベーション

▷実際の施工の様子はこちらからご覧いただけます

来場者した方は、「これだったら自分でもDIYできそう」「賃貸だからペイントするなんて発想はなかったけど、やってみたくなった」「部屋の壁を自分の好きな色にできるなんて最高!」など興味津々な様子でご覧になっていました。

ご興味がある方は、ペインタブルテープを実際に試し貼りしていただくこともできます。

原状回復が可能な塗装下地用マスキングテープ・ペインタブルテープでリノベーションした部屋を実際に見られる貴重な機会です!

11/1まで開催しているのでぜひ訪れてみてください。

▷壁紙に貼って塗って剥がせるマスキングテープ・ペインタブルテープの商品ページはこちら

タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」
「あんな商品があったらいいな」
というご意見を多数お聞きします。
それを叶えるために、色々とお調べしまして既製品を探すのですが、存在しないことも多々あります。
無いなら作ってしまえ!ということで、他のお店には無いオリジナル商品が多数あります。
そんな商品をご紹介します。

  • コンクリートを表現できるコンクリートエフェクトペイント

  • TAKARATORYOオリジナル チョークボードペイント オリジナル色も作れます

  • 焼き色風のエイジング塗料のコンガリー

  • サビを簡単に表現できる塗料 錆エイジング