Q and A

よくある質問にお答えします

​塗料の保管方法と長く保管するコツ

1、しっかり密封する

当たり前のことですが、塗料が外気に触れないようにしっかり密封する必要があります。

少しでも容器が開いていたら、そこから乾いてしまいます。

さらに容器のふたと重なる部分はよく拭いてから閉めるとよく密閉でき、容器とふたが引っ付きにくくなりますので次に使うときにスムーズに使えます。

 

2、冷暗所で保管する

直射日光の当たらない、暑くならない場所に保管します。

また缶の場合湿度の高くないところがベスト。

湿度が高いとさびて缶に穴が開いて漏れてしまうことがあります。

 

ここまではよくある保管の方法ですが、さらに長持ちさせるための方法はこちら。

 

3、塗料の量が減ってきたら、小さい容器に入れ替える

缶や容器の中の塗料の量が減ってきましたら、その中の空気で乾燥や酸化してしまう場合があります。

ですのでより小さめの容器に入れ替えてふたを閉めた時の中の空気の量が少なくなるようにすれば、長持ちします。

 

4、シンナーや水を入れてからふたをする

塗料が減ってきても別の容器がない場合、また詰め替えるのが容易ではない場合は、油性の場合はシンナーを、水性の場合は水を少量いれて置きます。

入れてもかき混ぜずに塗料の上に薄いシンナーや水の膜を作っておくと、内蓋代わりになります。

次回使うときに、そのシンナーや水はかき混ぜてしまって使用します。

​本当にあったお客様からのお問い合わせ 違う色を塗装屋さんに塗られてしまった件

本当にあったお客様からのお問い合わせ

お客様
「J15-70BとH17-60Bは同じ色ですか?」
タカラ塗料スタッフ
「同じ色ではありませんが・・」
お客様
「塗装屋さんにJ15-70Bを塗ってほしいと頼んだが、H17-60Bが塗られた もしかして同じ色なのかと思いまして」
タカラ塗料スタッフ
「頭文字のJやHは年度を表していまして、15-70BはH版にも掲載されています 17-60Bは全然違う色ですね」
お客様
「わかりました・・・ガチャ」
こういったお問い合わせが毎日のようにございます。
ちなみに15や17の部分は色相を表していまして、15のほうが赤く、17のほうがより黄色っぽいイメージです。
また70や60の部分は色の濃さを表していまして、60のほうが濃い色です。
Bは鮮やかさで、今回の場合は同じです。
 
↑色相はわかりにくいですが、60のほうが明らかに濃いですね。
色番号に関しての知識もさることながら、塗装屋さんなどの現場レベルでの色への意識が低い、というのもあります。
もし塗装屋さんに色が出せないとか、いい色見本をを持っていないというときにはぜひタカラ塗料にご相談くださいませ。

上塗りと下塗りの役割

塗料販売店をしておりますとよく聞かれる質問に下記のようなものがあります。
「下塗りと上塗りが一緒になった塗料はありますか?」

厳密に言わせてもらうと、「ある」んですが、当店には「ない」んです。

ホームセンターの一般家庭用塗料には「下塗り兼用!」というものもありますが、塗料販売店向けには卸されているものではありません。

ちょっとその理由を説明させていただきますね。

まず下塗り塗料につけられている性能はこんなものがあります。
・素地とよく引っ付くこと
・錆などを抑えること
・シミなどを抑えること
・柔らかい素地を固めること
・水分をシャットアウトすること
・研ぎやすいようになっていること
などなど。
それらによってもそれぞれ塗料が違います。

上塗りはこんな性能をつけられています。
・太陽光線(主に紫外線)から守ること
・艶をだすこと
・きれいな発色をすること
など美観や長持ちに関する性能が多いです。

それらを一緒の塗料に入れてしまうのは無理があるのです。

洋服に例えるなら、下塗りが下着、上塗りがジャンパーだと思ってください。
「下着兼用ジャンパー」ってないですよね?
汗などを吸って通気性がよくって、それでいて風などを防ぐために気密性もあってあたたかい・・・おかしいですよね。

ですので専門店である塗料販売店である当店では、兼用塗料はない、とお答えしております。

面倒でも適切な下塗りを塗ってから上塗りを塗って仕上げることをお勧めします!

タカラ塗料について

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。
塗料の販売、塗料の色を合わせる調色、オリジナル商品の開発、全国へのインターネット通販を行っております。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、
「こんな塗料が欲しい!」
「あんな商品があったらいいな」
というご意見を多数お聞きします。
それを叶えるために、色々とお調べしまして既製品を探すのですが、存在しないことも多々あります。
無いなら作ってしまえ!ということで、他のお店には無いオリジナル商品が多数あります。
そんな商品をご紹介します。

  • コンクリートを表現できるコンクリートエフェクトペイント

  • TAKARATORYOオリジナル チョークボードペイント オリジナル色も作れます

  • 焼き色風のエイジング塗料のコンガリー

  • サビを簡単に表現できる塗料 錆エイジング