タカラ塗料のブログ

アメリカの塗料販売事情視察ツアー2018・・・ラスベガスの建ててる途中の家


ハウスメーカーさんのご厚意により建てている途中のお宅も見せていただけることになりました。
ツーバイフォー住宅の建て方のなるのですが、僕もよく知らなかったので順序ごとに写真を。


こんな砂漠に建てます。


基礎前


基礎


奥にたっている屋根には瓦が。
平屋だからか足場が必要最低限。


この家にいくぜ。


しっかり外断熱。


内側もしっかり断熱。






全館空調システム。断熱などもしっかりしている印象です。


貼る前のドライウォール(石こうボード)
どう考えてもフォークでもってきてばーんと置いた量。たぶん棟上げ前においてます。この効率重視の建て方スゴイ。
あと2×4工法って見た目簡単そうだけどしっかりしてそう。。

この石膏ボード、紙がすごく厚めなんですがこういう仕様だそうです。

 


お次は石こうボードを貼ったお宅を訪問。
この植えようとしている木も大きくて感動しました。


壁なんですがドライウォール工法と言いまして簡単に言うとそれ用の石こうボードをひび割れなどを入りにくい処理をして塗ってしまう工法です。
しっかりとビスでもみ込まれて、継ぎ目をメッシュでおおってからパテでしっかりと埋められ、さらにその上にこのお宅ではパテで模様をつけていき、その上に塗装していました。


白いパテが継ぎ目を埋めているパテ。黄色パテが模様をつけているパテです。


天井との継ぎ目も廻り縁やモールディングなどを行く前にパテをして塗装してしまい、気密性を完璧にしているそうです。
またボードの貼り方も十字のところができないようにレンガのように張り、T字になるようにしているそうです。


こう見るとすごいパテいっぱい使ってます。それだけビス打ちまくっているみたい。

さあここからはさすがアメリカ、というところ。

窓を養生しない。


キッチンで隠れるところにもうっかりパテで模様をつけ、コーラの缶を置きっぱなし。


材料の箱

 

塗装仕上げだとクラック入りやすい!っていうのはもちろんのことで、それがないようにしっかりと下地を作られていました。

アメリカの塗料販売事情視察ツアー2018・・・ラスベガスの家事情


見学したお宅がラスベガスだったので「ラスベガスの家事情」とタイトルに書きましたが、今から書くことは基本アメリカは一緒だと思います。たぶん。

リッチモンドアメリカという中流階級の中の中の住宅販売会社を視察して、おうちのモデルルームを拝見させていただきました。
そこでは、大体平均年収(500万)ぐらいの人が買う、3000万ぐらいの家々でして、部屋数によって値段が違い、さらにいろいろなオプションをつけることで値段が変わるそうです。

ラスベガスはカジノで有名なホテルがある地域が中心で、そこからまわりに宅地があるそう。

ちなみに砂漠に建てられた街で1990年代から栄えだした比較的新しい街。

建てる前の土地はもちろん砂漠、夏は死ぬほど暑く冬は寒いのに雪が降らない。雨は月に1度降るか降らないかで、雪が降らないのはそもそも降らないのと、地面に落ちる前に蒸発してしまうそうです。
めっちゃ乾燥してます。いった頃は暑かったのですが、汗かきの僕が汗をかいていないようにすぐ乾いてしまう乾燥度合い。熱中症になりやすそうです。(実際具合悪かったです)


一言感想を言うとしたら、

「火星みたい」
行ったことはないんですが。。

住宅地によって3階建て区、2階建て区などあり、僕らが視察したのは平屋のおうちばかりの住宅地。




建てられた年代によって家の形や色などが違うそうで、それらは住宅地によってきめられていて日本のように変えることができないそうです。


拝見させていただいたショールームの外観。
でっかいアメリカ人が案内してくれます。


印象的な柱。よくある柱っぽいですが、サイディングを見慣れた日本人にはこういうのが珍しいです。
案外手が込んだ作り。


感動した玄関ドア!
外壁とその飾り部分が塗装なのは当たり前ですが、玄関扉も塗装で仕上げられ、外装向けと内装向けで色が違います。
塗り分けしてます!


逆光で見にくいですが軒もしっかり塗装されています。


壁の塗装の仕上げを写真に撮る人たち。
こういうマニアックな方と一緒にめぐっています。
ちなみにサッシなどもほとんど塗装仕上げ。



天井が高い!内壁ももちろん塗装です。
わかりにくいですが壁の出ズミにはアールがあります。これの仕上げに壁紙は貼れないそうです。やわらかい印象。

あとは塗装はあまり関係ないですが写真を羅列します。

リビングめちゃ広い。


寝室もめちゃ広い。

ぜんぶ広い!
アメリカに住みたくなりました。。

 

アメリカの塗料販売事情視察ツアー2018・・・なんでペイントのハードル低いのか!?

いきなり本質なのですが、なぜペイント文化が広まっているのか?!
そしてDIYでペイントをよく使うのか?!
あくまで僕視点であることを前提に書かせていただきます。


その1 親が塗ってて、幼少の時から手伝わされたから自分でも塗る
日本でいうと大掃除やお墓参りのように行事的になっていたりしていたのではないでしょうか。
今ではいいのがあるのですが、水性のつや消し塗料は汚れると拭いても汚れが取れません。だから塗るしかないのです。

その2 そもそも石こうボードの張り方や左官が下手で、ぼこぼこの模様をつけてごまかして塗るしかなかった
日本では専門工と言って、塗装なら塗装屋、大工なら大工、電気工事なら電気工事士、水道なら・・・・と専門の業者がいてほかの業者がすることがありません。
メリットはそれぞれのクオリティがすごく高くなります。デメリットはコストがそれぞれかかってしまうことです。
アメリカでは多能工で一人の職人がいろいろなことをする場合があります。すごくいいやん!って感じですが、デメリットはそれぞれがそんなにうまくない場合もあります。
もちろん専門工もいるのできれいに仕上げれる方もいます。

壁を作るところでもやはりその差が生じるため、壁がまっすぐでなかったり、壁紙を張るのもあまり上手じゃなかったりするかもしれないので、ぶつぶつの模様をつけてごまかし塗装で仕上げるのを標準としたのかもしれません。


その3 プロが塗ってもそんなに上手じゃないから自分で塗っても一緒
これはほんとに思いました。ホテルでもお店でも塗料がはみ出て塗っているところが結構あります。
そもそもマスキングテープがあんまり売っていない。。
マスキングする文化もあまりないのか、腕に自信があるのかわからないですがあんまりマスキングテープがなかったです。
それでも面白いテープもあったのでまたご紹介しますね。

その4 家を資産としてそれを守る風潮が強い

人口が増えていく自信があるのと、管理組合(ホームオーナーアソシエーション)がしっかりしていて価値のある住宅地が多いおかげで中古住宅が値下がりしないので、いつか売るという意識が強いです。
この辺についてはまたご紹介します。
次回から上記を踏まえてネチネチ書いていこうと思います~

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