タカラ塗料のブログ

上塗りと下塗りの役割

塗料販売店をしておりますとよく聞かれる質問に下記のようなものがあります。
「下塗りと上塗りが一緒になった塗料はありますか?」

厳密に言わせてもらうと、「ある」んですが、当店には「ない」んです。

ホームセンターの一般家庭用塗料には「下塗り兼用!」というものもありますが、塗料販売店向けには卸されているものではありません。

ちょっとその理由を説明させていただきますね。

まず下塗り塗料につけられている性能はこんなものがあります。
・素地とよく引っ付くこと
・錆などを抑えること
・シミなどを抑えること
・柔らかい素地を固めること
・水分をシャットアウトすること
・研ぎやすいようになっていること
などなど。
それらによってもそれぞれ塗料が違います。

上塗りはこんな性能をつけられています。
・太陽光線(主に紫外線)から守ること
・艶をだすこと
・きれいな発色をすること
など美観や長持ちに関する性能が多いです。

それらを一緒の塗料に入れてしまうのは無理があるのです。

洋服に例えるなら、下塗りが下着、上塗りがジャンパーだと思ってください。
「下着兼用ジャンパー」ってないですよね?
汗などを吸って通気性がよくって、それでいて風などを防ぐために気密性もあってあたたかい・・・おかしいですよね。

ですので専門店である塗料販売店である当店では、兼用塗料はない、とお答えしております。

面倒でも適切な下塗りを塗ってから上塗りを塗って仕上げることをお勧めします!

天井やボンネットのクリアがはがれてきている場合の刷毛塗り全塗装について

10年以上たった車でよくある現象で、純正塗装のボンネットや天井のクリアがはがれて無残な状態になっていることがあります。

その場合の刷毛塗り全塗装はどうしたらいいのか?を書かせていただきます。


まずは簡単にはがれるところがあればはがします

ペリペリと簡単にはがれるようであれば、はがしてしまってください。
そのまま塗ると、砂漠の上に家を建てるようなもので、新しい塗料ごとはがれてしまう原因になります。

指で触って段差がなくなるまで削る

パリっと割れたような状態で塗ってしまうと、塗った後でもその部分が目立ってしまいます。
ですので400番ぐらいのサンドペーパーで段差がなくなるまでなだらかになるように削ります。

目安としては指で触った時に段の感じがなくなるぐらいがベストです。

その際地金が出るまで削ってしまわないようにしてください。
地金が出た場合は下塗りから塗らないといけなくなります。

段差がなくなったらホコリを落とし、通常通り刷毛塗り全塗装していただいて大丈夫です。

暑い時期に適した刷毛塗り全塗装塗料はどれ?

お盆休みに近くなると、暑い時期に車を塗り替えたい熱い猛者から多数ご質問をいただくのが

「この時期に刷毛塗り全塗装するならどの塗料が扱いやすいですか?」

という内容です。
こちら大阪ですと35度にもなるような時期なので、塗装にはかなり厳しい状況です。
塗装に一番いいのは春や秋など人間が過ごしやすい時期が一番いいのですが、工夫が必要になりますがもちろん真夏にも塗ることができます。
ちなみに当店のデモカーもお盆休みに塗っています。


少しでも日陰に入るの図。

真夏に塗る場合は下記をご注意いただければ塗れます

1、ボディに直射日光が当たらないようにする

ボディがアツアツだと塗ってるそばから塗料がどんどん乾いていき、刷毛目やローラーの模様が消える前に乾いてしまいます。
さらにいくと、ローラーや刷毛とボディが引っ付いてしまうような感じになり、大変塗りにくいです。

日陰で塗るようにしましょう。
ちなみに、当店のデモカーも日陰になってから塗り始めています。

 

2、少し多めに薄める

乾燥を遅らせるためにラッカーならラッカーシンナー、ウレタンの場合はウレタンシンナー、水性の場合は水で、缶の表記より多めに薄めて塗ると少しましになります。
ただ下記の方法が一番効果的です。

3、乾燥を遅らせるシンナー(リターダー)を使う

ラッカーシンナーとウレタンシンナーには乾燥を遅らせるリターダーシンナーというものがあります。
それぞれ5パーセントほど塗料に追加すると、乾燥を遅らせることができますので格段に塗りやすくなります。

もちろん上記1、2の対策を行ってから、さらに行っていただくと効果的です。

ここで冒頭の、お問合せ内容

「この時期に刷毛塗り全塗装するならどの塗料が扱いやすいですか?」

に戻るのですが、リターダーシンナーがない分、水性塗料は乾燥スピードを調整しにくく、この時期塗りにくい場合が多いようです。
水性をどうしても選ばないといけない場合は、日陰で塗るなどボディを冷やす工夫などを行ってくださいませ。

 

刷毛塗り全塗装

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ご挨拶

当店・株式会社タカラ塗料は昭和24年から続く塗料店です。 先代社長(僕から見ると祖父)はもともと日本ペイントで技術として働いていて、その後タカラ塗料を発足させました。

オリジナル商品

当店では、お客様との距離が近い分、 「こんな塗料が欲しい!」 「あんな商品があったらいいな」 というご意見を多数お聞きします。 それを叶えるために、色々とお調べしまして既製品を探すのですが、存在しないことも多々あります。 無いなら作ってしまえ!ということで、他のお店には無いオリジナル商品が多数あります。 そんな商品をご紹介します。

  • セメント風塗料材

  • チョークボードペイント

  • エイジング塗料のコンガリー

  • サビ風塗料

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